建売住宅メーカーの人気ランキング5選！満足度高く家を購入するポイントとは？

建売住宅の購入を検討しているけれど、どの住宅メーカーがいいのか分からないとお悩みではありませんか。
マイホームの購入で後悔しないためには、満足度の高い人気の住宅メーカーで購入することをおすすめします。

そこで本記事では、建売住宅の概要やメリット・デメリット、人気のあるハウスメーカーとパワービルダーをそれぞれ5つ紹介します。
住宅メーカーを選ぶ際のポイントも解説していますので、建売住宅の購入を検討している方は参考にしてみてください。

「建売住宅」と一言でいっても、建売住宅を販売しているのは「ハウスメーカー」と「パワービルダー」の2種類の会社があります。「パワービルダー」とは、あまり聞きなれないかもしれませんが一般的に以下のような特徴の住宅メーカーのことを指します。

• 初めてマイホームを買う方をターゲットにしている
• 床面積は30坪程度
• 販売価格は、土地と住宅セットで2,000万円～4,000万円程度

まずは、建売住宅と注文住宅の違いについて詳しくみていきましょう。

建売住宅とは、土地・建物（住宅）がセットで売られている新築一戸建て物件のことを指します。完全に完成してから販売する場合と、建売住宅であっても家の建築着工前に販売を開始する場合もあります。

注文住宅とは、1からハウスメーカーなどに依頼して好きな間取り・設備などを決めて家を建てることです。土地を所有していない場合は、土地探し・購入もしなければなりません。ハウスメーカーと打ち合わせを繰り返し、その家庭にあった間取りやお好きなメーカーの設備を選べるのがポイントです。

住宅の購入方法は紹介した通り「建売住宅」と「注文住宅」の2種類がありますが、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。まずは建売住宅のメリットから紹介していきます。

まず、建売住宅のメリットとして「立地が良い」ということが挙げられます。注文住宅の場合、自分で土地探しをする必要がありますが「駅から近い」「商業施設がそろっている」などの好立地の場所に希望するサイズの土地が空いているとは限りません。また、そのような好立地な場合には思ったよりも高い金額であることもあります。

その点、建売住宅であればハウスメーカーやパワービルダーがプロ独自のルートで土地を見つけ買い付けを行うため、好立地な物件を比較的安く購入しやすい傾向があるのです。

一般的に、建売住宅はハウスメーカーやパワービルダーが間取りや設備などをすべて決めています。建売住宅の場合は、同じ設備で同じ間取りの建売住宅を何軒かまとめて建てる場合が多いため建物にかかるコストが抑えられやすいという特徴があります。そのため、物件全体の費用も比較的低く抑えられるのです。

建売住宅を作り、ブランド化できるほどのパワービルダーであれば、大手ハウスメーカーに劣らないほどの実績をこなしているところも多いです。そのため、購入後のアフターサービスや保証がしっかりしている傾向にあります。家は買って終わりではなく、10年・20年経ってから悩みが出てくるものですから、その安心感は非常に重要です。

先ほどもお伝えしましたが、建売住宅の場合「完成してから販売する」というパターンと「着工前から販売する」というパターンがあります。後者である「着工前から販売」している場合、基本的に間取りや設備は決まっているものの、交渉次第で変更が可能な場合もあります。

変更内容によってはプラスの料金が発生することもありますが、一度間取りの変更や設備のメーカー変更など、交渉してみるのがおすすめです。

次に建売住宅のデメリットについて解説していきます。

建売住宅は注文住宅とは違い、販売時点で間取りや設備などがある程度決まっています。ご自身の希望を完全にオーダーメイドしたい方には不向きと言えます。

建売住宅は、初めから完成されている物件です。
そのため構造上の問題や敷地の広さが課題となり、増改築が難しい物件もあります。

将来的に一部屋増やしたいなど後々増築する可能性がある場合は、購入前に増改築が可能かどうかを確認するのが良いでしょう。

次に注文住宅と建売住宅、それぞれどのような人が向いているのかをみていきましょう。

デザインや間取り、建築に使われる素材など細かくこだわりたい人には注文住宅が向いています。
ただ、入居予定が1年以上期間が必要となるケースがほとんどですので、家づくりを早めに準備する必要があります。

一方で間取りやデザインを自分で決めるよりプロに頼んだ方が良い方や、実物を見てから決めたい方は建売住宅が向いていると言えます。

では、ここからは人気のハウスメーカーの建売住宅ランキングを紹介していきます。「大手ハウスメーカーは建売住宅は売っていない」というイメージがある人は、ランキングのメーカーを見て驚くかも知れません。それぞれのハウスメーカーが人気となっている秘訣やおすすめポイントも紹介するので、ぜひランキングを参考にしてください。

車業界では世界規模で有名なトヨタのグループ会社の1つのハウスメーカー「トヨタホーム」が5位にランクインです。トヨタホームは自然と共存し、自然環境への負担の少ない分譲地づくりを実現しています。

都会の分譲地に住んでいても、自然をいつでも感じられる街並みが魅力的で「少しでも緑が感じられるように」と子供のいる家庭などから高い支持を得ています。

トヨタホームの特徴は、以下のような「車業界で世界を取ったトヨタ」ならではの特徴がみられました。

• PHV車・EVといったクルマに蓄えた電力を災害時に利用することができる
• 耐震性・耐久性に優れている
• 高いデザイン性でグッドデザイン賞も受賞
• 内装・設備のグレードが高く、家全体のデザインもハイセンス

大手ハウスメーカーである積水ハウスとルーツは同じですが、今では別のハウスメーカーとして人気の「セキスイハイム」がTOP4に選ばれました。大型分譲地では「人生を託せるまちへ」をテーマに掲げた建売住宅の分譲地を展開しており、分譲地内全体が自然環境や防犯面・まちのコミュニティーなどさまざまなこだわりの詰まったものに仕上がっています。

​​​​セキスイハイムの建売住宅は、以下のような特徴を持っています。

• 耐震・耐火はもちろんのこと、断熱性へのこだわりが高い
• 「快適エアリー」という独自の換気システムを採用し家中の空気を快適に
• 何十年と住むことを考え、メンテナンスのしやすい設計・素材を採用

床下に冷暖房や除湿器・換気扇を設置する「快適エアリー」は、室内の空気を効率的に循環させ、均一に保つ性能に優れています。建物自体が断熱性に優れているため、ハウスメーカーの中でも特に寒い冬の季節に効果を発揮すると評判です。

TOP3は「ダイワハウス」です。省エネ設計や、太陽光発電システムの導入にも積極的に取り組んでおり、注文住宅だけでなく建売住宅も人気のハウスメーカーとなっています。近年、必要とされてきた「テレワーク部屋」を建売住居の間取りに取り入れるなど、大手メーカーでありながら柔軟に時代のニーズに適したものを取り入れているところも魅力です。

ダイワハウスの建売住宅の特徴は、以下のようなものがあります。

• 耐震性・耐火性に優れた設計や素材
• 省エネ設備や太陽光発電システムを積極的に取り入れている
• 営業担当者の対応が良いと定評がある

家電が大人気のPanasonicは、ハウスメーカ―としての一面も持っています。人気のハウスメーカーTOP2は、そんな「パナソニックホームズ」です。パナソニックホームズは大型分譲地などの建売住宅を全国で展開しており、街並み全体からデザインされているような素敵な住まいづくりが実現されています。

パナソニックホームズの建売住宅の特徴は、以下のようなことが挙げられます。

• ハウスメーカー専門の会社に引けを取らない住宅自体の機能性の高さ
• 設備のメーカーは全てPanasonic製である
• 空気浄化システム「HEPAフィルター」で家中どこにいても快適な空間を実現

1位は、いわずと知れた国内実績・人気ともにトップクラスのハウスメーカー「積水ハウス」です。テレビCMなども多く流れており、魅力的な家に思わずうっとりしてしまう方も多いのではないでしょうか。

積水ハウスほどの大きなハウスメーカーとなると、注文住宅のイメージが強いかもしれませんが、実は積水ハウスも建売住宅を販売しています。積水ハウスの技術を惜しみなく使った建売住宅は、文句なしの1位で多くの方々から人気を集めています。

積水ハウスの建売住宅には、以下のような魅力があります。

• 耐震性・省エネ・遮熱性など建物自体の質が非常に高い
• 家事導線などを考えた魅力的な間取り
• 建売住宅と思えないおしゃれな外観
• 大手ハウスメーカーならではの安心のアフターフォロー

では次に、パワービルダーの建売住宅おすすめランキングも紹介します。どのパワービルダーの住宅もハウスメーカーに引けを取らない性能・満足度を誇っています。ぜひ、このランキングを購入時の参考にしてください。

低価格で立地のいい分譲住宅を実現した「一建設」は、飯田グループの傘下にあるパワービルダーです。全国で分譲地を展開しており、日本各地に拠点を構え、独自ルートで土地を購入しているため、低価格での提供が実現されています。

一建設の特徴としては、以下のようなところが満足度の高いポイントとなっています。

• 立地がよく利便性の高い場所にある
• エリアに対して低い価格帯で購入できる
• リーズナブルでありながら、設備メーカーなどの内装グレードは高め

「すまいーだ」の名称で有名な飯田産業が、パワービルダーのランキング4位にランクインしました。飯田産業は年間5000棟近い分譲住宅を展開しており、その数は大手ハウスメーカーにも負けず、業界トップクラスを誇ります。

首都圏・東海地方・近畿地方など全国で小規模な分譲から大型分譲まで幅広く手掛けており安心感があるのもおすすめポイントです。

飯田産業の建売住宅の特徴について、以下のようなものがあります。

• オリジナル工法「I.D.S工法」で耐震等級3級を取得
• 年間棟数トップクラスならではの安心感
• 充実したアフターフォロー・ケアサービス

都心を中心に建売住宅を販売する急成長中のパワービルダー「オープンハウス」。立地の良さと安い価格帯が話題でランキングTOP3に選ばれました。きれいな整形地でなくても、独自のノウハウを使った設計で住みやすい住宅を実現しています。

複雑な地形を安く買い取り分譲するなど、さまざまな工夫でコストを徹底的に抑え都心でありながら、手の届きやすくハウスメーカーには実現できない価格帯を実現しています。「あまり高い予算はないが、都心に一軒家を持ちたい」という方に人気のあるおすすめのパワービルダーです。

オープンハウスの建売住宅の特徴は、以下のようなことが挙げられます。

• 分譲地の立地が良い
• エリアに対して低い価格設定
• 家事導線を意識した間取り

都心で戸建てを買おうと思っても「予算オーバー」と諦めてしまう方も少なくありません。オープンハウスなら、比較的安い価格帯で戸建て住宅を購入することができるため「都心のマイホーム」の夢が叶います。

東栄住宅は、飯田グループ系列のパワービルダーで、グループの中でも唯一「長期優良住宅」を供給しています。建売住宅をメインとするパワービルダーの中で「長期優良住宅」を供給しているのは全国的にも珍しく、そこからも品質の高さが分かります。

「ブルーミングガーデン」というブランド名で分譲地を展開しており、建売住宅でありながら大手ハウスメーカーに負けない住宅性能や設備・仕様などのクオリティが高いことからランキング2位となりました。

東栄住宅の建売住宅は、以下のような特徴があります。

• 立地が良い
• 内装設備のメーカーのグレードが高い
• 耐震性に力を入れている

ランキング1位は、関東域を中心に分譲地・建売住宅を展開する「ポラス」。ポラスは地盤診断や一貫施工の家づくりなど独自で開発した技術が非常に高く、満足度も高い定評があります。また、パワービルダー業界ではなかなかない、24時間体制のサポートセンターがあり、入居後も安心して住むことができるのでおすすめです。

ポラスの建売住宅は、以下のような特徴が見受けられます。

• デザインが豊富かつデザイン性が高い
• 高い耐震性・耐久性を誇り、安心
• 購入後もサポートが手厚い

ハウスメーカー・パワービルダーのそれぞれのランキングやそれぞれの会社の特徴やおすすめポイントについて理解してもらえたでしょうか。やはり、家というのはずっと住む場所ですから、お客様の満足度が高いことがランキングの順位に反映しているといえるでしょう。

では、ここからは建売住宅を購入する際に、住宅メーカーを選ぶポイントについて詳しく紹介していきます。

これまでハウスメーカーとパワービルダーのそれぞれの人気メーカーを紹介してきました。ランキングに入っているハウスメーカーやパワービルダーの建売住宅は、どれも素敵で選ぶのが難しいでしょう。

では、ここからは「ハウスメーカー」と「パワービルダー」の違いについて、それぞれのメリット・デメリットを交えながら紹介していきます。

まずは、ハウスメーカーの建売住宅のおすすめポイントについてみていきましょう。同じ建売住宅でも、パワービルダーと比べてハウスメーカーの建売住宅だとどのようなことがあるのでしょうか。ハウスメーカーならではのおすすめポイントや人気の点をみていきましょう。

まずは、ハウスメーカーを選んだ場合のメリットは、主に以下のようなものが挙げられます。

• 全体的に品質にばらつきが少ない
• 選べる設備などサービスが充実している
• 長期保証がある

大手ハウスメーカーの場合「リセールバリュー」がつくのもおすすめポイントです。もし今の家を売ることになった場合に「大手ハウスメーカー〇〇住宅施工の家」という看板がつきます。そのため、場合によっては建物評価額が少し高くなったり、メーカーブランドで売れやすくなったりするという大きなメリットがあります。

ハウスメーカーのデメリットといえば、やはり「パワービルダーと比べて値段が高い」ことです。ハウスメーカーは全国展開のブランド品質を掲げていますから、それなりのグレードの高いものを使っています。

そのため、パワービルダーと比べると、価格が高くなってしまう傾向にあり、そこはデメリットといえるでしょう。ただし、ハウスメーカーの場合でも内装設備のグレードを下げたりオプションを最小限にしたりすることで、パワービルダーと変わらない値段になることもあります。

では次に、パワービルダーの建売住宅のおすすめポイントを紹介していきます。

パワービルダーの建売住宅を選ぶメリットは、以下のようなものがあります。

• 豊富な実績で安心感がある
• 比較的低価格でグレードの良い家を購入できる

パワービルダーのデメリットは「デザインが画一的である」ということが挙げられます。どうしてもコストを抑えるために、同じ資材を大量に発注するなどの理由から、デザインが似たようなものになりがちです。大型分譲地だと同じようなデザインの家が多く並んでいるという印象を持つ方も少なくないでしょう。

では最後に、建売住宅を購入する際に「いかに満足度の高い家を購入できるか」その方法について詳しく紹介していきます。建売住宅は基本的に自分たちの思ったように建てることはできず、既に完成しているケースがほとんどです。

既にあるものの中から、どのようなことに気を付ければ満足度の高い家を購入できるのか、ぜひ参考にしてください。

まず「立地環境」は最重要視してもいいといえるほど重要です。極端な例をいえば、家の中の設備のメーカーや間取りが気に入らなければ、リフォームすることで解決しますが立地は変えられません。ハウスメーカーの建売住宅でもパワービルダーの建売住宅でも、自分にとって立地条件がいいかどうかの確認は必ず必要です。
 

国土交通省が管轄の災害に関する地形を可視化した「ハザードマップ」というものをご存知でしょうか。ハザードマップには、地震や津波・大雨などの災害時にどれくらい被害が大きいかが記載されています。気に入った土地が見つかれば、目に見える周辺環境だけでなく必ずハザードマップを確認しましょう。

共働き家庭が多い今、利便性も非常に重要です。駅が近い・学校が近い・病院やスーパーが近いなど、ファミリーにとっては非常に重要な要素です。まだ子供が幼い場合など、出来るだけ駅から近かったり、主要駅にすぐに出られたりする利便性を持っている方が何かあったときにすぐに駆け付けることができます。

大手ハウスメーカーの中には鉄骨造の家もありますが、基本的に建売住宅はほとんどが木造住宅です。鉄骨造であっても、壁は木材です。そのため、日当たりは非常に重要です。家の中で過ごす快適さという観点からも、日当たりがいいと家の中の居心地が大きく変わります。

旗竿地などで、どうしても日が入らない・南側に大きなマンションが建っているなど日当たりが悪い場合、天窓をつけるなど日当たり対策をどれくらい施しているか、実際の内覧の際に必ず確認しましょう。

建売住宅の場合、駐車スペースは1台分もしくは1台分＋車種制限ありで2台目も駐車可能というケースが多い傾向にあります。夫婦の仕事によっては、それぞれが車を持たないといけない場合もあるでしょう。

また、大通り沿いなどで駐車がしにくかったり、駐車の向きが縦列駐車をしなければいけなかったりという場合もあります。建物だけでなく、物件を見るときには駐車スペースについても注目しましょう。

最近ではキッチン・パントリー・お風呂などが一か所に集まっているなど、家事導線に優れた建売住宅が多く展開されています。特に、ハウスメーカーの建売住宅は家事導線の優れた間取りを採用しているケースが多い傾向にあります。

ただし、使い勝手がいいと感じるかどうかは、その人それぞれです。実際に間取りをみたり、内覧をしたりして暮らしを具体的に想像してみましょう。家事は毎日するものですから、使い勝手が悪いとかなりストレスになります。しっかり確認しましょう。

プライバシーの確保というのも案外内覧の際には気が付かないものなので気を付けましょう。ベランダが隣の家から丸見えにならないか、自宅の窓と隣の家の窓が真横にあり、部屋が丸見えにならないかなどしっかり確認しましょう。1回がリビングの場合には、通りからリビングが丸見えにならないかといった配慮なども必要です。

今回は、ハウスメーカー・パワービルダーのそれぞれの人気のランキングTOP5とそれぞれの特徴について紹介してきました。「建売住宅は注文住宅に劣る」というイメージがもしあるなら、それはもう古い認識です。

建売住宅にも、工夫された間取り・確かな耐震性や耐久性など非常に高いクオリティのものが並んでいます。今回紹介してきた満足度の高い建売住宅を購入する方法を参考に、ぜひご家庭にぴったりの素敵なマイホームを見つけてください。

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