結婚前に家を買う?婚約カップルが家を買うタイミングのメリット・デメリットは?
「結婚前に家を買うのはあり?」
「婚約してからすぐに家を買うのは早すぎる?」
婚約をきっかけに一緒に生活をするカップルも多く、こうした住まいについての悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今は賃貸アパートやマンションに一緒に住んでいるという方も、いずれ家を購入するのであれば「結婚前にマイホームを購入したい」と考える方も少なくないはず。
本記事では、結婚前に家を買うことを考えているカップル向けに、結婚前に家を買うメリット・デメリットと家を買う理想のタイミングについて詳しく解説していきます。
マイホームの購入を悩んでいる婚約カップルさんは、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- メリットは早い段階で住宅ローンを完済でき、その後のライフプランや老後資金などの余裕にもつながる
- デメリットは婚約解消のリスクで、万が一破談になっても住宅ローンの返済義務が残る
- 離婚率がもっとも高い同居期間5年未満は、家を買うリスクがある
記事の目次
- 1結婚前に家を買うカップルも多い!理想のタイミングは?
- 2結婚前や婚約時に家を買うメリットとデメリット
- 2.1結婚前や婚約時に家を買うメリット
- 2.2結婚前や婚約時に家を買うデメリット
- 3新婚で家を買うメリットとデメリット
- 3.1新婚で家を買うメリット
- 3.2新婚で家を買うデメリット
- 4子供が生まれた後に家を買うメリットとデメリット
- 4.1子供が生まれた後に家を買うメリット
- 4.2子供が生まれた後に家を買うデメリット
- 5男女別の家を買う理想のタイミング
- 5.1結婚前に家を買う上で知っておきたい離婚率
- 5.2男女別の家を買う理想のタイミング
- 5.3結婚後なら収入合算タイプの住宅ローンを利用できる
- 6結婚前に家を買うことに対する口コミ
- 6.1結婚前に家を買う派の口コミ
- 6.2結婚前に家を買わない派の口コミ
- 7結婚前に家を買う際の注意点
- 7.1転勤の有無
- 7.2離婚時の財産分与
- 8結婚前に家を買うならメリットとデメリットをよく知っておこう!
結婚前に家を買うカップルも多い!理想のタイミングは?
結婚が決まり幸せいっぱいな婚約カップル。
新生活に向けて多くの人が新居を探すはず。
結婚が決まっているなら、マンションや戸建てなどの”マイホーム”を検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「まだ結婚前だから…」と家を買うことに二の足を踏んでしまう人も少なくありません。
しかし、実は結婚前に家を買うカップルが増えているのです。
今回は、結婚前に家を買うメリットやデメリット、理想の家を買うタイミングまで詳しくお話しします。
結婚前や婚約時に家を買うメリットとデメリット
結婚前や婚約時、新たなスタートに向けて新居を探します。
新居探しについて、二人で話し合いもするでしょう。
「賃貸?マイホーム?」「マイホームは結婚後の方がいいのかな?」と悩むことはたくさんあります。
結婚も目前の状態ならば、結婚前に家を買う選択肢もあるのです。
まずは、結婚前に家を買うメリット・デメリットからご紹介します。
結婚前に家を買うメリット | 結婚前に家を買うデメリット |
早い段階で住宅ローンを完済できる | 婚約解消のリスクがある |
返済期間の長い住宅ローンを組める | 共同ローンの場合は破談後も両者にローンが残る |
マイホームを検討する時間を作りやすい | 売却しても元の値段で売るのは難しい |
結婚前や婚約時に家を買うメリット
婚約中に家を買うメリットは、早い段階で住宅ローンを完済できること。
家は大きな買い物であり、多くの人が住宅ローンとして25年~35年期間をかけて返済します。
また、金融機関の多くが、完済年齢を80歳までと定めており、返済期間がもっとも長い35年ローンは、45歳までであれば利用可能。
婚約カップルの年齢を30歳前後と仮定すると、35年ローンを利用してもまだ65歳前後です。
生活に余裕が出てきたら、繰り上げ返済など利用することで、より若い年齢でローンを返済をすることもできます。
早い段階で住宅ローンを完済できることは、その後のライフプランや老後資金などの余裕にもつながるのです。
また、結婚後はこれまでの一人暮らしと比べて、何かと忙しくマイホームを検討する余裕がないという話もよく耳にします。
時間に余裕を作りやすい婚約中であれば、理想のマイホームを二人でじっくり話し合うことができるでしょう。
結婚前や婚約時に家を買うデメリット
結婚前に家を買うデメリットは、婚約解消のリスクがあること。
どんなに仲の良いカップルであっても、何らかの原因で結婚直前に破談になってしまうケースもあるのです。
万が一、結婚前に破談になってしまったとしても、住宅ローンの返済義務がなくなることはありません。
婚約中の住宅ローンは、多くの場合二人とも債務者になっており、婚約を解消したとしてもそれぞれに住宅ローンが残ってしまうのです。
残ってしまった住宅ローンを、どちらが引き受けることもできます。
しかし、相手側のローンの金額を合わせ、再度住宅ローンの審査を受ける必要があるので、収入によっては難しいと言わざるを得ません。
残された選択肢は、購入した家の売却です。
家を売却した金額でローンを返済することになりますが、もともとの家を買った金額で売れることはほぼありません。
結婚前に家を買うことは、上記のようなリスクを伴いますので、慎重に検討しましょう。
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新婚で家を買うメリットとデメリット
入籍して幸せいっぱいな毎日が待っています。
はじめは賃貸で生活している新婚夫婦も少なくありません。
しかし、結婚をしたからには"マイホーム"を夢見る人も多いでしょう。
ここでは、新婚で家を買うメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
新婚で家を買うメリット
新婚の間に家を買うことは、家族の土台を固めることに繋がります。
結婚前に家を買うメリットでもお話ししましたが、住宅ローンは早い時期に完済できるのがベストです。
厚生労働省の人口動態調査によれば、2020年の平均初婚年齢は男性31.0歳、女性29.4歳。
平均的な年齢で結婚する人は30歳ですぐ住宅ローンを組むことができます。
35年ローンでも65歳の定年までに住宅ローンを完済することが可能。
高齢と呼ばれる年齢での住宅ローンの有無は、その後のライフプランに大きく影響するのです。
新婚で家を買うデメリット
新婚で家を買うデメリットは、将来的に部屋数が足りなくなる可能性があることです。
子供は1人などの希望があっても、想定外に双子が生まれることもあるでしょう。
そのため、将来的に部屋数が足りなくなることもあるのです。
また、家族が増えることによって家計の状況も大きく変化します。
出費が増えることにより、ローンが負担となってしまうリスクもあります。
さらに、購入した家の場所によっては子どもの学区問題で失敗してしまうこともあります。
子供が生まれた後に家を買うメリットとデメリット
家を買うタイミングでもっとも多いのは、子供が生まれた後です。
しかし、タイミングによっては家を購入して後悔…なんてことになりかねません。
ここでは、子供が生まれてから家を買うメリットとデメリットを紹介します。
子供が生まれた後に家を買うメリット
子供が生まれた後に家を買うメリットは、立地や間取りなどがイメージしやすいことです。
子供が生まれると夫婦2人で暮らしている頃とは生活が変わります。
実際に子供が生まれ、夫婦ではなく"家族"として暮らすことで、理想の暮らしのための家をしっかりとイメージできます。
明確なイメージは、家を購入した後の満足度を高める要因となります。
子供が生まれた後に家を買うデメリット
タイミングによっては、子供が生まれた後の家の購入はデメリットとなってしまうことがあります。
タイミングというのは、子供の年齢です。
仮に子供がまだ幼い頃であれば、デメリットはほとんどありません。
しかし、子供がある程度大きくなり、進学や就職を考え始めたころであれば、どうでしょうか?
進学のために家を離れたり、就職のために一人暮らしをはじめることも十分に考えられます。
子供のいる家族のための間取りは、夫婦2人の生活には持て余してしまうでしょう。
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男女別の家を買う理想のタイミング
一生に一番高い買い物といわれるマイホーム。
誰しもベストなタイミングで家を購入したいと思うはず。
しかし、カップルでの意見の食い違いが生まれてしまうこともあるのです。
結婚前に家を買う上で知っておきたい離婚率
結婚前に家を買う上で、目を通していただきたいのが”離婚率”です。
一生で一番高い買い物と言われる家を買うからには、後悔はしたくありません。
2020年発表の2019年の離婚件数は、20万8,496組です。
同居期間別に見た離婚件数は以下の通りです。
同居期間 | 組 | |
1位 | 5年未満 | 63,826 |
2位 | 20年以上 | 40,395 |
3位 | 5年以上10年未満 | 40,049 |
上記のように、実は離婚率がもっとも高いのは同居期間が5年未満の夫婦なのです。
結婚前に家を買うことはそれなりのリスクがあり、覚悟が必要だと言えるでしょう。
男女別の家を買う理想のタイミング
男女間では、家を買う理想のタイミングが異なります。
男性は、結婚前に家を購入したいと思っている人が女性よりも多い傾向があります。
それは、男性の中で家は家庭を持つ条件だと認識している人が多いからです。
対して女性の場合は、結婚前に家を買いたいと思っている人は、それほど多くはありません。
その理由は、女性のほうが堅実な考え方をするからです。
女性は、収入や環境などを十分考えた上で、しっかりとタイミングを見計らって家を買いたいと考えている人が多いのです。
男女それぞれ考え方の違いがありますが、夫婦になるにあたってお互いの考えをしっかりと理解することがもっとも大切なのです。
結婚後なら収入合算タイプの住宅ローンを利用できる
若いカップルは「そもそも今の収入で住宅ローンを組めるのか?」「相談してみたら年収が足りなくて住宅ローンは厳しいといわれた」といった年収ネックになる方も多いと思います。
住宅ローンの審査では勤務先や健康状態に加えて、年収を厳しく見られますので若いカップルが住宅ローンを借りるハードルはやや高いといえます。
そのようなカップルに人気なのが「収入合算タイプの住宅ローン」です。
収入合算タイプの住宅ローンは、夫婦が共働きであれば、二人の収入を合わせてローンを申し込めるため、審査に通りやすく借入可能額を増やせるメリットがあります。
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結婚前に家を買うことに対する口コミ
結婚前に家を買うということに、不安を感じていませんか?
結婚という一大イベントを控えているなかで、高額な買い物である家の購入を検討されているのですから、不安があって当然です。
そんな時は、周りの意見を聞くことが大切。
ここでは、結婚前に家を買う派と結婚前に家を買わない派に分けて口コミを紹介します。
参考:SMILE SUMAI
結婚前に家を買う派の口コミ
女性
女性
結婚相手の考え方にもよるが、そのまま住むのもアリ。資産なので売却して家を購入しなおすことも可能、好みに合わせてリノベーションもできるからよいと思う。
結婚前に家を買わない派の口コミ
女性
相手も自分も好みは変わるものだし、新しいタイプの家も次々と出てくる。家は一生で一番大きな買い物だから、あわてず慎重に考えた方がよいと思う。
女性
結婚してから夫婦で新居の間取りなどを話し合って決めたほうが、お互い気持ちよく生活できる。どちらかの独断で決めてしまうと、もう一方が我慢することにもなる。
結婚前に家を買う際の注意点
結婚前に家を買うことを決めたら、その際の注意点をしっかりと把握しておきましょう。
ここでは結婚前に家を買う注意点を2つ紹介します。
転勤の有無
家を買うタイミングで気になるのが転勤の有無。
転勤がないに越したことはありませんが、全国転勤のある企業などで働いている人はどうしても転勤が避けられないことがあります。
家の購入後に転勤の辞令があった場合、多くの人が“単身赴任”という選択をするでしょう。
しかし、単身赴任だと家のローンと単身用のお部屋、さらにそれぞれの生活費などがかかるので家計を圧迫しかねません。
だからこそ、転勤がある場合は、検討に検討をかさね、家を買うタイミングをよく話し合う必要があるのです。
離婚時の財産分与
結婚前に家を購入した場合、注意したいのは離婚となってしまった時の財産分与です。
結婚前に家を購入していたとしても、結婚後に継続して住宅ローンの支払いをしていれば、財産分与の対象となります。
結婚前に個人で支払った頭金やローンに関しては、支払った個人の財産。
結婚後に夫婦で支払ったローンに関しては、夫婦の共有財産です。
専業主婦・専業主夫でどちらかに収入がない場合でも、この財産分与は変わりません。
結婚前に家を買うならメリットとデメリットをよく知っておこう!
本記事では結婚前に家を買うメリット・デメリットに解説してきました。
結婚前に家を購入できれば、それだけ住宅ローンを早く返し終わることができるメリットがあります。
そのメリットは、その後のライフプランや老後の生活にゆとりを与えてくれるでしょう。
しかし、結婚前だからこそ、破談になるリスクもつきまといます。
この記事のまとめ
- メリットは早い段階で住宅ローンを完済でき、その後のライフプランや老後資金などの余裕にもつながる
- デメリットは婚約解消のリスクで、万が一破談になっても住宅ローンの返済義務が残る
- 離婚率がもっとも高い同居期間5年未満は、家を買うリスクがある
上記のようにメリットもあればデメリットがあることを理解して、家を買うかどうかは慎重に判断することが大切です。
家を買うベストなタイミングは人それぞれで、男女間でも理想のタイミングは異なります。
パートナーと生活する理想の住まいを手に入れたい方は、中古マンション購入を検討してみてはいかがでしょうか。中古マンション購入は理想の間取りや住環境を実現しやすく、賃貸や新築住宅より選択肢が多く理想の住まいがきっと見つかります。
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