賃貸より購入?独身女性は1LDKのマンションがオススメ!東京の相場はいくら?
女性
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独身女性のおすすめの間取りが知りたい…
と悩んでいませんか?
結論から言うと、独身女性には、1LDKのマンション購入がおすすめです。
今回は、1LDKのマンション購入がおすすめの理由を解説します。
さらに1LDKのマンションの購入と賃貸比較、1LDKのマンションを購入した女性の年齢や収入などまで詳しく解説します。
この記事を読めば、独身女性の場合、賃貸よりも1LDKのマンション購入に魅力があることがわかりますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 1LDKは都心でも4000万以下で購入可能
- 売却もしやすいので独身女性におすすめ!
- 1LDKのマンション購入と賃貸では、月々の支払額はほとんど変わらない
- マンション購入は資産になり、購入した方がグレードのいい家に住める
記事の目次
- 1独身女性のマンション購入は1LDK!
- 21LDKのマンション購入がおすすめの理由
- 2.11.利便性が高い
- 2.22.資産価値が落ちにくい
- 2.33.低価格
- 2.44.運用しやすい
- 2.51LDKの価格は上昇傾向にある
- 31LDKのマンションを購入と賃貸で比較
- 3.1間取り・広さ
- 3.2設備
- 3.3建物
- 3.4費用
- 41LDKのマンションを購入した女性たち
- 4.1年齢
- 4.2収入
- 4.3専有面積
- 4.4マンション価格
- 4.5購入理由
- 4.6マンションの決め手
- 5独身女性に人気!1LDKのコンパクトマンション
- 5.1コンパクトマンションとは
- 5.2おすすめの理由
- 5.3間取りの選び方
- 6マンション購入VS賃貸どっちが得?
- 7住宅ローンと家賃の違い
- 7.1住宅ローン返済
- 7.2家賃の支払い
- 8マンション購入のメリット・デメリット
- 8.1マンション購入のメリット
- 8.2マンション購入のデメリット
- 9賃貸のメリット・デメリット
- 9.1賃貸のメリット
- 9.2賃貸のデメリット
- 10【マンション購入・賃貸】どんな人が向いている?
- 10.1マンション購入に向いている人
- 10.2賃貸に向いている人
- 11【マンション購入VS賃貸】違いを理解して自分のプランに合った選択をしよう!
独身女性のマンション購入は1LDK!
独身女性には、賃貸よりも1LDKのマンション購入がおすすめです。
マンション購入というと高額なイメージがあるため、賃貸の方が費用を抑えられるイメージのある方も多いでしょう。しかしながら月々の支払額で比較してみると、賃貸も購入もさほど変わらないのです。
マンション購入であれば、自分の資産になるため、将来への不安感も少なくなるでしょう。
独身女性に1LDKマンション購入がおすすめな理由
- 1LDKは都心でも4000万以下で購入可能
- 結婚しても使い道が多い
- 資産価値が下がりにくい
間取りの中でも“1LDK”は人気がありますが、実は都心でも3,000〜4,000万円でも購入可能なコストパフォーマンスが高い物件が多いという特徴があります。
また、1LDKは居住空間に余裕があるので、将来的に結婚をした場合でも使い道が多く利便性も高いのです。
さらに、人気のある1LDKのマンションは、人気のエリアに建てられることが多いため、資産価値が下がりにくいというメリットがあります。
1LDKのマンション購入がおすすめの理由
1LDKのマンション購入がおすすめな理由を紹介します。1LDKマンションはファミリータイプのような敷地が必要ないため、利便性のあるエリアや駅近に建てられることが多いです。また未婚女性が年々増えている背景もあり、1LDKマンションの資産価値は今後も落ちにくいと考えられるでしょう。
1.利便性が高い
1LDKのマンションは、利便性の高い場所に建てられます。つまり、1LDKのマンションを選べば、必然的に利便性の高いエリアに住めるでしょう。
独身女性に人気なマンションの立地は「ある程度、街におしゃれさがあり夜遅くまでやっている飲食店があるかどうか」です。住宅メーカーも、1LDKに住む独身女性が狙うマンションの立地条件を把握しています。そのため、住みたい街の1LDKマンションを選べば、利便性に満足できるでしょう。
2.資産価値が落ちにくい
1LDKのマンションは、資産価値が落ちにくい傾向にあります。年々女性の未婚率が上昇していることもあり、1LDKの需要はさらに伸びていくでしょう。
先に述べたように、1LDKのマンションは独身女性が好む立地に建てられています。そのため、どんな女性にとっても利便性が高いと感じられ、需要が落ちません。売却することになっても値下がりしにくく、むしろ購入価格より高く売れる可能性もあります。
以下のグラフは株式会社不動産研究所が発表している首都圏の新築マンションの価格の推移を表しています。
引用:株式会社不動産経済研究所 首都圏 新築分譲マンション市場動向 2023年11月
グラフでは多少の乱高下はありますが、上昇傾向が続いていることがわかります。東京23区を前年同月比で見てみると、平均価格が12,811万円(50.2%アップ)、㎥単価も198.1万円(58.0%アップ)しています。
また、公益財団法人東日本不動産流通機構の「首都圏不動産流通市場の動向(2022年度)」によると、中古マンションの流通市場の動向は、成約物件㎡単価・成約物件価格も上昇していることがわかりました。
このように、現時点で首都圏エリアの中古マンション価格は高騰し続けているのです。
実際に独身女性に人気のあるエリアをまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
1位 | 北千住 |
2位 | 高円寺 |
3位 | 浦安 |
4位 | 宇都宮 |
5位 | 池袋 |
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3.低価格
マンション購入で心配なことは、価格の高さではないでしょうか。しかしながら、利便性の高い1LDKの賃貸に長く住み続ける予定があるなら、購入した方が安い場合もあります。
マンションの綺麗さや日当たりの良さなどを求めて賃貸を探すと、月に10万から15万支払っている方が多いでしょう。2023年現在、都心の1LDKでも3000万から4000万円で購入できることが多いです。
さらに、住宅ローンの低金利が続いていることもあり、1LDKマンションは想像よりも低価格で購入できます。
たとえば現在の金利で考えると、3000万円の1LDKマンションを35年の住宅ローンで借りた場合、月々の返済額は約8万円です。住宅ローンの返済が終わればマンションは自分の資産になるため、賃貸で住み続けるよりも良い選択でしょう。
4.運用しやすい
1LDKマンションは将来パートナーができた場合でも運用しやすいため、おすすめです。ワンルームマンションにパートナーと生活することは難しいものの、1LDKであれば2人でもじゅうぶん生活できる広さでしょう。
そのためパートナーができても、そのマンションに住み続けることが可能です。たとえ引っ越すことになっても、1LDKは資産価値が高いため貸し出したり売却したりでき、運用しやすいといえるでしょう。
1LDKの価格は上昇傾向にある
都心の1LDKの価格は上昇傾向にあります。以下のグラフはマンションリサーチが調べた東京都23区の中古マンションの2017年~2022年年度末までの売却坪単価の推移を表したものです。
グラフから価格上昇が続いていることが分かります。23区でマンションを購入することが資産形成においても優れた選択だと言えます。
1LDKのマンションを購入と賃貸で比較
同じ1LDKのマンションでも、購入か賃貸かで間取りや設備が異なります。一般的に、マンション購入の方がグレードは高いため、生活のクオリティーが上がるでしょう。
1LDKマンションの購入・賃貸比較
賃貸 | 購入 | |
間取り・広さ | ・細長い長方形のような形が多い ・太陽の光が届きにくい部屋もある |
・正方形のような形で設計されていることが多い ・太陽の光が入りやすくなり、家全体が明るい |
設備 | ・収納が少ない | ・設備環境が充実している ・収納も広めの部屋が多い |
建物 | ・マンション購入に比べてグレードが下がる | ・外観デザインや、共有部などが魅力的 ・防音性や断熱性に優れている |
費用 | ・月々の支払額は賃貸と購入でほとんど変わらない |
・資産になる |
間取り・広さ
間取りや広さを比べてみましょう。
賃貸の1LDKは、細長い長方形のような形で設計されていることが多いです。
玄関から入ってLDKを抜けると洋室があり、1番奥にバルコニーのあるような間取りがほとんど。
コンパクトではあるものの、バルコニーに接している部分が1部屋しかないため、太陽の光が届きにくいこともあるでしょう。
それに比べてマンション購入の場合は、正方形のような形で設計されていることが多いです。
LDKと洋室が隣り合わせに設計されることが多いため、バルコニーも2部屋に面しています。
賃貸に比べると太陽の光が入りやすくなり、家全体が明るくなるでしょう。
設備
購入の方が設備環境は充実しています。
たとえば、キッチンには食器洗浄乾燥機があったり、リビングには床暖房がついていたりすることも。
収納も賃貸に比べ、購入の場合には豊富に用意されています。
比較的大きなものも収納できるクローゼットは、マンション購入に多いです。
バスルームやトイレなどの水回り環境も、マンション購入の方が整っているため、使いやすかったり掃除がしやすかったりするでしょう。
建物
マンションの外観デザインや、共有部などもマンション購入の方が魅力的に感じることが多いでしょう。
それだけでなく、マンション購入は防音性や断熱性に優れていることが多く、隣人の生活音が気にならなかったり、クーラーの効きも良いと感じられたりします。
マンション購入は、賃貸マンションに比べてエントランスに高級感があるため、生活満足度も上がるでしょう。
費用
先に述べたように、購入と賃貸とでは月々の支払額がさほど変わりません。
それにもかかわらず、マンション購入は自分の資産になったり、住宅ローンの支払い後は居住費がほとんどかからなくなったりなどのメリットも。
もちろん、マンション購入には固定資産税などの所有不動産にかかる税金が発生するため、マンション購入が得とは一概には言えません。しかしながら、マンションに長く住む計画があるならば、購入した方が得する可能性も高いでしょう。
1LDKのマンションを購入した女性たち
マンション購入した女性は、どれくらいの年代や年収の時点で購入を決意したのでしょうか。また、マンション購入を決意した理由も紹介します。
年齢
女性がマンションを購入した年齢は、30代後半から40代前半が最も多い結果になりました。20代は年収の観点から、マンション購入に踏み切れない女性が多いです。
20〜24歳 | 0.3% |
25〜29歳 | 5.0% |
30〜35歳 | 16.8% |
35〜39歳 | 26.1% |
40〜44歳 | 28.2% |
45〜49歳 | 15.8% |
50〜54歳 | 5.3% |
55〜59歳 | 2.4% |
60歳以上 | 0.3% |
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女性がマンション購入を決意する年収は、400万円から600万円台が多いです。
200万円未満 | 2.6% |
200万円台 | 3.7% |
300万円台 | 12.4% |
400万円台 | 16.1% |
500万円台 | 22.9% |
600万円台 | 16.6% |
700万円 | 10.5% |
800万円台 | 6.8% |
900万円台 | 2.9% |
マンションを購入した年齢と照らし合わせてみると、30代から40代の購入が多い理由がわかります。20代では年収が伸びないため、キャリアが積み上がり年収の上がる30代以降に購入を決意する方が多いのでしょう。
専有面積
30平方メートルから、40平方メートルのマンションを購入する女性が最も多いです。30平方メートルから40平方メートルは、ちょうど1LDKに相当する広さ。この結果からも、1LDKが人気だとわかるでしょう。
〜29平方メートル | 3.2% |
30平方メートル台 | 27.9% |
40平方メートル台 | 29.5% |
50平方メートル台 | 21.6% |
60平方メートル台 | 10.8% |
マンション価格
マンションを購入した女性は、2500万円から3500万円の間で物件を探しています。都内の1LDKの相場が3000万円台のため、やはり1LDKを購入している女性が多いといえるでしょう。
〜1,000万円 | 0.5% |
1,000万円台 | 3.9% |
2,000万円〜2,500万円 | 7.4% |
2,500万円〜3,000万円 | 23.7% |
3,000万円〜3,500万円 | 26.1% |
3,500万円〜4,000万円 | 18.7% |
4,000万円〜4,500万円 | 10.0% |
購入理由
マンション購入を決意した理由はどのようなものが多いのでしょうか。やはり、将来の不安から資産所有の目的で購入する方が多いです。
近年、住宅ローンの低金利が続いている背景もあり、賃貸とマンション購入では月々の支払額がさほど変わらないことも購入の後押しになっているでしょう。
家賃がもったいない
賃貸に支払っている家賃がもったいないという理由から、マンション購入をした女性が多いです。
近年、低金利が続いている影響もあり、月々の住宅ローン返済額と賃貸に支払う家賃がさほど変わらない場合もあります。長く住み続ける予定があれば、購入した方がいいでしょう。資産価値の高いマンションを選べば、自分の資産にできます。
快適で安全に暮らしたい
一般的に賃貸マンションよりマンション購入の方が設備も整っていたり、セキュリティ面がよかったりします。
マンション購入ならエントランスのオートロック設備だけでなく、エレベーターに乗るときでさえ、専用のキーが必要なマンションもあるほどです。賃貸マンションよりマンション購入の方が快適さもあり、安全面でも不安は軽減されるでしょう。
資産を残せる
特に独身女性であれば、将来の安心のために資産を残したい方も多いのではないでしょうか。
もちろん資産価値の下がらないマンションを見極める必要はあるものの、当記事で紹介している1LDKであれば今後も需要は下がらないと考えられます。
将来が不安
マンションを所有すれば、将来的な不安を軽減できます。
住宅ローンの支払いを終えると、居住費ゼロで生活可能になるためです。収入がいつ減るかわからない世の中。賃貸に住み続けて月々の家賃の支払いに追われるより、精神的な不安が減るでしょう。
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設備が充実
マンション購入は設備が充実しているため、そこに魅力を感じ購入を決意する女性も多いです。
元から大きめな収納が設置されていたり、バスルームに浴室換気乾燥機がついていたりするなど、賃貸マンションにはない設備があるでしょう。生活のクオリティーを上げるために、マンションを購入する女性もいます。
マンションの決め手
独身女性がマンションを購入する決め手には、今の生活よりクオリティーが上がるかどうかが影響しています。たとえば、駅近になって通勤が楽になることや、グレードの上がった間取りにより開放感を得られることなどです。
交通アクセス
購入するマンションを決めるうえで、交通利便性は重要です。駅からマンションの距離はもちろんですが、最寄り駅から主要駅までアクセスがしやすいかもチェックしておくと良いでしょう。
間取り・収納
長く住むうえで、暮らしやすさを感じるかどうかは大切なポイントです。
間取りが自分好みであるか、持ちものに見合った収納スペースがあるかどうかをチェックしておきましょう。
日当たり・風通し
部屋に太陽の光が入らず常に暗かったり、窓を開けても風通しが悪いと、生活していて気分が上がらないでしょう。内覧は午前中に行くようにして、日当たりや風通しの良さをチェックしておくことがおすすめです。
生活施設
マンションの周辺施設もチェックすべきポイント。
近くにスーパーや薬局が充実していると買い物に便利です。近くにコンビニしかないと生活費がかさむ原因になるため、スーパーや薬局があるかどうかは必ずチェックしておいてください。また、大きな病院が1つでもあると何かあったときに安心でしょう。
独身女性に人気!1LDKのコンパクトマンション
購入マンションの中でも、1LDKのコンパクトマンションが独身女性の間で人気です。
独身女性に人気!1LDKのコンパクトマンション
- コンパクトマンションは1DKから2LDKが中心の購入マンションのこと
- 人気の理由は「独身女性にとってちょうどいい広さ」
- ワイドスパンな間取りや風通しの良さなどが重視される
コンパクトマンションはワンルームよりも広くファミリータイプよりも狭いため、「ちょうどいい広さで快適に暮らせる」として独身女性やカップル層に人気が高まっています。
コンパクトマンションとは
コンパクトマンションは、1990年代に誕生した主に単身者か2人世帯で暮らせるマンション購入のことです。
ワンルームに住むと、少し窮屈に感じる方も多いではないでしょうか。
とはいえ、ファミリーマンションだと独身女性には広すぎたり、マンション内が子どもの声でうるさかったりと不自由を感じるでしょう。
それに対して、独身女性でもちょうどいい1DKから2LDKが中心のマンション購入をコンパクトマンションと呼びます。
おすすめの理由
コンパクトマンションの魅力は、何より独身女性にとってちょうどいい広さなことです。
ワンルームだと家が「帰って寝るだけ場所」になりがち。しかし、コンパクトマンションならリビングダイニングとベッドルームを分けられ、生活にメリハリが出ます。
また、コンパクトマンションはファミリーマンションのような敷地を確保する必要がないため、利便性の高い駅近に建てられることが多いです。通勤も便利になり、駅近くの商業施設へ気軽にアクセスできる利便性の良さが魅力でしょう。
間取りの選び方
コンパクトマンションを購入するにあたり、どのように間取りを選べばいいのか紹介します。
「住んでみると、住み心地が思ったより悪かった」とならないためにも、以下のポイントを意識しながらマンションを見つけてみてください。
ワイドスパンな間取り
ワイドスパンな間取りとは、バルコニーに接している部分が広いことを指します。
1部屋しかバルコニーに接していないと、太陽の光が家全体に入りません。しかし、リビングダイニングと寝室の両室がバルコニーに接しているようなワイドスパンな間取りを選ぶことで、開放感を得られるでしょう。
風通しの良さ
コンパクトマンションは、敷地があまりとれないような駅近くに建てられることが多いことから、1フロアあたりの室数が少ない傾向にあります。
そのため、角部屋の割合が高くなるでしょう。
角部屋に住めば窓が2方向以上につくられており、風通しが良く暮らしやすいです。
窓の位置
先に述べたように、コンパクトマンションは2方向に窓が設置されていることが多いです。
そのため、リビングだけでなく、バスルームやトイレに窓を設置することも可能。湿気が多く汚れやすい水回りに窓があることで、家を清潔に保てますよ。
収納
コンパクトマンションだからといって、収納スペースが少ないわけではありません。
収納スペースを求められることが多いこともあり、収納スペースが充実しているようなマンション設計をしています。たとえば、ウォークインクローゼットが設置されていたり、洗面台の近くにはタオルなどを収納できるような空間を備えたりしていることが多いです。
マンション購入VS賃貸どっちが得?
賃貸も購入も月々の支払い額ではあまり変わらないことをお伝えしました。
しかしケースバイケースによってどっちが得なのかは気になるところです。
もちろん物件の条件によって変わりますが、以下の条件で、どちらがお得なのかをシミュレーションしてみましょう。
賃貸・購入の共通条件
- 住宅費用:月12万程度
- 30〜80歳までの50年間
賃貸の場合
敷金 | 24万円(2ヶ月分) |
礼金 | 24万円(2ヶ月分) |
家賃(月:50年間) | 12万円 |
更新費用(2年に1度) | 12万円 |
共益費・管理費(月:50年間) | 1万2,000円 |
購入の場合
住宅価格 | 3,900万円 |
住宅取得費用(頭金なし) | 234万円(住宅購入費の6%程度を想定) |
住宅ローン返済額(毎月) | 11万9,412円 |
借入額 | 3,900万円 |
返済期間 | 35年(30〜65歳まで。金利タイプは全期間固定1.5%) |
修繕積立金(月:50年間) | 1万2,000円 |
管理費(月;50年間) | 1万5,000円 |
期間を50年にした場合、購入の方が安く済む結果となりました。
上記のように単純計算すると購入の方がお得に感じるかもしれませんが、マンション購入には固定資産税など別の費用もかかってきますので、一概にどちらがお得かは条件によって異なります。
住宅ローンと家賃の違い
住宅ローンと家賃の最も大きは違いは月々の支払い方法です。
住宅ローンと家賃の違い
- 住宅ローンは、自分の住宅を手に入れることができるメリットがある
- 住宅ローンは、借金を背負うため収入が安定していることが前提となる
- 賃貸は、引っ越ししやすくライフスタイルに柔軟性を持てるメリットがある
- 賃貸は、自分自身の資産にはならないデメリットがある
マンション購入では住宅ローンを返済し、賃貸では家賃を支払います。それぞれ「住宅ローンの返済」か「家賃の支払い」と異なるため、それぞれの特性を考えることが大切です。
住宅ローン返済
住宅ローン返済は、長期的な視点で見ると自分の住宅を手に入れることができるため、一定のメリットがあります。
また、ローン完済後は固定資産税など支払う住居費が減るため、老後の生活費を安定させることができます。
ただし、住宅ローンを抱えるということは、長期的な借金を背負うことになるため、収入が安定していることが前提条件となります。また、住宅ローンを抱えることで、購入した住宅のメンテナンスや修繕費用を自分で負担する必要があります。
家賃の支払い
一方で賃貸の場合、手続きも簡単であるため、引っ越しのしやすさ、ライフスタイルに柔軟性を持たせることができます。
また、修理費用の負担がないため、住宅にかかる費用が安いというメリットがあります。ただし、賃貸住宅は、借りるだけのものであるため、自分自身の資産にはならないデメリットもあります。
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マンション購入のメリット・デメリット
次にマンション購入のメリットやデメリットを詳しく解説していきます。
マンション購入のメリット
マンション購入のメリットは主に「グレードが高い」「部屋数が多い」「間取り変更できる」などが挙げられます。
グレードが高い
マンションはアパートや一軒家と比べると高級感や設備が充実している物件が多いため、満足度が高い傾向があります。
アパートや一軒家は個人が大家さんをしているケースが多く、設備や内装の充実さにはばらつきがあるため、グレードの高さは保証できません。
部屋数が多い
1LDKを選択する場合は当てはまりませんがマンションは部屋数が多い物件も多く、選択肢の広さも魅力のひとつです。
初めから2人で済むことや家族で引っ越すことが決まっているなど使い方が決まっている場合は部屋数の多い物件を選ぶと良いでしょう。
間取り変更できる
賃貸では大規模な間取り変更はできませんが、自分で購入した物件に関してはある程度間取りを変更することが可能です。ライフスタイルの変化に応じて柔軟にリフォームできることは大きなメリットと言えます。
ローン完済後は住居費負担が減る
ローンの返済が完了すれば月々の住居費負担が減ることもメリットの一つです。
賃貸では一生家賃を払い続けなければいけませんが、マンション購入の場合はローンを完済すれば月々の固定は固定資産税など限られた出費になるので、老後の不安を軽減させることができます。
住宅が資産になる
マンションを購入する場合、一括購入後または住宅ローンを払い終えたら、マンションは自分の資産になるというメリットがあります。
賃貸では、いくら家賃を支払い続けても、自分の資産になることはありません。
しかし、マンションを購入した場合、将来的に結婚などでマンションが必要なくなったら、マンションを売却して現金に換えることや、賃貸物件としてマンションを貸し出すことが可能です。
また、万が一、マンションの所有者である自分が亡くなった場合には、配偶者や子供・孫などにマンションを資産として相続することもできるのです。
マンション購入のデメリット
マンション購入のデメリットは、主に「引越ししづらい」「住居費を下げられない」「ライフスタイルの変化に対応しにくい」などが挙げられます。
引越ししづらい
マンション購入のデメリットとして挙げられるのが、引越しがしづらいこと。
賃貸の場合、なにかトラブルがあった場合など、気軽に引越しすることができます。
しかし、マンションを購入した場合、不可能ではありませんが、引越しがしづらいのです。
それは、マンションを購入する時には、住宅ローンを利用するケースが多く、転居するためには住宅ローンを完済する、もしくは売却や賃貸に出す必要があります。
不動産会社を通じてマンションを売却することは可能ですが、仲介手数料が必要になることや希望価格で販売できるとは限らないなどの問題が発生してしまう可能性もあります。
住居費を下げられない
マンションを購入した場合、住居費を下げられないというデメリットもあります。
マンションを購入するためには、多額のお金が必要です。
そのため、住宅ローンを利用して、長期間に渡って返済をすることが多いでしょう。
万が一、月々の収入が減ってしまった時には、賃貸であれば家賃の安い物件に引っ越すことが可能です。
しかし、マンションを住宅ローンを利用して購入している場合には、引越すことは難しく、住居費を下げることは厳しいでしょう。
ライフスタイルの変化に対応しにくい
マンション購入には、ライフスタイルの変化に対応しにくいというデメリットがあります。
独身のうちにマンションなどを購入した場合、その先に結婚や妊娠・出産、転職などライフスタイルの変化があることが予想されます。
しかし、一人暮らし向きなマンションを購入してしまったら、配偶者や子供が増えることによってマンションが手狭に感じてしまうこともあるでしょう。
また、先述したように、住宅ローンを返済している間は引越すことが難しいので、転職で勤務地が離れてしまった場合でも近隣に移り住むことができないのです。
住宅ローン以外の費用
マンション購入のデメリットは、住宅ローン以外の費用がかかってしまうということ。
マンションを購入した場合、住宅ローン以外にも必要となる費用があります。
住宅ローン以外にも必要となる費用は主に、マンション購入の際の初期費用はもちろん、月々のマンション管理費や修繕積立金、毎年の固定資産税・都市計画税などがあげられます。
マンション管理費や修繕積立金、毎年の固定資産税・都市計画税などは支払い額が上昇してしまう可能性もあるのです。
賃貸のメリット・デメリット
次に賃貸を選ぶメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
賃貸のメリット
賃貸を選ぶメリットは、「引越ししやすい」「修理費用の負担なし」「住居費の調整可能」が挙げられます。
引越ししやすい
賃貸には、引越しをしやすいというメリットがあります。
独身の場合、これから結婚・出産や転職など、ライフスタイルの変化があるでしょう。
マンションを購入している場合、住宅ローンの関係などもあるため、なかなか引越すことができません。
しかし、賃貸であれば、住宅ローンを支払っているわけではないので、いつでも引越すことができるのです。
修理費用の負担なし
賃貸のメリットは、修理費用の負担がないこと。
マンションを購入した場合、設備に不具合などが発見されたら、自身で修理費用を用意しなければなりません。
しかし、賃貸の場合、物件の維持・修繕費用は貸主が行います。
そのため、設備の不具合・故障などがあった時には、規約に違反するような使い方をしていない限り貸主が費用を負担してくれるのです。
住居費の調整可能
賃貸には、住居費の調整ができるというメリットがあります。
賃貸は、毎月決められた家賃を支払います。
しかし、マンションを購入した場合と違い、いつでも引越しをすることが可能です。
万が一、月々の収入が下がってしまった場合でも、家賃の低い物件に引越しなど住居費の調整ができるので、月々の支払いに頭を悩ませることもないのです。
賃貸のデメリット
賃貸を選ぶデメリットは、「内装など自由に決められない」「家賃を一生払い続ける」「高齢になると契約更新が厳しい」が挙げられます。
内装など自由に決められない
賃貸のデメリットは、内装などを自由に決められないこと。
賃貸で部屋を借りている場合、所有者は貸主です。
そのため、賃貸に住んでいる時に「内装・設備を好みのものにしたい…」と思っても変更することができないのです。
また、もし変更してしまった場合には、部屋の退去時に原状回復として、変更する前の状態に戻さなければならないので、注意しましょう。
家賃を一生払い続ける
賃貸には、家賃を一生払い続けるというデメリットがあります。
マンション購入であれば、住宅ローンを組んでいても完済さえすれば、それ以上お金を払い続ける必要はありません。
また、住宅ローン完済後、マンションが自分の資産にもなるというメリットもあります。
しかし、賃貸の場合は、家賃の支払いに終わりはありません。
それだけでなく、いくら家賃を払い続けても、あなたの資産になることもないのです。
高齢になると契約更新が厳しい
賃貸は、高齢になると契約更新が難しいこともデメリットのひとつだと言えるでしょう。
高齢になると、契約更新ができないわけではありません。
しかし、高齢者と賃貸契約を結ぶにあたって「健康面」「金銭面」「保証人」などの不安要素があるため、契約更新・新規の契約が難しくなります。
【マンション購入・賃貸】どんな人が向いている?
ここでは、どんな人がマンション購入または賃貸に向いているのかについてお話しします。
マンション購入に向いている人
マンション購入に向いている人は、どんな人なのでしょうか?
マンション購入に向いている人の特徴は、以下の通りです。
マンション購入に向いている人
- 退職までにローン完済できる人
- 収入が安定な人
- 部屋数が必要な人
- 貯蓄が潤沢な人
ここでは、賃貸に向いている人の特徴について、詳しくお話しします。
退職までにローン完済できる
住宅ローンを利用する場合、退職後まで住宅ローンの返済が続いてしまうと、老後の生活費が不足してしまう可能性があります。
貯蓄に余裕があるのであれば問題ありませんが、住宅ローンは定年までに完済できるのが理想です。
収入が安定
住宅ローンを利用してマンションを購入する場合、滞らないように月々住宅ローンの返済をしなければなりません。
そのため、マンション購入は、確実に住宅ローンの返済ができる収入が安定している人におすすめです。
万が一、住宅ローンの返済が滞ってしまった場合、損害遅延金を請求を請求されたり、最悪の場合マンションを競売にかけられてしまう可能性もあります。
部屋数が必要
賃貸には、十分な広さ・部屋数のある間取りが多くはありません。
それは、貸主にとって、部屋の間取りを広くすればするほど、投資効率が悪くなるから。
しかし、販売されているマンションは、十分な広さ・部屋数のある間取りの物件も多いのです。
だからこそ、部屋数が必要な場合はマンション購入が向いています。
貯蓄が潤沢
貯蓄が潤沢な人は、マンション購入がおすすめです。
それは、貯蓄が潤沢であれば、マンション購入で返済が滞る可能性が低いから。
また、マンション購入の返済が終えたら、マンションは資産となるので、お金が無駄になることもありません。
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賃貸にはどんな人が向いているのでしょうか?
賃貸に向いている人の特徴は、以下の通りです。
賃貸に向いている人
- 転勤が多い人
- 収入が不安定な人
- 健康状態が良くない人
- 大きな借金をしたくない人
ここでは、賃貸に向いている人の特徴について、詳しくお話しします。
転勤が多い
賃貸は、自由に引越しが可能で、住む場所を自由に選択することができるのが魅力です。
そのため、転勤が多い職業の方には、賃貸がおすすめです。
収入が不安定
収入が不安定な人は、賃貸が向いています。
もし、収入が不安定な状態で住宅ローンを滞らせてしまう可能性もあります。
先述しましたが、住宅ローンが滞ってしまうと損害遅延金を請求を請求されたり、最悪の場合マンションを競売にかけられてしまうこともあるので、注意が必要です。
健康状態が良くない
健康状態があまり良くない場合、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性があります。
そのため、健康状態が良くない人は、マンションを購入することができないケースもあるのです。
賃貸であれば、厳密に健康状態をチェックされることはないので、健康状態が良くない場合には賃貸を選ぶと良いでしょう。
大きな借金をしたくない
住宅ローンは、借金のひとつです。
そのため、大きな借金をしたくない場合には、賃貸の方が向いています。
【マンション購入VS賃貸】違いを理解して自分のプランに合った選択をしよう!
マンション購入および賃貸には、それぞれ大きな違いがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットなどの違いを理解することが大切です。
この記事のまとめ
- 1LDKは都心でも4000万以下で購入可能で、最終的に資産となるなどの理由から独身の女性におすすめ
- 1LDKのマンション購入と賃貸では、月々の支払額はほとんど変わらない
- マンション購入と賃貸では、メリットとデメリット・注意点が大きく異なる
それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをしっかり理解して、あなたのライフスタイルに合う最高な住処を手に入れましょう。
ieyasu(イエヤス)は、売却しやすい資産価値の高い中古マンションのご提案を得意としています。さらに、金利の低い住宅ローンのご案内と無理のない返済計画のサポート、都内23区人気エリアからおすすめ物件のご案内を行っています。
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株式会社EST GROUP 代表取締役社長
渡邊 亮介
22歳から“利用価値”を重視した一生のマイホーム購入を取り扱う不動産会社に参入。その後25歳で営業代行会社を設立し、富裕層向けに特化した“資産価値”重視の投資用不動産の売買をスタート。28歳で㈱ESTGROUPを設立。20代でもローンが通りやすいサービス「ieyasu(イエヤス)」を運営。注文住宅・土地・一戸建て・マンション購入のサポート累計240件以上。投資用不動産の購入サポート累計350棟以上。自身でも投資家として都内にビルを所有
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