2LDKはどんな間取りか？おすすめできる人の特徴や部屋選びの注意点を紹介！

アパートやマンションなどの賃貸物件に多い「2LDK」とは、実際どのような間取りなのでしょうか。2LDKがどのような間取りなのか、またおすすめできる人の特徴や部屋選びの注意点などをご紹介します。

まずLDKとは、Lがリビング、Dがダイニング、Kがキッチンを表しています。DKがダイニングキッチンであり、LDKはリビングダイニングキッチンです。このように、文字の組み合わせで全体の間取りが分かるようになっているのです。

そして「2LDK」は、リビングダイニングキッチンが1つの部屋としてあり、その他に2つの部屋がある間取りであることを表しています。2LDKの物件は比較的築年数が浅い物が多く、平均的な占有面積は約55㎡になります。

賃貸アパートやマンションなどに多く見られる間取りで、1人暮らしの独身の方から2人暮らしのカップル、子育て世帯のようなファミリーまで、様々な家族構成や生活スタイルにマッチするのが魅力で高い人気があります。



 

2LDKの間取りは、賃貸アパートやマンションの間取りとして多く採用され、様々な家族構成や生活スタイルに対応できることで人気が高いです。その2LDKの間取りのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか？

2LDKの間取りの最も大きいメリットは、共有スペースが広いことにあります。リビング部分が広く作ってあるため、夫婦や家族など一緒に住んでいるみんなでくつろぐスペースを広くとることができます。ダイニングテーブルや、テレビ・ソファーなどの好みの家具を置いて、ゆったり過ごすことができるのが特徴です。

また、キッチンやお風呂などの水回りなども複数人向けの仕様になっているので、キッチンも広く料理がしやすいですし、お風呂も広々としてリラックスして入ることができるでしょう。

リビングダイニング以外の2つの居室があることで、1人暮らしであれば趣味の部屋やワーキングスペースを作れたり、2人暮らしならそれぞれの個人部屋を持つことができたり、ファミリーなら子供の成長に合わせて一部屋与えることもできたりなど、バリエーション豊かに対応できることもメリットの一つです。

2LDKの間取りのデメリットは、なんと言っても家賃が割高になってしまうことにあります。2LDKの間取りは人気があるため、DKの間取りと比べると家賃が高くなる傾向にあるのです。例えば同じ占有面積であったとしても、3DKより割高になる傾向もあります。

また子どもが2人以上いる場合は、いずれ部屋数も足りなくなってしまうという問題も出てきます。家族が増えるに連れて、部屋割りが難しいと感じる場合も出てくるかもしれません。

間取りや部屋のレイアウトによって、生活の暮らしやすさは変わってきますよね。2LDKの間取りでは、一般的に縦長タイプと横長タイプがあります。ここでは、縦長部屋の間取りと横長部屋の間取りに分けて、リビング・ダイニングにおいてのレイアウトのコツをご紹介します。




 

縦長部屋の間取りとは、部屋に入って縦に長い間取りになるタイプです。まず、縦長部屋の間取りのリビング・ダイニングの特徴として、両サイドの壁面を広く使うことができます。その壁面の長さを活かしたレイアウトにすると良いでしょう。

具体的には、長い壁面とテーブルを平行に置くことにより、空間に奥行きが出ます。また、片側の壁に家具などを置いて、もう片方の壁に動線を作るようにすると、移動などがしやすくなります。
 

横長部屋の間取りとは、部屋に入って横に長い間取りになるタイプです。横長部屋の間取りだと、リビングとダイニングの空間を分けることや、部屋全体を一体感のある空間に仕上げることもできます。

空間を分けたい場合は、ソファーなどの家具で仕切ることによって、空間に区切りをつけ1つの部屋を2つに分けることができます。特に子どもがいる世帯では、生活空間がごちゃごちゃになりがちです。リビング部分で遊ぶように子どもと決めることで、食事の場所をキレイに保つこともできます。

逆に、ソファーをダイニング側に向けることによって、空間に一体感を持たせることもできます。家族の様子を眺めていたかったり、空間を広く使いたい人におすすめのレイアウトです。

このように、家具などのレイアウトによって生活空間を分けることで、ダイニングは食事の空間として、リビングはくつろぐ空間としてメリハリをつけたり、逆に一体感を持たせたりなどして様々な使い方ができます。
 

リビングが狭い部屋の間取りでは、どのようなレイアウトが良いのでしょうか。リビングが狭い部屋の間取りでは、ローテーブルなど家具を全体的に低めの物を選ぶことにより、空間に圧迫感が無く広く見せることができます。

またリビング・ダイニングのテーブルなど、兼用できる家具などは数を増やさずに、部屋が狭くならないように工夫してレイアウトを考えることがおすすめです。

賃貸アパートやマンションなどに多い2LDKの間取りは、どのような特徴の人に向いているのでしょうか。2LDKの間取りをおすすめする人の特徴をご紹介します。

2LDKの間取りをおすすめする人の特徴として、1人の時間が欲しい人ということがあります。同棲や夫婦などの2人暮らしの場合でも、お互いにプライベートな空間が欲しいケースです。2LDKなら居室が2つあるため、それぞれの部屋を持つことで1人の時間を確保することができます。

またこのようにプライベートな空間を持ちながらも、広いリビングがあることで2人の時間をゆったりと楽しむこともできるのです。1人の空間がしっかり確保できるので、仲のいい友達とのルームシェアをしたい方にもおすすめです。

2LDKの間取りをおすすめする人の特徴として、これから結婚の予定がある人ということがあります。これから結婚を考えている人にとっては、部屋の間取りとしては子どもが小さいうちまでは余裕を持って過ごせるのでおすすめです。

また、生まれたばかりの小さい頃は同じ空間で過ごすことが多くても、成長につれて子ども用の部屋が必要になってきます。その場合であっても、夫婦の部屋と子どもの部屋を分けた上で、リビングで家族のひとときを過ごすことも可能です。このように生活スタイルの変化にも対応できる間取りなので、結婚の予定がある人にはおすすめの間取りになります。

2LDKの間取りをおすすめする人の特徴として、友人をたくさん呼びたい人ということがあります。自宅に友人を招くのが好きな人や、たくさんの人を呼んで家でパーティーをすることが好きな人、泊まりがけで遊びに来る人が多い場合などにおすすめです。

2LDKの間取りをおすすめする人の特徴として、収納がたくさん必要な人ということがあります。趣味が多かったり、ファッションが好きで衣類が多かったりする人は、1室をウォークインクローゼットのように使うこともできるのでおすすめです。

賃貸アパートやマンションで人気の2LDKという間取りは、メリットが多く住みやすいように感じますが、注意点などはあるのでしょうか？ここでは2LDKに住む注意点を、世帯人数別にご紹介していきます。

1人暮らしの方が2LDKの間取りの賃貸物件に住む注意点としては、コストがかかってしまうということがあります。月々の家賃はもちろんですが、それにあわせて初期費用ももちろん高いので、経済的に余裕がある人以外は契約の際に注意が必要です。

また、部屋が広いため電気代などの光熱費も高くなってしまいます。部屋自体も広いですし、部屋が複数あるため、行き来する場合は電気やエアコンを消すなどして、きちんと節電しましょう。また、掃除をするスペースが広くなるので、日々が忙しく掃除をする時間が無いと、汚れがちになってしまいます。

また1人にしては広い間取りを有効活用できるか、ということも注意点の１つです。広ければ良いという訳ではなく、部屋を持て余してしまう人もいます。趣味の部屋を別に作りたい、書斎が欲しいなどの目的がなければ、何かに使うだろうと思っていても意外に部屋が余ってしまうものです。近い将来結婚をする、同棲するなどの予定がなければ、部屋の用途を考えておいた方が良いでしょう。

 

2人暮らしの場合の2LDKの間取りの賃貸物件に住む1番の注意点としては、やはり家賃が高いということです。

また、エアコンが全室には設置されていない可能性があり、中にはリビングだけにしかエアコンが付いていないこともあるでしょう。特に夏場は熱中症などのリスクもあるため、エアコンの各部屋の設置の有無は注意点の1つです。

それぞれの居室が狭くなる可能性があることにも注意が必要です。広い部屋1つが良いのか、少し狭くても部屋が分かれている方が良いのかは、賃貸物件を探す際に確認しておきましょう。

他にも築年数が経っている物件だと、2部屋のうち1部屋が和室になっている場合が多くあります。ただ小さい子どもがいる場合、和室があって便利と感じることもあるでしょう。自分たちにとって、和室が必要なのかは考えておきましょう。

またルームシェアなどの、お互いに配慮が必要な相手との2人暮らしの場合は、生活導線も注意点になります。例えば、バルコニーにどちらの部屋からも行きやすい間取りを選ぶなど、住み始めた後にトラブルにならないように注意しましょう。

 

4人暮らしの場合の2LDKの間取りの賃貸物件に住む注意点としては、やはり部屋が狭く感じるということです。狭くは感じますが、無理ではありません。

2LDKの間取りに家族4人が住むということは、部屋が余る状況は無いと考えて良いでしょう。そうすると、家族の誰かが風邪やインフルエンザにかかっても、部屋を分けることは難しく同じ空間で過ごすことになるので、どうしても移りやすくなってしまいます。特にインフルエンザの流行シーズンなどにおいては、手洗いや消毒を徹底して感染しないように気をつけましょう。

また、来客がある場合にスペースが十分でないことも注意点の1つです。日中の来客であればリビングで対応できるので問題ありませんが、泊まりの場合などは寝る場所の確保がかなり難しくなります。

2LDKと迷われがちな間取りに、2DKがあります。まず、DKとはダイニングキッチンのことで、食事をする空間のダイニングと、料理をする空間のキッチンが合わさった部屋のことを言います。

そして2DKとは、ダイニングキッチンと他に2つの部屋がある間取りのことを表しています。2DKの賃貸物件は、比較的築年数が古い物件が多く、平均的な占有面積は約45㎡になります。家賃設定が割安なので、じっくり探せば自分に合ったお得な物件を見つけることができるかもしれません。

それでは、2DKと2LDKの違いはどこにあるのでしょうか？ダイニングキッチンか、リビングダイニングキッチンなのかで、違いはリビングの広さにあります。

居室が2部屋あることは共通で、キッチンスペースが6畳以上10畳未満の間取りが2DKであり、10畳以上なら2LDKという定義になります。2LDKの場合は10畳以上の広さを確保できるので、自分好みの空間作りを楽しむことができます。

また2DKは、2LDKに比べて家賃が比較的安い傾向にあります。しかしそれは、面積が狭かったり築年数が古かったりなどの理由があります。逆に2LDKは2DKに比べると家賃は高いですが、面積が広く築年数が浅い物件が多いのです。

2DKは、じっくり探すことで好条件の賃貸物件を見つけることもできますが、2LDKは人気のある間取りでもあるため、なかなか希望の条件の賃貸物件を見つけるのが難しい場合もあります。

ではいざ賃貸物件を借りる時、どのように間取りを選べば良いのでしょうか？ここでは、間取りの選び方をご紹介していきます。

間取りの選び方として、部屋や設備ごとの希望条件を決めることが大切です。例えば、リビングダイニングとは別に1部屋欲しい、収納が広くてたくさんある間取りがいい、玄関を開けてすぐにキッチンは嫌、それぞれの部屋からバルコニーに行きやすい間取りがいいなど、様々な希望がありますよね。

今住んでいる部屋の条件や、これからの理想の暮らし、家族など一緒に住む人たちの生活スタイルなどを踏まえた希望条件を決めましょう。そして、「絶対に譲れない条件」をきちんと決めることが大切なポイントです。

条件にも、家賃やエリア、間取りや設備など様々なものがありますが、全てを満たす賃貸物件に出会うことはなかなか難しくもあり、妥協しなければならいことも多々あります。なので、複数ある条件の中にも優先順位をつけ、その中でも「絶対に譲れない条件」を明確にして部屋探しの軸を持っておくことが大切なのです。メモなどして書き出しておきましょう。

間取りの選び方として、間取りの特徴や長所・短所を把握することが大切です。間取りは、家での暮らし方が変わるポイントでもあります。

自分や家族、一緒に住む予定のお相手がどんなライフスタイルなのか、それぞれの家での過ごし方などを踏まえた間取りを選ぶことが大切なので、それぞれの間取りの特徴や長所・短所をきちんと把握しましょう。

また、希望している間取り以外にも複数の間取りを比較することで、長所や短所が見えてきます。ある程度複数の物件を内見することによって、自分たちにはどのような間取りが合うのか分かるので、物件選びがしやすくなるはずです。

間取りを選ぶ際の注意点として、間取りだけでなく平米数にも注目しましょう。例えば同じ2LDKであっても平米数の平均は約55㎡で、約45㎡〜60㎡以上まで、その広さは物件によって全く異なります。

また部屋の広さは、天井の高さによっても空間を広く感じたり狭く感じたりの違いがあります。広く見える工夫がされているかなど、それぞれの特徴は実際に賃貸物件を見てチェックすることが大切です。

では実際に賃貸物件を借りる際の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。賃貸物件を借りるときの注意点をご紹介します。

賃貸を借りるときの注意点の1つが、予算は初期費用や引越し費用を含めて考えることです。賃貸物件を探す際、ついつい月々の家賃のことばかり考えてしまいます。ですが、いざ賃貸を借りるときには家賃はもちろん、その他にも敷金や仲介手数料などの初期費用や、引越し費用などもかかってくるものです。

初期費用は物件によっても違いますが、大体家賃の5ヶ月分くらいを用意し、引越し費用は時期や移動距離、荷物の多さによって料金に違いが出てきます。家賃と合わせてしっかり確認することが大切です。

また、同じエリアの不動産でも取り扱う物件は異なるので、複数の不動産に問い合わせをして情報を多く集めて賃貸物件を探しましょう。

 

賃貸を借りるときの注意点として、原状回復特約はよく見ることが大切です。貸主と結ぶ賃貸借契約書には、基本となる契約条項の他に、特約条項があります。ここできちんと確認しておきたいのが、「原状回復」に関する特約です。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、原状回復義務とは「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による消耗・毀損を復旧すること」とあります。つまり時間と共に通常劣化する、いわゆる経年劣化に対しては貸主の負担となるのが原則なのです。

しかし、原状回復特約では「ハウスクリーニング代は借主負担」「鍵の交換費用は借主負担」などと明記されている場合が数多くあるのが現状です。この特約は一般的なものなので交渉するのは難しいですが、負担が大きすぎると感じることや、その他にも借主側に不利になっていると感じる点は無いかチェックしておくと良いでしょう。

賃貸を借りるときには、その他禁止事項や違約金をきちんとチェックしておきましょう。契約書の内容は、とても大切なことです。

「入居から1年以内の中途解約を禁止する」などの事項があれば、解約すると違約金が発生する場合もあります。特に初期費用が割安な賃貸物件には、このような記載がないかもチェックしておきましょう。

またその他の禁止事項に、ペットの飼育の禁止や、楽器の演奏の禁止や楽器の演奏に対して時間帯や部屋を指定している場合や、ルームシェアの可否などの記載などもあります。その賃貸物件独自の禁止事項もあるので、きちんとチェックしておきましょう。分からないことは、契約まえにきちんと不動産に確認することが大切です。
 

2LDKがどのような間取りであり、おすすめできる人の特徴や部屋選びの注意点などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。2DKや2LDKと言っても間取りや広さは様々であり、賃貸物件によって異なります。場合によっては、2DKの方が2LDKよりも居室が広いことなどもあります。

2LDKは人気の高い間取りではありますが、メリット・デメリットや注意点などをきちんと理解することが大切です。その上で、2DKなど他の間取りを含めた様々な物件を内見して、自分自身や家族など一緒に過ごす人のライフスタイルに合った暮らしやすい物件を探しましょう。

2DKが良いのか2LDKが良いのか、間取りで悩まれている方に参考にして頂けると嬉しいです。

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