家財保険の相場はいくら?保険料の適正金額や補償内容を細かく解説!

家財保険の相場はいくら?保険料の適正金額や補償内容を細かく解説!

記事の目次

  1. 1家財保険の相場を決める目安は?
  2. 2家財保険と火災保険の違い
  3. 2.1家財保険とは
  4. 2.2火災保険との違い
  5. 3家財保険の必要性は?
  6. 3.1家財の損害額は非常に高額になることも
  7. 3.2火災以外の事故にも対応している
  8. 3.3賃貸物件の場合は家財保険に加入するのが一般的
  9. 3.4家財が少ない場合は加入不要?
  10. 3.5自分に適した保険商品を自由に選べる
  11. 4家財保険の補償内容
  12. 4.1家財保険で補償されるもの
  13. 4.2家財保険の補償対象外になるもの
  14. 4.3家財保険の補償範囲
  15. 5家財保険で補償される事例
  16. 5.1火災や風災等の自然災害による損害
  17. 5.2子供による突発的な事故
  18. 5.3自宅敷地内での盗難
  19. 6【家財保険】保険金の適正金額の決め方
  20. 6.1再調達価額と時価額の違い
  21. 6.2家財保険の保険金額の相場
  22. 6.3地震による損害について
  23. 7家財保険の保険料を抑える方法
  24. 7.1適切な保険金額を設定する
  25. 7.2不要な補償を外す
  26. 8家財保険の相場を知って賢く加入しよう!

家財保険の相場を決める目安は?

 家財保険の相場を決める目安は建物の構造や契約者の年齢によって異なります。物件が燃えにくい構造であればあるほど家財保険の相場が安くなります。適正保険料は様々な面から計算されるので確認が必要です。

 目安を出すためには構造や契約者の年齢を元に考える必要があります。基本的には年齢が若い、家族の人数が少ない方が家財保険の保険料の目安は安くなります。同じ年齢でも家族が多ければ保険料は高くなるので注意が必要です。

家財保険と火災保険の違い

 家財保険と火災保険の補償範囲に関してはオプションをどこまでつけるかによって異なってきます。補償範囲を広く取りたい場合には保証料も高くなってしまうので、補償範囲と保証料のバランスが大切です。

 補償範囲を広げたり、補償金額を高く設定すればその分保証料も高くなってしまいます。他にも年齢や家族構成、家の構造によっても適正保険料は異なってきます。

家財保険とは

 家財保険とは家の中の家財が火災や盗難などによって紛失した際に補償してもらえる保険になります。補償金額については家財保険の契約内容によって違いますが、年齢が若いほど基本的には補償金額は少なくなります。

 万が一、家財が火災や盗難などによって多数紛失してしまった場合には全ての家財を揃えると金額も大きくなってしまいます。そういった事態に備えるために家財保険は必要になります。

 同じ条件で家財保険を契約しても年齢が若いほど保険料は安くなりますが、その分補償金額も少なくなるので、補償金額を高くしたいのならば保険料を上げる必要があります。

火災保険との違い

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 火災保険と家財保険の違いは補償範囲がそれぞれ異なる点が挙げられます。火災保険では基本的に補償される範囲は物件自体や備え付けのキッチンや門などが範囲になっています。

 火災保険のみを契約している場合には建物のみの補償金額となっているので、自然災害や火災などによって家財が紛失した際にも建物しか補償されません。

家財保険の必要性は?

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家財保険は万が一の事態に陥った際に備える保険のため契約しても使わない場合もありますが、有事に備えるためには必要です。

火災保険に関しては賃貸物件と契約する際には契約条件として必須な場合もありますが、家財保険に関しては任意であることが多いです。そのため火災保険は加入していても家財保険には加入していないケースもあります。

家財の損害額は非常に高額になることも

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 家財の損害額は非常に高額になる事もあるので、自分自身が所有している家財の総額が高い場合には加入は必要になります。他にも家族が多い場合などには揃えなおすべき家財が多くなるので、家財保険に加入していなければ金額の負担が大きくなります。

火災以外の事故にも対応している

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 火災以外の事故に家財保険は対応しています。主には盗難などによって家財を紛失した場合や他の自然災害によって紛失した場合などにも家財保険は対応していることがあります。

 どこまで対応しているかは家財保険によって異なるので、家財保険に加入する際には保険料などを確認しながらオプションを選択する必要があります。

賃貸物件の場合は家財保険に加入するのが一般的

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 自分の所有物件ではなく賃貸物件に入居する場合は火災保険と家財保険の両方に加入するのが一般的です。賃貸物件の場合の家財保険では事故などによって部屋を破損させた際などに部屋のオーナーに対する損害賠償に関する補償があることが多いです。

 部屋の大きさや構造によって、どれくらいの補償金額が適正なのか変わってくるので保険会社などに相談することが必要です。

家財が少ない場合は加入不要?

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 家財が少ない場合は加入不要と思われていますが、住んでいる物件が自分の所有物の場合は家財保険に入るかどうかは任意ですが、賃貸物件の場合は家財保険への加入は一般的には必要です。

自分に適した保険商品を自由に選べる

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 自分に適した保険商品を自由に選ぶことが出来るので、どこまで補償してくれるかのオプションは自分自身で決定する以外にも適正金額などについても自分の裁量部分が大きいです。

 また、保険会社によっても取り扱っている家財保険は異なるので家財保険に加入する際には1つの保険会社だけでなく、複数の保険会社で相談することをオススメします。

家財保険の補償内容

 家財保険での補償内容はオプションによって補償範囲を広げることは可能ですが、家財保険の性質上、補償範囲に含むことが出来ないものもいくつか存在しています。

 家財保険はそもそも家具・家電などの生活動産が補償範囲なので例外はありますが基本的には家具・家電に分類されないものは補償範囲に含むことが出来ません。

家財保険で補償されるもの

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 家財保険で補償されるものは先述したように家具・家電などの生活動産です。これら以外には洋服やアクセサリーの装飾品も補償範囲に含まれます。

 判断基準として引越しを行った際に持ち運ぶことが出来るかどうかが1つの判断基準になっています。

家具

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 家具であればソファーやテーブル、イスなどが家財保険の適用範囲になっています。この際の注意点としては持ち運びの出来るものであれば適用範囲になりますが、物件に備え付けられているテーブルなどは適用範囲外になります。

 前提として引っ越しの際に持ち運びできることが判断基準なので、物件に固定して備え付けられているものは基本的には対象範囲外になります。

家電

 家電であれば冷蔵庫や洗濯機、テレビなどが家財保険の対象範囲になります。こちらも引越しの際に持ち運べるものが対象範囲となっているためキッチンなどに備え付けられているオーブンなどは対象範囲外になります。

 家具の場合も物件に備え付けられている場合は家財保険の対象範囲外になることが一般的です。

家財保険の補償対象外になるもの

 家財保険は基本的に引越しの際に持ち運べる動産が対象範囲になっていますが、動産によっては家財保険の適用範囲外になることがあります。これは実際に所有していたかの証明が困難なものが適用範囲外になっています。

 家財保険の適用範囲外になっている動産に関しては、万が一に備えて他の対策を講じる必要があります。

外に持ち出している時

 家具や家電などの本来であれば対象範囲のものであっても、外に持ち出している際は家財保険の対象範囲外になってしまいます。

 家財保険は契約している建物内に所在している動産が保障の対象範囲に設定されているので、外に持ち出している場合は対象範囲外です。建物から外にある場合には対象に取られないのが基本的な考え方です。

現金

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 現金は動産ではありますが、家財保険の対象範囲外に設定されています。現金の場合は実際にどれくらい建物内に保有していたかを証明するのが難しいため、家財保険の対象範囲からは外れます。

 自宅などに現金を保有していると万が一の際に補償されないので、心配な場合は金融機関などに預けておく方が安全です。

証券

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 証券も動産ではありますが、家財保険の対象範囲外に設定されています。証券も実際にどれくらい保有していたかを証明するのが難しいため、家財保険の対象範囲からは外されています。

 証券に関しての再発行などを希望するのであれば家財保険ではなく、証券契約をした証券会社などに相談をして再発行してもらえるかを確認することをオススメします。

 また、自宅に保管しておく必要性がないのであれば金融機関の貸金庫を利用するなど保管に関して細心の注意を払う必要があります。

データ類

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 データ類に関しても実際にどのようなデータが保存されていたかを確認することが困難なため家財保険の対象範囲外に設定されています。

 そのためデータ類の管理は定期的にバックアップをインターネット上に取っておくなどの工夫が必要になります。また、データ類であれば専門業者に依頼すればデータサルベージをしてもらえる可能性もあります。

家財保険の補償範囲

家財保険の補償が適用される範囲は決まっています。
具体的な補償範囲は以下の通りです。

家財保険が適用される補償範囲

  • 火災・落雷
  • 災害(風災・震災)
  • 盗難
  • 破損・破裂・爆発
  • 水濡れ
  • 水災

これらが具体的な補償範囲です。
火災・落雷や風災や震災などの災害に関しては基本的に補償に含まれます。ですが、水災や盗難・水濡れ等はプランによって補償されるかどうかが異なります。

そのため、家財保険のプランをよく確認することが必要です。
家財保険の補償範囲が広くなればなるほど、保険料は増加していきます。

家財保険に加入する場合は、自宅の災害リスクを考慮し、自分にあったプラン選択が重要です。

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家財保険で補償される事例

 家財保険は万が一の時に保険金額で補償してくれる保険ですが、全てのケースにおいて保証してもらえるわけではなく、補償対象になるケースとそうでないケースがあります。保証される場合の事例について説明していきます。

火災や風災等の自然災害による損害

Photo bygeralt

 家財保険で多い勘違いが火災のみが補償対象になると思われていますが、実際は火災以外にも補償してもらえる場合があり、風災などの自然災害による損害も補償対象になっています。

 家財保険の契約内容によっても異なりますが、台風での被害や大雨による雨漏り、近隣の川の氾濫による床下浸水なども実は家財保険の補償対象になることが多いです。

 しかし、どこまでを補償対象にするかは家財保険の契約内容によって異なるので、自分の住んでいる地域などに合わせてオプションを付ける必要があります。

子供による突発的な事故

 子供による突発的な事故も家財保険の補償対象になることが多い傾向にあります。例えば子供がテレビにぶつかって破損した場合や、子供が遊んでいて窓ガラスを割った場合などがこの場合の補償対象になります。

 こういった突発的な破損補償の場合は家財保険によって、全額保証してくれるのではなく一部負担になっていることが多いのである程度は自己負担額は必要になってきます。

 一部負担金の適正金額については家財保険の契約内容によって異なるので、小さい子供がいる場合などは契約時に相談することが大切です。

自宅敷地内での盗難

 自宅敷地内での盗難も家財保険での補償対象になります。これは家を留守にしている間に空き巣などによって、家具や家電が盗難にあった場合などに適用されることが多いです。

 注意点として、自動車やバイクなどは家財保険の対象外になるので他に盗難保険に加入する必要があります。例外として自転車や125cc以下のバイクは家財保険の対象になります。

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賃貸住宅では火災等で借りている部屋に損害を与えた場合、大家さんへ損害賠償責任を負います。そのような時に補償されるのが借家人賠償責任保険です。ほとんどの場合、火災保険とセットで加入しています。借家人賠償責任保険の補償内容や保険料の相場を確認しておきましょう。

【家財保険】保険金の適正金額の決め方

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 家財保険の保険金額の適正金額は契約者の年齢や家族構成などによっても異なってきますが、適正金額についてはある程度の目安が定められています。

再調達価額と時価額の違い

Photo byjarmoluk

 保険金額の適正金額を出すためには家具や家電の再調達価額と時価額について理解する必要があります。それぞれ再調達価額と時価額について説明していきます。

再調達価額とは

Photo byAlexanderStein

 再調達価額とは家財が損害を受けた際に同等の家財を揃えるために必要な費用のことを指します。再調達価額の適正金額についても年齢や家族構成ごとにある程度の目安が決められているので参考にすることをオススメします。

時価額とは

Photo bystevepb

 時価額とは家財を使用していく間の損耗を考慮して、再調達価額から損耗分の金額を差し引いた分が時価額になります。

 しかし、時価額では家財を再調達する際に費用が不足することが多いので、近年の家財保険では時価額ではなく再調達価額で設定されていることが多いです。

家財保険の保険金額の相場

Photo bystevepb

 家財保険の保険金額の相場は年齢や家族構成によって異なってきますが、基本的には年齢が高いほど、家族が多いほど保険金額の相場は上がっていきます。

 自分自身の状況を考慮して適正金額を計算することによって、納得した家財保険の契約に繋がります。

 例外として独身世帯の場合であれば年齢に関わらず保険金額の相場は300万円とされています。

保険金額の簡易評価表
世帯主年齢

2名
大人のみ

3名
大人2人
子供1人

4名
大人2人
子供2人
5名
大人2人
大人3人
独身世帯
25歳前後 500万 600万 700万 800万 300万
30歳前後 700万 800万 900万 1000万 300万
35歳前後 900万 1000万 1100万 1200万 300万
40歳前後 1100万 1200万 1300万 1400万 300万
45歳前後 1300万 1400万 1500万 1600万 300万
50歳前後 1500万 1600万 1700万 1800万 300万

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マンションに地震保険は必要?補償内容から加入率や注意点まで解説!
マンションに地震保険は必要かどうか悩んでいませんか?結論から言うと、地震保険は加入しておくべきです。この記事では、地震保険の加入率や補償内容など、地震保険の基礎を紹介します。ぜひこの記事で地震保険を理解し、正しい知識で契約を検討してみてください。

25歳前後の保険料の相場

Photo bynattanan23

 25歳前後の保険料の相場は夫婦500万円、夫婦と子供1人600万円、夫婦と子供2人700万円となっています。

 25歳未満の保険料も基本的にはここに含まれています。

30歳前後の保険料の相場

Photo bynattanan23

 30歳前後の保険料の相場は夫婦700万円、夫婦と子供1人800万円、夫婦と子供2人900万円となっています。

35歳前後の保険料の相場

Photo bynattanan23

 35歳前後の保険料の相場は夫婦900万円、夫婦と子供1人1,000万円、夫婦と子供2人1,100万円となっています。

40歳前後の保険料の相場

Photo bystevepb

 40歳前後の保険料の相場は夫婦1,100万円、夫婦と子供1人1,200万円、夫婦と子供2人1,300万円となっています。

45歳前後の保険料の相場

Photo by yto

 45歳前後の保険料の相場は夫婦1,300万円、夫婦と子供1人1,400万円、夫婦と子供2人1,500万円となっています。

50歳前後の保険料の相場

Photo bynattanan23

 50歳前後の保険料の相場は夫婦1,500万円、夫婦と子供1人1,600万円、夫婦と子供2人1,700万円となっています。

地震による損害について

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  地震による損害については家財保険や火災保険では補償範囲外になっているので、地震に対する備えをしたいのであれば地震保険に加入する必要があります。

 地震保険は補償対象を建物のみ家財のみ建物と家財の両方のいずれかに設定することが出来るので、自分の環境に合った補償範囲を設定することが重要です。

家財保険の保険料を抑える方法

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ここまでで家財保険の必要性や相場をご理解していただけたと思います。ここでは、実際の家財保険の保険料を抑える方法を紹介します。

保険料を抑える方法は下記の二つの方法です。

家財保険の保険料を抑える方法

  • 適切な保険金額を設定する
  • 不要な補償を外す

上記の2点についてそれぞれ詳しく説明していきます。

適切な保険金額を設定する

保険金の適正金額を設定することで費用を抑えることができます!
保険金額が補填される額を大幅に上回ってしまうと、その分損をしてしまいます!

多く払い過ぎてしまい、無駄なお金を払ってしまうのはもったいないので、先に記載している「保険金額の簡易評価表」を参考にしながら適切な保険金額を設定しましょう。

不要な補償を外す

家財保険の補償内容は自分に合わせて変更することができます。その中で自分には不要な補償を見極めて外すことで保険料を抑えることができます。

不動産会社などでは、多くのプランが付随しているプランを勧められることが多いです。ですが、自分の居住地によって不要な補償内容も含まれていることがあります。

そのため、不要な補償内容を外すことで保険料を最低限に抑えることができます。

家財保険の相場を知って賢く加入しよう!

Photo byPexels

 家財保険の相場を知って賢く加入することによって、万が一の際の備えを作ることが出来ます。家財保険は契約内容によって補償金額や補償範囲についても異なってくるので契約内容はしっかりと把握することが大切です。

 家財保険では自分自身の年齢や家族構成によって適正保険料や目安は異なってきますが、目安に関してはあくまで目安であるので所有している家財が高額であるなら補償金額を大きくする必要がある他、家財がそれほどないなら補償金額を下げることも可能です。

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