ユニットハウスは住宅として利用できる?仕組みやプレハブ住宅との違いを解説!
記事の目次
- 1ユニットハウス住宅の仕組みやメリット・デメリットとは?
- 2【住宅】ユニットハウスの仕組みと特徴
- 2.1ユニットハウスとは
- 2.2ユニットハウスの用途
- 2.3プレハブハウスとの違い
- 3【住宅】ユニットハウスのメリット
- 3.1一般的な住宅より価格が安い
- 3.2安定した品質
- 3.3移動・増改築しやすい
- 3.4撤去が簡単
- 4【住宅】ユニットハウスのデメリット
- 4.1立地による制限がある
- 4.2間取りの自由度が低い
- 4.3デザインの選択肢が少ない
- 5【住宅】ユニットハウス・プレハブハウスの価格相場
- 5.1ユニットハウスの価格相場
- 5.2プレハブハウスの価格相場
- 6ユニットハウスは別荘として利用するのがおすすめ
- 6.1ユニットハウスの住みやすさ
- 6.2ユニットハウスは別荘向き
- 7ユニットハウスはメイン住宅ではなく別荘にするのがおすすめ!
ユニットハウス住宅の仕組みやメリット・デメリットとは?
ユニットハウスとは、「プレハブ工法」の一種。
プレハブ工法には、様々な種類があります。
その中でもユニットハウスは、工場などでユニットと呼ばれる完成に近い形まで組み上げられてから現地まで運び、設置される仕様です。
ユニットハウスは、”住宅”としてはあまり馴染みがない工法でしょう。
しかし、ユニット工法にはメリットも多いので、住宅としての選択肢として考える人もいらっしゃるのです。
今回は、ユニットハウスの仕組みと特徴やプレハブハウスとの違い、メリット・デメリット、ユニットハウスやプレハブハウスの価格相場まで詳しく解説します。
【住宅】ユニットハウスの仕組みと特徴
ユニットハウスの仕組みと特徴についてお話しします。
ユニットハウスとは
ユニットハウスとは、どのような仕組みなのでしょうか?
ユニットハウスは、プレハブ工法の一種です。
プレハブハウスと同様と扱われることがありますが、実際には細かな仕組みに違いがあります。
工場で部材が組み立てて長方形の箱を現地に運び込む建物
ユニットハウスの最大の特徴は、工場などで部品を完成に近い形まで組み立て、ユニットと呼ばれる長方形の箱を現地まで運び込む仕組みです。
小さい建物しか建てることができないと思われる人もいらっしゃいますが、ユニットを複数連結することで面積を広くすることもできます。
一般的に約80%の工程が工場で行われる
ユニットハウスは、どの程度の組み立てが工場で行われるのでしょうか?
結論から言えば、約80%の工程が工場で行われます。
その後、トラックや大型クレーンなどで現地に運びこむ仕組みです。
工期の短さが特徴
ユニットハウスは、ユニットハウスのほとんどを工場などで組み立ててから現地に運び込む仕組み。
そのため、工期の短さがユニットハウスの特徴とも言えるでしょう。
現地に到着してからの組み立て日数は、最短で1日という驚くべき早さです。
ある程度の広さにしたい場合は現地でユニットを連結する必要がありますが、通常の住宅よりも圧倒的に工期は短いというメリットがあります。
ユニットハウスの用途
ユニットハウスは、工程はシンプルですが、電気設備や給排水設備なども備え付けられています。
そのため、様々な用途に利用可能です。
事務所・仮設宿屋・イベント施設など
事務所や仮設宿舎、イベント施設をはじめとして幅広い用途があるユニットハウス。
ユニットハウスの用途の一例を紹介しますので、参考にしてください。
ユニットハウスの用途
- 事務所
- 仮設宿舎
- イベント施設
- 災害時の医療施設
- 子ども部屋
- 倉庫
- 部屋の拡充など
プレハブハウスとの違い
ユニットハウスとプレハブハウスには、どのような違いがあるのでしょうか?
プレハブ工法の一種であるユニットハウス。
プレハブ工法は、長年仮設住宅など様々用途で使われている手段であり、現代では一般的な住宅でも導入されています。
実は、ユニットハウスは、プレハブハウスの進化系とも言われています。
プレハブ住宅の魅力は、以下の記事を参考にしてください。
ユニットハウスより工期が長い
ユニットハウスとプレハブハウスの大きな違いは、工期や工程にあります。
工場などであらかじめ製造することで現地での作業を減らす点には違いはありません。
しかし、現地での組み立てや建設作業が必要か否かで工期に大きく違いが出ます。
プレハブハウスは、ユニットハウスよりも工期が長い特徴を持つのです。
プレハブハウスの工期
プレハブハウスは、工場などで生産した部材を現地まで運びます。
その後、現地でそれらの組み立てを行うのが一般的です。
一般的にプレハブハウスハウスの施工に必要な期間は、1~2週間程度だと言われています。
しかし、雨など天候が悪い日には作業に遅れがでてしまうため、さらに工期が伸びる可能性も否定できません。
また、プレハブハウスはユニットハウスと比べて人員も必要となるなどのデメリットもあります。
ユニットハウスの工期
ユニットハウスは、基本的に工場などでユニットと呼ばれる形まで組み立てられます。
そこには、当然”屋根”まで組み立てられているため、雨の日などにも設置可能です。
ユニットハウスの施工期間は、最短1日~です。
広さによって連結などの作業が必要となるため多少工期が伸びる可能性もあります。
早めにハウスを利用したい場合には、ユニットハウスを利用するのが良いでしょう。
耐震性
ユニットハウスは、ほとんどを組み立てた後に運搬するため、揺れを前提としてつくられています。
そのため、部材を運び込み組み立てを行うプレハブハウスよりも耐震性に優れていると言えるでしょう。
【住宅】ユニットハウスのメリット
ここで紹介するユニットハウスのメリットは、以下の4つ。
ユニットハウスのメリット
- 一般的な住宅よりも価格が安い
- 安定した品質
- 移動や増改築がしやすい
- 撤去が簡単
ユニットハウスのメリットについてお話しします。
一般的な住宅より価格が安い
ユニットハウスのメリット①は、一般的な住宅よりも価格が安いこと。
基本的にプレハブ工法は、一般的な住宅を立てる時よりも工期を短縮できます。
ユニットハウスは、一般的なプレハブ工法よりもさらに効率よく建てることが可能というメリットがあります。
人員コストを削減できる
工期が短縮できるということは、その分の人件費などのコストも従来よりも大幅に削減できるということ。
そのため、一般的な住宅よりもトータルコストを抑えることが可能となります。
安定した品質
ユニットハウスのメリット②は、品質が安定していること。
ユニットハウスは、効率的な生産性を意識したデザインであることがほとんど。
大量生産可能な規格品も多く存在します。
そのため、性質や安全性といった品質が安定しているメリットに繋がるのです。
移動・増改築しやすい
ユニットハウスのメリット③は、移動・増改築がしやすいこと。
ユニットハウスは、ほとんど組み立てられている状態で現地に運ばれることを何度かお話ししました。
そのため、ユニットハウスは簡単に場所を移動することもできます。
また、面積を増やしたい場合にも新たにユニットを追加するだけの工程なので、手軽に増改築が可能。
そのような住まいの柔軟性は、通常の住宅にはないメリットだと言えるでしょう。
撤去が簡単
ユニットハウスのメリット④は、撤去が簡単なこと。
撤去したい場合にも大型クレーンやトラックで撤去可能。
また、ユニットハウスが不要になった場合には買取りをしてもらうこともできます。
リサイクル性の高さもユニットハウスの大きなメリットのひとつなのです。
【住宅】ユニットハウスのデメリット
ユニットハウスのデメリットは、大きく分けて以下の3つ。
ユニットハウスのデメリット
- 立地による制限がある
- 間取りの自由度が低い
- デザインの選択肢が少ない
ユニットハウスのデメリットについてお話しします。
立地による制限がある
ユニットハウスのデメリット①は、立地による制限です。
ユニットハウスは、立地によって設置できない可能性があることを念頭に置きましょう。
十分なスペースが必要
ユニットハウスは、ほぼ完成している状態のユニットをトラックや大型クレーンなどで現場に運び込みます。
そのため、トラックや大型クレーンなどの車両が入らない場所などはユニットハウスの設置ができないので注意してください。
つまり、ユニットハウスを設置するためには、十分なスペースがなければならないというデメリットに繋がるのです。
住宅密集地は難しい
電線などの障害物などがある場合も上記と同様にユニットハウスの設置が難しいと言わざるを得ません。
それは、クレーンでの吊り上げが難しいことが理由として挙げられます。
住宅の密集地では、電線が張り巡らされ道が狭い可能性が高いことから、ユニットハウスの設置は難しいでしょう。
間取りの自由度が低い
高さ・広さの制限
ユニットハウスは、ほぼ完成しているユニットをトラックや大型クレーンなどで運び込むため、高さに制限が設けられます。
一般的には、2,700mmが標準と高さとされており、それ以上の高さのユニットハウスの設置は難しいでしょう。
また、ユニット1つの広さには限界があるので、広々とした空間をつくることは困難です。
全体の広さを求める場合は、ユニットを追加することで面積を増やすことができます。
しかし、1つの部屋を広くする場合には、ユニットをいくつか設置した後に壁の撤去などが必要です。
そのため、ユニットハウスの工期の短さや低コストといったメリット部分が失われてしまう可能性もあるので注意してください。
デザインの選択肢が少ない
ユニットハウスのデメリット③は、デザインの選択肢が少ないこと。
ユニットハウスは、効率化をはかるため製品が規格化それていることがほとんど。
そのため、素材などの選択にも限りがあります。
そのことから、"デザインの自由度は低い"と言えるでしょう。
また、通常の住宅とは異なり「一部リフォーム」などをすることも難しいというデメリットもあります。
ユニットハウスでリフォームしたい場合は、基本的にユニットを交換する必要があることを覚えておいてください。
【住宅】ユニットハウス・プレハブハウスの価格相場
一般的な住宅と比べて、ユニットハウス・プレハブハウスともに価格が安いという特徴があります。
一般的な住宅には数千万単位の費用が必要となりますが、ユニットハウスやプレハブハウスは、どの程度の費用が必要となるのでしょうか?
ユニットハウスの価格相場
ユニットハウスは、様々な用途に利用可能です。
用途によって構造にも違いがあります。
それらによって価格の相場は、大きく差が出るのです。
基本的にユニットハウスは、一棟あたりの値段で表示されます。
簡易的な造りの物置などでは、10万円程度の価格から設置も可能。
しかし、ユニットハウスを住宅として利用するためには、ユニットハウスの性能(断熱性や通風性など)も重視しなくてはなりません。
その場合でも100〜200万円程度/棟の価格で取り扱いしていることも多いでしょう。
しかし、設備(キッチンや水回りなど)を導入するためにプラスで費用がかかるケースもあります。
そのため、事前に明確な見積もりを取り、しっかりと確認することが大切です。
プレハブハウスの価格相場
プレハブハウスは、"一棟あたりの価格"で表示されるユニットハウスとは違い、"坪単価"で価格が表示されるのが一般的です。
プレハブハウスは、用途や材質(鉄鋼・木質・コンクリートなど)によって費用に差が出ます。
大規模なオフィスなど様々なタイプがありますが、ものによっては1,000万円を超えることもあるでしょう。
プレハブハウスの価格相場は、坪単価65~80万円程度。
簡素なプレハブハウスであれば、坪単価5~20万円程度で建てることが可能です。
住宅として利用するためのプレハブハウスは、ユニットハウスよりも価格が高額になる傾向にあります。
しかし、プレハブハウスはユニットハウスとは違い自由度が高く、好みの設備や内装を導入することもできるのです。
理想の設備や内装を導入可能かどうか、可能な場合の導入費用などをしっかりと確認しましょう。
材質・工法と坪単価に関しては、以下の表を参考にしてください。
材質・工法 | 坪 | 単価の相場
鉄鋼系 | 65~80万円 |
ユニット系 | 65~80万円 |
木質系 | 65~80万円 |
コンクリート系 | 75~90万円 |
ユニットハウスは別荘として利用するのがおすすめ
ユニットハウスは、一般的な住宅と違う特徴を持ちます。
メリット・デメリットでお話ししたことを考えると、住宅として利用可能なのか不安を感じる人も多いでしょう。
ユニットハウスは、住宅として利用することは可能です。
しかし、ユニットハウスは、住宅としてよりも別荘として利用するのがおすすめ。
なぜ別荘としての利用がおすすめなのが、以下で詳しく解説します。
ユニットハウスの住みやすさ
ユニットハウスは、耐震性や気密性・断熱性に優れている商品が多いため、外気の影響を受ける心配は少ないです。
また、生活するために欠かせないキッチンやお風呂、トイレといった設備も導入可能。
日々の暮らしをするための不便は少ないと考えられます。
それらを考慮すると、ユニットハウスは、快適な住環境を保つことができるでしょう。
さらに、1つのユニットでは、広さの限界はありますが、横に連結することでスペースを確保可能。
縦に連結することで二階建てにもすることができるのです。
メンテナンス次第で10〜20年の利用が可能
ユニットハウスの耐久性に不安を感じている人も少なくありません。
実際ユニットハウスは、メンテナンス次第で10~20年の利用が可能となります。
ユニットハウスは別荘向き
ユニットハウスは、住宅としての利用も不可能ではないとお話ししました。
しかし、実際は住宅としてよりも別荘に向いているタイプの住居だと言えます。
その理由は、一般の住宅で利用されている在来工法などと比べると”耐久性”や”耐火性”が劣ってしまうからです。
耐久性・耐火性が心配
住まいとしては、通常の住宅と同様に快適に利用できるユニットハウス。
上記でお話しした通り、一般的な住宅の工法と比べると耐久性や耐火性に不安が残ります。
そのため、一生を過ごすメインの住宅としては、向いているとは断言できません。
ただし、移設や増改築が簡単というメリットがあるため、別荘やメイン住宅とは別の離れとしての利用には最適な住居だと言えるでしょう。
ユニットハウスはメイン住宅ではなく別荘にするのがおすすめ!
ユニットハウスの仕組みは、通常の住宅とは異なるため、あまり馴染みのない人も多いでしょう。
ユニットハウスには、メリット・デメリットがそれぞれありますが、実際にメインの住宅としての利用に向いているとは断言できません。
ただし、ユニットハウスのメリットを生かすことのできる別荘や離れとしては、最適な住居だと言えるでしょう。
20代でもローンが通りやすいサービス「ieyasu」
20代・一人暮らしでの住宅ローンは投資に関する懸念や、勤続年数や年収が安定していないという理由から、審査に通過できないことが多いです。
しかし、ieyasuでは、20代の一人暮らしの方でも住宅ローンの審査通過率が95%以上となっています。また、審査通過率だけでなく、金利の低さや保証内容など、あなたにとってベストな金融機関の提案に優れています。
女性
ieyasuが20代でも住宅ローンが通りやすい理由
- 投資懸念され通りにくい20代・単身でもieyasuからならOKと金融機関と提携している
- 一般的には提携銀行のみ、ieyasuは全国の金融機関にヒアリング
- 一般的には金融機関申込1件に対してieyasuは最低でも4社以上
- 一般的には頭金10~20%に対してieyasuはフルローンが可能
- 一般的にローン代行手数料11万かかるところ、ieyasuでは正規仲介手数料のみ
購入後は住宅ローンがあなたのパートナーになる。
購入後、住宅ローンはあなたのパートナーになります。
審査に通過するのはもちろんですが、自分にとって最適な金融機関でないと意味がありません。
ieyasuでは、30~50の金融機関にヒアリングをしてあなたにとってベストな金融機関を探します。
一般的には提携銀行1社のみの紹介、かつ利用条件が厳しい中、ieyasuでは、
「頭金を入れることができない」「低金利で組みたい」などお客様のご要望に添える金融機関をご提案します。
ieyasuはLINE登録がオススメ!
- 希望条件の登録で自分にピッタリな物件提案を受け取れる
- 個別相談の日程調整もLINEで完結
- Amazonギフト券がもらえる限定キャンペーン
- 20代・一人暮らしの購入者インタビュー限定公開!
ieyasuでは資産価値としても高い東京都を中心に、お客様にピッタリの住まいをご提案させていただきます。
基礎的な質問から具体的なプランまで、あなたの住まい探しのお手伝いをさせていただきます!
【無料お役立ち資料プレゼント中】
20代で住宅を購入した人ってどんな人?気になる中身は・・
- 20代のそれぞれの購入ストーリーを紹介
- 購入のきっかけやどんな家を購入したか気になる情報が知れる!
- 購入後の生活もインタビュー!
- これから購入を考えている人へのメッセージ
株式会社EST GROUP 代表取締役社長
渡邊 亮介
22歳から“利用価値”を重視した一生のマイホーム購入を取り扱う不動産会社に参入。その後25歳で営業代行会社を設立し、富裕層向けに特化した“資産価値”重視の投資用不動産の売買をスタート。28歳で㈱ESTGROUPを設立。20代でもローンが通りやすいサービス「ieyasu(イエヤス)」を運営。注文住宅・土地・一戸建て・マンション購入のサポート累計240件以上。投資用不動産の購入サポート累計350棟以上。自身でも投資家として都内にビルを所有
ieyasuはなんで住宅ローンに強いの?