手取り45万円の適正家賃は?生活費の内訳から年収や額面はいくらかを解説!
「手取り45万円くらいだけど、家賃の負担が重たい・・・」
「収入に対してどのくらいの家賃が適正なのか知りたい」
手取り45万円というと、世間一般的には高所得にあたる収入ですが、家賃負担についてこのような悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。
同じような収入の方がどのくらいの家賃を負担しているのか気になりますよね。
そこで今回は、手取り45万円の方の適正家賃や生活費の目安、一人暮らしに必要な費用などについて詳しく解説します。
家賃負担が重たいと感じている方、これから引っ越しを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 手取り45万円の適正家賃は、約14万円
- 手取り45万円で一人暮らしの場合、月の支出は約24万円が目安
- 手取り45万円は、平均的な生活を送っていれば、月20万円ほど手元に残る
- 手取り45万円の場合、毎月の貯金可能額は35,000円が目安
手取り45万円の適正家賃は約14万円!
手取り45万円の場合、適正家賃はいくらなのか?
現在、手取り45万円の収入がある人や、手取り45万円を目指している人にとって気になる内容だと思います。
結論から言うと、手取り45万円の場合、適正家賃は約14万円です。
家賃は、固定費として毎月、決まった金額を支払う必要があります。
適正な家賃を知らないと、生活費や趣味・娯楽に使うお金や、毎月の貯金額を減らさないと生活が厳しいなどの問題が起こるかもしれません。
そこで、今回は手取り45万円の場合、どのような生活が送れるのか?世帯別の生活費の目安や、年収・月収について、また将来に備えた貯金について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
手取り45万円の生活費の目安
手取り45万円の場合、生活費の目安はどれくらいなのでしょうか?結論から見ていきましょう。
手取り45万円の生活費の目安
- 手取り45万円の家賃の目安は、約14万円
- 家賃以外の支出の目安は、約10万円
- 手元に残るお金は、約20万円
同じ手取り45万円でも、住んでいる地域や家族構成などで、生活費のやりくりは大きく変わるでしょう。
そこで、手取り45万円で一人暮らしの場合と、三人家族の場合の生活費の目安について以下に紹介していきます。
また、家賃は地域により相場が異なるので地域別の家賃相場も確認していきましょう。
一人暮らしの手取り45万円の生活費・適正家賃
手取り45万円の場合、一人暮らしにかかる生活費は以下の表の通りです。
生活費に関しては、総務省統計局の「家計調査2021年」を参照に記載しています。
なお、家賃については手取り45万円の適正家賃である14万円を用いています。
家賃 | 140,000円 |
食費 | 38,410円 |
水道光熱費 | 11,358円 |
家具・家事用品 | 5,687円 |
衣服 | 4,606円 |
保険医療 | 7,625円 |
交通・通信 | 18,819円 |
教養娯楽費 | 17,082円 |
支出合計 | 243,587円 |
(参照元:総務省統計局 家計調査 2021年)
手取り45万円で一人暮らしの場合、月の支出は約24万円が目安であることがわかります。平均的な生活を送っていれば、月20万円ほど手元に残るイメージです。しかし、自炊が少なく外食が多い方や、趣味・娯楽にお金を掛ける方もいるため、結局のところは人それぞれだと言えるかも知れません。
そのため、無駄がないか生活費の目安を知った上で、ご自身のライフスタイルに合わせて支出を調整していくことが大切です。
家賃は手取りの3分の1が目安
家賃は、手取りの3分の1が目安となります。
これを手取り45万円に当てはめると14万円前後が目安となるでしょう。
家賃は、毎月の固定費の中でも高い割合を占めていると言えます。
そのため、適正家賃から大幅に超えてしまうと、他の部分で調整をする必要が出てくるでしょう。
具体的には、趣味・娯楽費や外食・貯金などに使うお金です。
生活費の調整で上手くいっている時は問題ありまませんが、収入が減った場合、生活を圧迫するでしょう。
そのため、家賃は適正家賃の範囲内に収めることをおすすめします。
地域別の家賃相場
家賃は、地域差があります。
同じ家賃でも地域により住める物件に差が出るでしょう。
一人暮らしの方が選択する傾向の高い1K・1DK・1LDKの地域別でみる家賃相場は以下の表の通りです。
家賃相場(1K・1DK・1LDK) | |
北海道 | 43,598円 |
東京都 | 69,026円 |
愛知県 | 48.463円 |
大阪府 | 56,979円 |
福岡県 | 47,799円 |
東京都を除いて、都市部と言われている地域は5万円前後で借りることが可能です。
地方だと、4〜5万円前後で借りることができ都市部より1万円ほど安く借りることが出来ます。
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三人家族の手取り45万円の生活費・適正家賃
手取り45万円で三人家族の場合、生活費は以下の表の通りです。
こちらも生活費は総務省統計局「家計調査 2021年」を参照にしています。
なお、家賃についても手取り45万円の適正家賃である14万円を用いて計算しています。
家賃 | 140,000円 |
食費 | 77,587円 |
水道光熱費 | 22,503円 |
家具・家事用品 | 11,947円 |
衣服 | 8,800円 |
保険医療 | 14,635円 |
交通・通信 | 41,110円 |
教養娯楽費 | 24,346円 |
支出合計 | 340,928円 |
(参照元:総務省統計局 家計調査 2021年)
手取り45万円の三人家族の場合、月の支出合計は約34万円が目安です。
あくまでも目安で、それぞれの生活スタイルで生活費は変わっていきますが、月に10万円前後は手元に残る計算になります。
手取り45万円あれば、三人家族でも節約を意識せずに十分生活できるでしょう。
将来のために、毎月の貯金額を増やしたい場合、適正家賃より家賃を抑えた物件を選択するのも1つの手段としておすすめです。
地域別の家賃相場
三人家族の場合、地域別の家賃相場はどれくらいなのでしょうか?
ファミリー層が借りる傾向の高い3K・3DK・3LDKの地域別でみる家賃相場は、以下の表の通りです。
家賃相場(3K・3DK・3LDK) | |
北海道 | 64,562円 |
東京都 | 92,083円 |
愛知県 | 61,767円 |
大阪府 | 72,688円 |
福岡県 | 67,941円 |
東京都は9万円前後、その他の都市部では6万円〜7万円前後が相場となります。
なお、地方では5万円〜6万円が相場でこちらも一人暮らしの家賃相場と同様に1万円ほど安く借りることが出来るでしょう。
一人暮らしの準備に必要な費用目安
手取り45万円の場合、一人暮らしを始めるにはどれくらいの費用が必要なのか。
費用の目安を知っていれば、費用の準備や手続きもスムーズに行うことが出来るでしょう。
一人暮らしの準備に必要な費用目安
- 初期費用の目安は、家賃の5ヶ月〜6ヶ月分が一般的
- 14万円の物件を借りる場合の初期費用は、約70万円〜85万円
- 最も費用がかかるのが敷金礼金で、0〜56万円ほどかかる
以下でより詳しく、手取り45万円の場合、一人暮らしに必要な費用の目安について解説します。
賃貸の初期費用
手取り45万円の場合、家賃の目安は約14万円です。
仮に、家賃14万円の物件に引っ越すとした際、初期費用の目安は、以下の表の通りになります。
敷金 | 0円〜280,000円 |
礼金 | 0円〜280,000円 |
前家賃 | 140,000円 |
仲介手数料 | 70,000円〜140,000円 |
火災保険料 | 約20,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円〜20,000円 |
日割り家賃 | 入居日に準ずる |
保証会社利用料 | 70,000円〜140,000円 |
ハウスクリーニング費用 | 約20,000円 |
初期費用の目安は、家賃の5ヶ月〜6ヶ月分が一般的とされています。
14万円の物件を借りる場合の初期費用は、物件により異なりますが、約70万円〜85万円となるでしょう。
初期費用を抑えたい方は、敷金・礼金が掛からない、仲介手数料が無料などの物件を探すことをおすすめします。
また、長期間空き家の物件や不動産の閑散期である5月〜8月・11月〜1月は値引き交渉がしやすいので交渉次第では、初期費用を安く出来る可能性があるでしょう。
引越しの費用
一人暮らしの方の引越し費用の相場は4.5万円〜5.5万円ほどが一般的です。
ただし、引越しのタイミングや物件までの距離・荷物の量によって料金も変動します。
特に3月〜4月上旬は、引越し業者の繁忙期なので、引越し料金は通常の時と比較して、倍近く高くなる傾向があるので、引越し費用を抑えたい方は注意が必要です。
家具・家電購入費
一人暮らしの家具・家電の購入費用の目安は20万円前後です。
ただし、家具・家電は選ぶ商品によって価格差があります。
少しでも費用を抑えたい場合、こだわりたい物には費用をかけて、他の物は費用を抑えるなど工夫する必要があるでしょう。
とことん安く済ませたい場合は、家電量販店で行われている「新生活応援キャンペーン」などのセット売りの商品を購入すると費用を抑えてお得に購入できます。
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手取り45万円の額面月収や年収
手取り45万円の場合、額面月収や年収はいくらなのか?
額面月収や年収を知らない方も多いかと思います。
手取り45万円の額面月収や年収
- 手取り45万円の年収は、ボーナス有りで約790万円
- 手取り45万円の年収は、ボーナス無しで約720万円
- 手取り45万円の月収は約60万円
以下に、手取り45万円の場合の額面月収と年収について解説します。
手取り45万円の年収は約790万円
手取り45万円の場合、額面の年収は約790万円です。
しかし、年収は、ボーナスの有無で金額に幅が出るでしょう。
ボーナスが無い場合、額面の月収を60万円とすると、60万円×12ヶ月で720万円となります。
ボーナスが支給される場合、中小企業の平均ボーナスである年2回1ヶ月分で計算すると、60万円×12ヶ月+60万円で780万円です。
大企業ともなると月収の2.4ヶ月分と言われているので年収も800万円を超えてくるでしょう。
手取り45万円の月収は約60万円
額面月収は、会社から支払われる賃金の合計金額です。
給与明細の総支給金額の欄に当たります。
手取り額は、額面月収から税金・保険料などが差し引かれた金額で、額面月収の75%〜80%が一般的です。
そのため、手取り45万円の場合、額面月収は約60万円となります。
住んでいる地域や家族構成によって税金・保険料の引かれる金額が異なるため、正確な金額を知りたい場合は、会社から発行される源泉徴収票で確認する必要があるでしょう。
手取り45万円の貯金可能額
手取り45万円の場合、毎月の貯金可能額はいくらなのか?
結論から言うと、手取り45万円の場合、毎月の貯金可能額は35,000円が目安になると考えています。周りがどれくらい貯金しているのか、気になると思います。
手取り45万円は、世間の手取り収入の平均より高い金額なので、支出のバランスをしっかりと把握しておけば平均貯金額と同じくらいは貯金することは可能でしょう。
各世代の月あたりの平均貯金額
各世代で月あたりの平均貯金額はどれくらいなのか。
以下の表は、各世代の月あたりの平均貯金額を示しています。
年代 | 単身世帯 | 2人以上世帯 |
20代 | 25,000円 | 56,000円 |
30代 | 35,000円 | 53,000円 |
40代 | 35,000円 | 50,000円 |
50代 | 26,000円 | 50,000円 |
60代 | 15,000円 | 28,000円 |
20代
20代は、単身世帯と2人以上世帯とで、他の世代と比較して貯金額に差があります。
これは、単身世帯と2人以上世帯とでは、将来のために備える意識の差があることが原因として考えられます。
30代
30代は、単身世帯では貯金額が増加しますが、2人以上世帯では減少します。
30代は子育て世代で、マイホームの購入や子供の教育費などの支出が増えるのが原因として考えられるでしょう。
40代
40代は、収入は増えますが、子供がいると高校・大学進学など教育費の支出が多くかかる世代です。
そのため、貯金に回すお金は減少傾向にあります。
50代
50代は、40代と同様に高校・大学進学などで教育費の負担が大きい世代です。
50代半ば辺りから、子供の独立などで金銭的な負担が軽減される世帯も多くなるでしょう。
そのため、老後資金のために貯金を増やす世帯もみられます。
60代
60代は、定年を迎える世代となり収入が減少する場合がほとんどです。
そのため貯金額も他の世代と比較して低い傾向にあります。
貯金を行うべき理由
貯金を行うべき理由は、普段の生活費でまかなえない費用を備えておく必要があるためです。
例えば、老後の生活資金・子供の教育費・病気や不慮の事故・災害への備えなどが挙げられます。
また、短期的にみると旅行やレジャーの資金や、冠婚葬祭などの急な出費もあるでしょう。
そこで、十分な貯金があれば、出費に対して生活費を切り崩す必要がないので、家計が圧迫させることはありません。
普段より出費が増える時に備えて貯金をすることは大切なことと言えるでしょう。
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手取り45万円の適正家賃を知って引越し準備を進めよう!
本記事では、手取り45万円の方の適正家賃や生活費の目安、一人暮らしに必要な費用などについて詳しく解説してきました。
家賃は月々の支出のなかでも大きな割合を占めています。
そのため、適正家賃を知った上で物件を契約しないと高すぎる家賃により、家計を圧迫してしまい、生活費を節約するなどの対処が必要になる場合があります。
この記事のまとめ
- 手取り45万円の適正家賃は、約14万円
- 手取り45万円で一人暮らしの場合、月の支出は約24万円が目安
- 手取り45万円で一人暮らしの場合、月の支出は約24万円が目安
- 手取り45万円は、平均的な生活を送っていれば、月20万円ほど手元に残る
- 手取り45万円の場合、毎月の貯金可能額は35,000円が目安
ご自身の生活スタイルに合わせながら、収支のバランスを考えて物件を契約するようにしましょう。
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