世田谷区の住みやすさは？家賃相場の比較ランキングも解説します

「世田谷区の家賃ってどのくらい？」

「世田谷区で安くて住みやすいエリアはどこ？」

世田谷区は自然が多い住宅街として人気の高い地域ですが、実際のところ治安や利便性などが気になっている方もいるでしょう。

本記事では、世田谷区の家賃相場について、間取り別に周辺駅と徹底的に比較していきます。

世田谷区の住みやすさについてもご紹介しておりますので、引越しを検討中の方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

高級住宅街、セレブの街というイメージのある世田谷区。一体家賃相場はどれくらいなのでしょうか？間取り別の家賃相場を以下にお伝えします。

参考：homes

世田谷区は生活と交通の利便性が良く、家賃相場も比較的高い設定です。

ただし、世田谷区内でもエリアによって家賃相場が低い街も存在します。おすすめの街や間取り別の家賃相場は後ほどお伝えするので、このまま読み進めてください。

東京23区の南西部に位置する世田谷区は、都会的な雰囲気と落ち着いた暮らしが両立する住みやすいエリアです。
人気の二子玉川や渋谷までのアクセスが良く、利便性が高いと言えます。

一方で、東京とは思えないほどの自然豊かな散策スポットもあり『等々渓谷公園』は通勤経路にしている人も。非常に子育て世帯や単身者にも暮らしやすい人気の場所です。

世田谷区は、2021年4月1日時点での自治体調べによると推定人口が948.147人で、東京23区では最多となっています。ちなみに2位は練馬区で753,045人、3位は大田区で748,291人です。

世田谷区は2位の練馬区と200,000人近くの差があり、ダントツの人口の多さであることが分かりました。

加えて、世田谷区は人口から考えると23区内では最大の広さと思われがちですが、意外にも土地の面積は58.08㎢で23区内では2番目の大きさです。1位は大田区で60.42㎢。世田谷区の面積は、23区の土地の平均面積26.88㎢を大きく上回る広さということになります。

世田谷区内にある武蔵野台地の一部は、幾つかの河川によって浸食されています。そのため、土地の形状が丘や谷の起伏があるのが特徴です。

エリア内は坂道も多く、丘の高い位置に建てられている住宅の敷地からは世田谷区内を一望できる場所も存在します。

世田谷区は、エリアによって街の様子がガラリと変わり、意外と農地が残っているのも特徴です。遡ること500年以上前の江戸時代には、野菜を供給する近郊農村として発展してきた歴史があると言われています。

その名残からか、現在でも喜多見地区を中心に農作体験が楽しめる畑が広がっているのが特徴です。特に、世田谷駅から徒歩6分の場所にある農地を利用したファミリー農園では、幅広い年齢層の方が野菜作りを楽しんでいます。

世田谷区は都会のイメージがありますが、郊外の雰囲気も兼ね備えている地域なのです。

東京都は全国的に見て物価が高く年収も高い傾向にありますが、その中で世田谷区の年収はどれくらいなのか以下の表にまとめてみました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 平均年収（円）　

（参照：資産形成ゴールドオンラインhttps://gentosha-go.com/articles/-/35327）

23区年収ランキングの結果を見ると、世田谷区は7位にランクイン。

23区の平均年収538万円を上回っています。もともと東京都は全国（の平均年収440万円）から見ても平均年収は高く、その中でも世田谷区は7位という結果で、生活水準は高いと言えるでしょう。
（参照：国税局平成30年分民間給与実態統計調査）

世田谷区は23区の中では犯罪件数で見るとダントツで多いですが、その分人口も多いため犯罪発生率で見ると治安は良い方です。区内には有名な成城学園大学の他、小学校・中学校も多く警察によるパトロール体制が徹底されており、その点からも治安の良さが伺えます。

世田谷区では「世田谷版ネウボラ」というフィンランドの取組みを参考にした、妊産婦や子育て家庭に寄り添う支援を実施しています。
ネウボラとは、フィンランド語で「相談・アドバイス」の意味。妊娠期から就学前までを専門職の支援を得られるサービスを展開しています。

具体的には、総合支所に配置する「ネウボラ・チーム」が、妊娠中のすべての方を対象に、妊娠中や出産後の心配事二対応したり、2歳になる誕生日までのお子様がいる家庭・里親家庭等にもせたがや子育て利用券を配付するなど、出産・育児などの不安や悩みを気軽に相談することが可能です。

ほかにも、産後ケアセンターではショートステイ（宿泊）、デイケア（日帰り）が利用できたり、子どもの一時預かりサービスなどのバックアップ体制も充実している、子育て世帯に住みやすい地域です。

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世田谷区の家賃相場は先にもお伝えしましたが、ここでは間取り別に比較した家賃相場をお伝えします。

参照：homes

都心である新宿・渋谷の1Kの家賃相場は8.9万円～9.5万円となり、2地域に比べると世田谷区の家賃相場は安くなっています。

1Kの間取りは1つの居室+キッチンです。1Kは居室が仕切られているので来客時に玄関から部屋の様子が見えないのがメリットとなります。

とにかく家賃相場を抑えたい人は、まずは1Kに絞って検索してみるのも良いでしょう。

参照：homes

1Kよりも家賃相場は3万円ほどアップ。
1DKは1部屋+4.5畳～8畳未満のダイニング・キッチンがあります。ダイニングキッチンに椅子とテーブルを置けば居室とは別に食事ができるので、生活にメリハリが出るでしょう。1Kよりも自由に家具が置けるのがメリットです。

参照：homes

 23区内では、1LDKともなると家賃相場は10万円超えが当たり前。世田谷区も例外ではありません。

1LDKの間取りは1部屋+リビング・ダイニング・キッチンです。1DKとの違いは広さで、キッチンスペースが8畳以上あります。LDKに自由な家具配置ができてソファーも置ける間取りです。

参照：homes

2Kは居室が2つ+キッチンスペースです。部屋が2つあるのに家賃相場が比較的安いのがメリット。「部屋は広い方がいいけれど、家賃を抑えたい」という人におすすめの間取りです。1部屋を寝室、もう1部屋を収納スペースや作業部屋にできます。

部屋の収納スペースは保ちつつ、家賃相場が低いのは魅力です。

参照：homes

2DKの家賃相場は2Kと同様であることが多く、世田谷区も例外ではありません。

2DKは居室が2つ+ダイニング・キッチンです。2DKは約40年前に流行った間取りなので、一般的に年数の古い物件が多くなります。ただリノベーションされている可能性もあるので、掘り出し物件に出会えるかもしれません。

参照：homes

2LDKの家賃相場は、世田谷区では15万円以上します。高く感じるかもしれませんが、港区はなんと世田谷区の倍近く家賃相場が高いのが現状。それに比べると世田谷区は住みやすいと言えます。

また、2LDKは2部屋+リビング・ダイニング・キッチンです。注目したいのはLDKの広さで、ほとんどの場合10畳以上あるため3人で住んでも圧迫感を感じません。人気の対面キッチンも多く家族との会話も弾むでしょう。

ただ2LDK以上はどうしても家賃相場が高くなってしまうのが難点です。

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ここからは世田谷区の中でも家賃相場が低い住みやすい駅をランキング形式で紹介します。ご自身の予算に合った物件を探す参考にしてくださいね。

家賃相場が低い駅ランキング及び間取り別の家賃相場（万円）

世田谷区で、シングル向け物件の家賃相場が低い駅を詳しく紹介します。

喜多見駅周辺は、家賃相場が低く世田谷区内の中では住みやすい街として人気があります。

喜多見駅は小田急線で新宿・渋谷に20分以内という好アクセス。周辺には商店街はありますが、繁華街がないので非常に落ち着いた暮らしが実現します。家賃を抑えつつも世田谷区の雰囲気を味わいたい人にピッタリです。

松原駅は東急世田谷線で三軒茶屋や下高井戸で乗り換えれば、新宿や渋谷、東京などの主要駅へ好アクセスとなります。都内でのショッピングや友達との待ち合わせに困らない場所です。

また、世田谷区は起伏の激しい土地でもありますが、松原駅周辺は平らな道が多く自転車での移動がしやすいのも住みやすい理由の1つになっています。

成城学園前は東京でありながら緑豊かな地域で、憩いの空間が楽しめます。街には大きな公園や公共施設が充実し、生活感あふれる静かな環境を好む方におすすめです。

学生も多く住んでいるので、食料品や日用品もリーズナブルな価格で手に入ります。また、小田急小田原線が通っているので主要駅へのアクセスも便利です。ただし、通勤ラッシュの混雑はある程度の覚悟が必要かもしれません。

世田谷区内でおすすめの駅及び間取り別家賃相場（万円）

（参照：2021年11月現在スーモ）

世田谷区で、2人以上向け物件の家賃相場が低い駅を詳しく紹介します。

喜多見駅は世田谷区内では、家賃相場がお手頃で住みやすい街と定評です。

エリア内は電車も利用できますが、車があると更に便利。電車が通っていない場所にもおすすめスポットがあるからです。駐車場代の相場は1.2～2.0万円となっています。

街には大型量販店やショッピングセンター、大病院、公園などもあり生活しやすい環境です。治安が良く20代～30代の方も多く、街には活気があります。

第2位の千歳烏山駅は世田谷区内では「手軽に住みやすい街」としての人気があります。住宅街は少し駅から離れたところに集まっていますが、主要駅へのアクセスは良いと言えます。

買い物はエリア内に4カ所しかなく、やや少ないイメージはあります。しかし、24時間営業の「西友」が駅から徒歩3分圏内にあるので、日常生活に密着した買い物には困らないでしょう。

第3位の芦花公園駅は、駅周辺で再開発が行われファミリー向けのマンションが建ち並ぶ街です。都市部まで電車で15分～20分圏内の好アクセスである一方で、エリア内には大きな公園があり、散歩するのに適しています。

駅前にはスーパーやドラックストアが点在しており、芦花公園駅を利用した通勤・通学をする人にとって便利です。

世田谷区は23区内の中で家賃相場は高めですが、喜多見駅周辺は家賃相場がお手頃で家賃を抑えたい人におすすめです。

この後に詳しく紹介する買い物施設も、高級なお店からチェーン店まで幅広く点在しています。そのため、一人暮らしからファミリー層までかつ様々な年代の人が集まっているのが特徴です。

最寄り駅：小田急小田原線喜多見駅

都心へのアクセスは、東急田園都市線、京王本線、都営地下鉄の3路線が通っています。

新宿・渋谷へは電車で20分圏内

成城学園駅前、二子玉川駅へはバスで15分圏内

喜多見駅は世田谷区の中で家賃が低いだけではなく、物価も安く野菜や肉、魚がお手頃価格で手に入ります。繁華街がないので静かに暮らせるのも魅力。駅から離れるとのどかな風景が広がり、畑や田んぼ道など自然豊かな環境が味わえる街です。

喜多見駅周辺の飲食店やスーパーは、高級店から庶民的な店まで幅広く点在しています。

サミットスーパーは、都内に85店舗もある杉並区が本社のスーパーマーケットです。こだわりの商品が豊富で陳列方法も工夫されており、買い物しやすい環境が整っています。単身者が増えていることを受け、カット野菜や小分けの総菜なども充実しているのが特徴です。

信濃屋は、東京都に店舗展開するスーパーマーケットチェーンです。酒類の品揃えが豊富で、ワインや日本酒などお酒好きの人にも人気となっています。

業務スーパーは、一般のスーパーには売っていない珍しい食品や日用品が手に入ります。家族や知人とバーベキューする時など、食材集めに重宝するはずです。

営業時間が夜中の2時なので、帰りが遅くなって夕飯の準備をするのが面倒な時に便利。様々な丼ものが安く食べられるので、料理をしない一人暮らしの男性にもおすすめです。

ココカラファインは、全国約1,300店舗あるドラッグストアです。調剤薬局が運営しているので、日用品はもちろんのこと風邪薬やコンタクト用品などの種類も豊富です。
 

生活に密着した日用品がお手頃価格で手に入るダイソーは、近くにあると便利です。他のお店で見つからなかった探し物も、「ここに売っていた！」と見つかることがあります。

ファミリーマートやセブンイレブンをはじめ、ミニストップやデイリーヤマザキも点在してます。

喜多見駅のエリア内には小学校や中学校も多いためか、学生に優しい街としても高評価です。警察官による防犯パトロールが徹底されており、女性の一人暮らしや小さなお子さんにとって治安の良い住みやすい街と言えます。

ここからは、世田谷区マンションの家賃相場を築年数・年別で比較して詳しく紹介します。ぜひ、住まい選びの参考にしてください。

築年数及び1LDKと2LDKの家賃相場（万円）

（参照：2021年11月現在スーモ）
※駅徒歩1分～5分で検索しています。

「家賃が高くて予算が合わない」という場合は、築古物件を選ぶのがポイント。築年数が20年～30年経っていてもリノベーションされている物件もあり、掘り出し物件が見つかる可能性はあります。

 面積別の家賃相場（万円）

世田谷区内にある物件の面積と家賃相場の目安がお分かりいただけたと思います。物件選びは面積と間取りどちらか一方だけに重点を置くのはNGで、両方確認するのがおすすめ。

理由は、面積は狭くても導線がいい間取りの場合は効率的な暮らしが実現する可能性があるからです。ぜひ、総合的な判断で失敗しない物件探しをしましょう。

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ここまで世田谷区の家賃相場について間取り別に詳しく解説してきましたが、想像していた世田谷区とイメージは一致していたでしょうか。

世田谷区は東京23区内では家賃が高い傾向で、高級住宅街のイメージが持たれやすいエリアです。

特に家賃相場を抑えつつ、生活や交通の利便性が高い喜多見駅周辺は一人暮らしやファミリー層におすすめです。

ぜひ、家賃だけでなく、物件の間取りや面積もチェックしながらライフスタイルに合わせた住まいを見つけていきましょう。

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