【後悔!中古マンション購入時の注意点10選!】男女103人アンケート調査

【後悔!中古マンション購入時の注意点10選!】男女103人アンケート調査

マンション購入は大きい買い物。
物件価格やエリアはもちろんのこと、それ以外にも気になる点はたくさんあります。

中古マンションを購入した方は何を重視して探していたのか、また購入後に気づいた『もっとここにも注意すればよかった・・』という後悔はどんな点だったのでしょうか。

そこで今回は自宅用に中古マンションを購入したことがある男女103人にアンケートを実施しました。

記事の目次

  1. 1中古マンション購入時に最も重視したことは「周辺環境」
  2. 1.11位 周辺環境
  3. 1.22位 間取り
  4. 1.33位 築年数
  5. 1.44位 日当たりの良さ
  6. 1.55位 広さ
  7. 1.66位 内装のきれいさ
  8. 1.77位 静かさ・防音対策
  9. 1.88位 資産価値
  10. 1.99位 新耐震基準に対応しているかどうか
  11. 1.1010位 設備
  12. 1.11同率10位 近隣住民
  13. 2中古マンション購入時にもっと注意すればよかったことは「マンションの今後の修繕計画」
  14. 2.11位 マンションの今後の修繕計画
  15. 2.22位 築年数
  16. 2.3同率2位 静かさ・防音対策
  17. 2.4同率2位 収納の使いやすさ
  18. 2.55位 間取り
  19. 2.66位 設備
  20. 2.7同率6位 日当たりの良さ
  21. 2.8同率6位 近隣住民
  22. 2.99位 資産価値
  23. 2.10同率9位 周辺環境
  24. 3まとめ※チェックリスト付!

【調査概要】

  • 調査対象:自宅用に中古マンションを購入したことがある人
  • 調査期間:2023年5月24日~6月7日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:103人(女性55人/男性48人)
  • 年代の割合:20代 3.9%、30代 45.1%、40代 32.4%、50代 2.9%

調査や調査データについて
調査した内容を出典元のURLのリンクを追加・明記していただければ、基本的にご利用いただけます。
上記以外のお問い合わせはこちらからお問い合わせください。

中古マンション購入時に最も重視したことは「周辺環境」

自宅用に中古マンションを購入したことがある103人に「中古マンション購入時に最も重視したこと」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

1位は「周辺環境(44人)」、2位は「間取り(36人)」でした。

以降、3位「築年数(30人)」、4位「日当たりの良さ(26人)」と続きます。

長く住む前提のマンション購入では周辺環境が1位にランクインしました。

全体的には室内に関するチェック項目が多くランクインしました。

具体的な回答を紹介します。

1位 周辺環境

女性

女性

治安が良く子育てしやすいかどうか(33歳)

男性

男性

会社までの通勤利便性と徒歩圏内に食料品が購入できるスーパーがあることを確認した。(46歳)

女性

女性

駅近やスーパーなどの商業施設、病院などのアクセスの良さ。(30歳)

1位は「周辺環境」でした。

周辺環境の良さは住みやすさと生活の質を向上させる重要なポイントです。
「駅から家までの道中にスーパーがほしい」「職場まで電車で30分以内がいい」など周辺環境のこだわりは人それぞれです。

2位 間取り

女性

女性

間取りが一番重視しました。南側にリビングがある部屋にこだわった(50歳)

女性

女性

家族が増えるので将来を見越して3LDKを探していた(30歳)

女性

女性

基本的に角部屋が良かったので、角部屋で空きがないか重点的に探しました。 また、間取りも回遊動線になっているものや全室洋室のところを探しました。(42歳)

2位は「間取り」でした。

部屋の数や広さはもちろんのこと、生活導線を気にする人も多くいました。
間取り図ではイメージがしづらいので実際に見に行った際に導線は確認をしましょう。

3位 築年数

男性

男性

古くなっても利用価値があるのか、またそれは土地や位置的なものもあるので、場所も意識した。居住と資産両面で見た。(36歳)

男性

男性

希望する予算の中で、出来るだけ築年数が新しく綺麗な物件を探しました。(43歳)

男性

男性

築年数が古いと安く買えることもあるので築年数を重視しています。(59歳)

3位は「築年数」でした。

中古マンションは築何年を選ぶかで外観や今後の資産価値にも大きく影響をします。
また築年数は建物の耐久性やメンテナンスの必要性を示す指標となります。
これらの要素から、築年数は中古マンションの購入において重要な要素となります。

4位 日当たりの良さ

男性

男性

西日が当たることに慣れていたので、西向きの部屋を選びました。(26歳)

女性

女性

日当たりが良くて明るい印象の家が良いと思って重視していました。(42歳)

女性

女性

朝しか日当たりが良くないのは嫌だから。(39歳)

4位は「日当たりの良さ」でした。

日当たりが悪いと日当たりの良い家に比べると、部屋の印象もなんだか暗く感じてしまいがち。日中に家で過ごす時間が長い方にとっては、意識したい重要なポイントです。

5位 広さ

女性

女性

調べるときの条件として、間取りと広さを一番重視しました。具体的には3LDK、70平米を目安に探していました。(34歳)

女性

女性

前に住んでいた賃貸が狭かったので広いところ、なおかつ広すぎると掃除が大変なので適度な広さのところを希望しました。(32歳)

女性

女性

部屋の広さは家族で住むためには重要だったのでかなり重視して選びました。(47歳)

5位は「広さ」でした。

賃貸では叶わない広さも中古マンションの購入であれば実現可能になります。もっと広い家に住みたいと賃貸から購入のきっかけになることも多い分、広さを重視したという声も多くありました。

6位 内装のきれいさ

女性

女性

中古でも内装が綺麗なこと、外から家の中があまり見えない事を重視した。(51歳)

女性

女性

築年数は気にしない一方、人に入られても恥ずかしくないようにフルリノベーションをしている物件にしました。(32歳)

女性

女性

中古マンションで築年数が経っていてもリフォームされていて綺麗であれば問題ないから(41歳)

6位は「内装のきれいさ」でした。

中古マンションならではの気になるポイントでもある内装のきれいさ。中古マンションはフルリノベーションされている物件も多く、自分でリノベーションする必要もない新築同様のきれいさのことも多いです。

7位 静かさ・防音対策

男性

男性

壁の厚さを気にした(35歳)

男性

男性

周囲の部屋から音や振動が伝わって来ない構造。(45歳)

7位は「静かさ・防音対策」でした。

ずっと生活をしていく上で防音対策がどれくらいされているのかは気にするポイントです。マンションの構造をチェックしつつ、実際に内見をした際に壁の厚みはどれくらいか確認する人が多いようです。

8位 資産価値

女性

女性

この先売却する事があれば、少しでも高い方がいいから。(53歳)

女性

女性

自分が住む家だが、不動産投資という感覚もあった為、将来的に賃貸に出したり、高価格で売れる家を探した。(34歳)

8位は「資産価値」でした。

一生に一度の住まいではなく、住み替えを視野に入れたマンション購入が主流になってきています。そのため何かあったときには「売れる」物件という資産価値を意識する場合、資産価値の下落が緩やかな中古マンションを選ぶ人が多いです。
 

9位 新耐震基準に対応しているかどうか

男性

男性

新耐震基準に対応した物件かどうかとマンションの今後の修繕計画を管理組合を通じて話を聞いた(57歳)

9位は「新耐震基準に対応しているかどうか」でした。

耐震基準を気にして新耐震物件なのか注目する方もいました。中古マンションには旧耐震と新耐震があります。
 

旧耐震 旧耐震は震度5まで倒壊・損傷しないという基準
新耐震 「震度6~7の大規模地震に対して倒壊しない」という内容になり、住宅の最低限の強度が引き上がった

10位 設備

女性

女性

浴室乾燥などがついているか(39歳)

10位は「設備」でした。

浴室乾燥機や食洗器など内装の設備や、オートロック、防犯カメラ、宅配ボックスなど共有部の設備にこだわる声もありました。賃貸と比較しても購入の方が設備が充実しているケースが多いです。

同率10位 近隣住民

男性

男性

上下隣からの騒音の苦情がないかをチェック(62歳)

女性

女性

近隣の住人がまともかどうか(34歳)

同率10位で「近隣住民」もランクインしました。

トラブルのもとになりうる近隣住民。どんな人が住んでいるのかはできれば確認をしておきたいところです。マンションの共用部に注意書きの張り紙がないか、ゴミ出しのきれいさからも近隣住民のチェックをすることができます。

中古マンション購入時にもっと注意すればよかったことは「マンションの今後の修繕計画」

続いて中古マンション購入時にもっと注意すればよかったことを聞いたところ1位は「マンションの今後の修繕計画」でした。

2位「静かさ・防音対策(13人)」、同率2位「静かさ・防音対策」「収納の使いやすさ」、5位「間取り(11人)」と続きます。

中古マンション購入時には重視されていなかった「マンションの今後の修繕計画」をしっかりと確認せず、あとから後悔したという声が多数。

また「中古マンション購入時に最も重視したこと」で上位に入らなかった項目としては、「収納の使いやすさ」「設備」があがりました。

1位 マンションの今後の修繕計画

女性

女性

それなりの年数が経っているマンションを購入すると、修繕積立金が上がったりするので、何年でどの程度の修繕を予定しているのか確認しておくべきだったと思います。(38歳)

女性

女性

購入後に修繕計画が全くないことを知り、愕然としたしマンションに住み続けることに不安を感じたから(38歳)

男性

男性

築年数が経ってからの購入の為、管理費・修繕費が上がってしまった。(48歳)

1位は「マンションの今後の修繕計画」でした。

「修繕積立金が購入後に大幅に上がったから」という声もありました。
なかには「入居2年目に理事になった時に修繕積立金が足りない問題を知ってしまったから」といった声もあり、購入前に確認をしておくべき重要さがわかります。
現状の管理費・修繕費積立金はいくらでどれくらい上がる可能性があるのか、また修繕積立金の滞納がないのかは事前に確認をすることが重要です。

2位 築年数

女性

女性

多少古くても条件が合えばいいなと思って買いましたが、やはりいくらリノベーションしても古いものは古いので、エレベーターもきしむし、なんとなく部屋全体が古臭くカビ臭い感じが消えません。(30歳)

男性

男性

すでにそれなりに老朽化はしているわけで、実際に住んでみると、その辺のところは気になる。(60歳)

女性

女性

古いので老朽化が激しい気がする。(32歳)

2位は「築年数」でした。

実際に住んでみると気になるといった声があがりました。築年数が古い分、費用は安くなりますが、その分リノベーション費用がかかってしまい逆に高くついてしまうケースもあります。築年数が経っている場合は大規模修繕がきちんと行われているか、管理状況なども確認するようにしましょう。

同率2位 静かさ・防音対策

女性

女性

分譲マンションは防音が良いと思っていたが、思いの外、音が響くようで階下の住人から子供の足音がうるさいと苦情が相次いで対処に困った。(45歳)

女性

女性

上の階だと遮るものがないのでかえって道路の車の音がうるさく感じた。(50歳)

女性

女性

安全面で大通りの近くを選びましたが、バスなどの大型車が走ったり信号機の音が毎回響いて少し後悔しています。(36歳)

同率2位で「静かさ・防音対策」でした。
 

購入時には問題ないと思っていても、実際に生活をしてみると気になったという声もありました。曜日や時間を変えて環境をチェックしておきましょう。とはいえ日常の生活には音がつきものです。自分で出来る工夫も取り入れてみましょう。

同率2位 収納の使いやすさ

女性

女性

置きたいところに置けず、導線が悪いと感じるので、どこの収納に何を入れるかイメージしておけばよかったと思った。(32歳)

男性

男性

収納数が少なく物が収まりきれず率直に不満に感じているからです。(46歳)

女性

女性

収納する物の量までイメージしていなかった為、後にタンスや収納家具を増やすことになり部屋のスペースが狭くなった。(48歳)

同率2位は「収納の使いやすさ」でした。

収納の広さなどは確認するものの実際の収納物の量が合わず、家具を追加するはめになったという声が目立ちました。内見時には物がなにもない分、収納数が多いとそれだけで満足してしまいがち。収納できるのかをイメージしながらチェックするのをオススメします。

5位 間取り

女性

女性

夫が在宅ワークになって、仕事をするスペースを確保しなければならなくなったため、その分家族がつかえるスペースが減ってしまったから(47歳)

女性

女性

思ったよりも狭かったです。(33歳)

女性

女性

窓がない部屋があり使いにくいのでもう少し間取りに関しては勉強してから購入すればよかったと思います。(47歳)

5位は「間取り」でした。

部屋数が足りなくなった以外にも、家具が配置しづらい間取りでスペースをうまく活用しづらかったなど内見時にイメージをしなかったがゆえの後悔もあります。納戸やサービスルームのある間取りは実際にうまく活用できるのかもきちんとイメージしましょう。

6位 設備

女性

女性

食洗機がついていないので後付けのものを買おうとしたら、我が家の場合流しの下の引き出しを数センチ開けっぱなしにする必要があると言われ後付けができなかった。(36歳)

女性

女性

追い焚き機能がなかったり、キッチンにコンセントがなかったりで後から工事する羽目になった(30歳)

6位は「設備」でした。

どんな設備が自分にとって必要なのか一度考えましょう。もしその設備がない場合は妥協ができるのか、自分で設置することは可能なのか、その場合費用はどれくらいかかりそうなのかも事前に確認をしておきましょう。

同率6位 日当たりの良さ

女性

女性

日当たりが悪く昼間も電気が必要(41歳)

男性

男性

生活環境の質を左右する要因である(29歳)

同率6位は「日当たりの良さ」でした。

日当たりは洗濯物が乾きやすい、日中に暖房をつけなくても温かい、室内にカビが生えづらい、体内リズムが整いやすいなどメリットは数多くあります。日中は仕事でほぼ家にいないからと気にしない人でも、意外と休日に日当たりの悪さが気になってしまうことも多いです。許容範囲なのかよく確認するようにしましょう。

同率6位 近隣住民

男性

男性

意外と隣の部屋との壁が薄く、隣の部屋の物音が気になることが多かったからです。(26歳)

男性

男性

モラルのない住民がいるとそれだけで生活の質が下がるから。(36歳)

同率6位は「近隣住民」でした。

不動産会社に過去にトラブルはなかったか確認をしてみる、マンションの共用部やゴミ捨て場のきれいさでマナーを確認する、壁の厚さを気にするなどして近隣住民とのトラブルや騒音に悩まされないように事前に確認をしておきましょう。

9位 資産価値

男性

男性

売るときの資産価値も考慮したらよかったとおもいます。(36歳)

男性

男性

駅に近くないので、売る時の価値が低くなってしまうから。(36歳)

9位は「資産価値」でした。

なにかあった時に「売れる」資産価値の高い物件の方がいざというときに安心です。また資産価値が高い=利便性がよかったり、駅から近いなど住みやすい物件とも言えます。周辺相場に対して価格が適正なのかなどもしっかり確認をするようにしましょう。

同率9位 周辺環境

女性

女性

どんな場所なのかもっと知っておく必要がありました。(49歳)

男性

男性

近所に夜や早朝に活動する人がいると、かなり騒がしく体内時計が狂います。ストレスにもなるので、近所のお店や人通りは要注意だと思いました。(40歳)

同率9位は「周辺環境」でした。

人によってはついついチェックを怠りがちな周辺環境。外的要因は事前によく確認をしておかないとあとからストレスに感じてしまうことが多いです。自分が住むエリアはどんな街なのか、駅から家までの道中もいろんな道を事前に散歩しておくことをおすすめします。

まとめ※チェックリスト付!

中古マンション購入時には「周辺環境」や「間取り」を重視している人が多いことがわかりました。

一方で購入後もっと注意しておけばよかったと思うことは「マンションの今後の修繕計画」があがりました。

実際に購入してから、もっとこうしておけばよかったと後悔をしないように部屋の中だけではなく、「周辺環境」や「マンションの修繕計画」などもしっかり確認をしましょう。

忘れがちな項目をチェックリストにまとめました。ぜひご活用ください。

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