【一人暮らしマンション購入】メリットや注意点は？価格相場や広さまで徹底解剖！

マンション購入に興味があるけれど一人暮らしでマンションを買う決断がつかないとお悩みではありませんか。

単身者がマンションを購入する際には、注意点やチェックすべきポイントを抑えて選択することが大切です。

そこで本記事では、一人暮らしでマンションを購入するメリットや、購入する際の注意点、マンション選びのチェックポイントまで詳しく紹介します。

一人暮らしでマンションの購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

マンションの購入と聞くと「家族やカップルが検討するものだから独身には関係ないのでは？」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、「令和４年度住宅市場動向調査報告書」によると、一人暮らしで中古マンションに住んでいる割合は、中古マンション所有者の16.6%。新築マンションに住んでいる割合は、新築マンション所有者の9.4%でした。

令和3年の同様の調査でも、一人暮らしのマンション所有者割合は近しい数字であることから、一人暮らしでもマンションを購入している人の割合は一定数いることがわかります。

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一人暮らしのマンションの購入は非常に高い買い物になります。特に独身でマンションを購入する際はどのようなメリットがあるのかを把握してから購入したいところですよね。

ここでは、一人暮らしでマンションを購入するメリットを詳しくみていきます。
大きく5つのメリットがあります。

昨今では、マンション購入を「自己資産として有利である」と考える方が増加しており、ひとつの資産形成のかたちとして広まりつつあります。
現金以外の資産形成としてマンション購入が注目されているのです。

リクルート社がおこなった「2022年　首都圏新築マンション契約者動向調査」ではマンション購入を資産として有利と考える方が2003年以降で最高を示しています。

マンション購入が資産となる理由は以下の3つが挙げられます。

賃貸の場合は退去があります。滅多にありませんが、賃貸の場合は更新が拒否されて、別の場所に引っ越さなければならないケースもあります。

賃貸で家具などを揃えても、結局出ていかなければならないことがあるのです。しかし、マンションを購入すれば老後もずっと住み続けることができます。

同じ家賃を払っていたとしても、独身でマンションを購入しておけば、老後の暮らしに安心感が生まれるでしょう。

マンションを購入すれば自分が自由に管理できる物件になります。たとえば、マンションを誰か別の人に貸して家賃収入を得ることもできるのです。

仮に引っ越しが必要になった際は賃貸に出して家賃収入を得ることも可能となり、賃貸と比べて選択肢も増えます。

賃貸に出す以外にも、マンションを売却することもできます。物件価格は年々上昇傾向にあり、資産価値の高い物件を購入すれば「購入した時と同じ値段」あるいは「それ以上」で売却をし、売却益を手に入れることも可能となります。

臨時的にお金が必要になった際に自分のマンションを売却することもできるので、独身でもマンションを購入しておくことはおすすめです。

一人暮らしのマンションを購入する場合、ローンを利用して購入すると、家賃と変わらないケースがほとんどです。

家賃と変わらないのに、賃貸よりもはるかに広い家に住めるのは大きなメリットではないでしょうか。また、住宅ローンを組む際の頭金がない場合でも「頭金ゼロ円」の物件もあるので、一昔前と比べて独身でもマンションは購入しやすくなっています。

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賃貸マンションの場合、借りている立場なので、リフォームやリノベーションはできませんが、購入したマンションの場合は自分の所有物になるので、自由に変更できます。

自由にカスタマイズできるのは大きな魅力でしょう。

一人暮らしのマンションなら、自分好みの内装にすることができます。たとえば、床面を張り替えたり、壁紙を変更したりなど、自分が暮らしやすい空間にすることが可能です。

ライフスタイルが変わった時に設備を追加できるのも大きなメリットでしょう。同居人が増えた時には壁を設置したり、逆に壁を取っ払ったりと、賃貸のように引越しするわけではなく、リフォームで解決できるという魅力もあります。

独身の生活にとことんこだわりたい場合は賃貸よりも購入マンションの方が何かと便利かもしれません。

一人暮らし用に建てられているマンションは特にですが、長く住むことを前提として設計されています。そのため居住者の入れ替わりが激しい賃貸と比較して住みやすいような設計が行われています。

たとえば、24時間作動している防犯カメラなどのセキュリティシステムや、そもそも住宅の強度が高かったりと、安心して生活できる環境が整っています。

そのため、独身で暮らしても安心して快適な暮らしを満喫できるでしょう。

賃貸マンションに比べて分譲用マンションは、建物や設備のグレードが高く、高級感があったり生活に便利な設備が整っているケースが多いのも特徴のひとつです。

キッチンやお風呂場などの水回り、リビングや廊下も賃貸に比べるとパッと見てもワンランク豪華に見える傾向があります。

また、賃貸用のマンションに比べて、防音性や耐震性、遮熱も高い場合が多いため、あらゆる点から快適に安心して暮らせるといえます。

一人暮らしでマンションを購入する際は、いくつか注意点があります。主に、支払いに関しての注意点があることを知っておきましょう。

その他にも購入する際の注意点はいくつかありますので、詳しくみていきましょう。

注意点として、気軽に引っ越しづらい点が挙げられます。

独身でマンションを購入すると、基本的には自分の所有物となるので、引っ越しの際には何らかの対策を行う必要があるでしょう。

たとえば、マンションを誰かに売却したり、空き家にする場合でも管理を必要とします。

賃貸住宅の場合は、退去後には一切管理が必要ないので、購入してしまうと、管理が面倒くさくなってしまうことは注意点として挙げられます。

ローンの返済計画を入念に行うべきということも注意点として把握しておきましょう。
 

たとえば、ローン返済中に自分が事故や病気にかかったり、失業してしまったりした時に、返済のあてがないと、支払いが滞ってしまうケースがあります。

ローンを払えなくなる可能性があることも注意点として把握しておくことが大切です。
ローンを支払えなくなると、最悪の場合マンションを手放す必要が出てくる場合もあります。

競売とは、支払いができなくなった住宅を手放さなければならない仕組みです。これは最悪のケースですが、このような状況に陥らないために、返済計画は余裕を持って立てるようにしましょう。

一人暮らしのマンション購入は賃貸とは異なり、税金の支払いやマンションの維持費が発生するので、注意点として把握しておきましょう。

これらの支払い（管理費や修繕積立金）は住宅ローンを完済した場合でも支払いが続きます。そのため、全くお金を払わなくて良いわけではないことは注意点です。

また、マンションを保有していると、住宅購入と同様に固定資産税などの税金も発生してしまいます。

維持費や税金に関してしっかりと計算しておらず、後から家計が圧迫されるというケースは往々にしてありますので、注意点として把握しておきましょう。
 

ここまで読んでいただいた方は、購入する場合、メリット・デメリットをしっかりと考慮したうえで、一人暮らしのマンション購入を考えられると思います。

さらに肝心なのは、一人暮らしマンションの購入費用。どのくらいの価格なのかは、知っておきたいところでしょう。

ここでは独身のマンション購入にかかる価格相場について、詳しく紹介します。

マンションの価格は一人暮らし向け物件の場合、約3,000万円ほどになることが多いです。
そこからシミュレーションしてみると、一人暮らしのマンション購入に必要な年収は、およそ400万円であることがわかります。

詳しくは次に紹介するシミュレーションを確認してみてください。

もちろん、マンションの価格は間取りの数や立地によっても異なるので、一概には言えませんが、年収400万円であれば、このくらいの価格帯を目安に考えておけば問題ないでしょう。

こうした数値をシミュレーションする方法として、「年収負担率」という考え方があります。

年収負担率は自分の年収において住宅ローンでどのくらいの割合を締めているのかを計算する方法。
年収負担率は25％以下が安全だとされており、35%以上だと少し危険というのが目安となっています。

年収負担率から年収ごとの相場を計算してみましょう。

この価格のマンションを購入すれば、安全に一人暮らしのマンションを購入できるはずです。

マンションの頭金：300万円
返済期間：35年に設定
金利：固定金利とする（1.3％）
管理費など：月々30,000円

一人暮らしのマンションを購入するとなると、悩むのはマンションの広さですよね。大きすぎてももったいないし、逆に小さすぎても生活しづらいしで、お困りの方は多いでしょう。

ここでは、一人暮らしマンションのサイズを目的やライフプランで決める際にオススメのサイズ感を解説します。

広さは40~50㎡程度。コンパクトながらキッチンや居住スペースと寝室、キッチンを分けることができるので、生活スペースの狭さを感じることは少ないでしょう。

また、このサイズの一人暮らし向けマンションは「コンパクトマンション」と呼ばれ、独身で仕事をする人用に作られていることが多いです。つまり、駅や都心部に近いところに物件が存在しているので、会社通勤なども考慮して購入を検討できます。

また、マンションを売却する際も比較的人気の間取りなので、売却もスムーズに行うことができるでしょう。

コンパクトな広さのマンションなので、物件の価格はそこまで高くありません。都心部に行けば少し値段は高くなりますが、2,000万円前後での購入も可能です。地方なら1,000万円ほどから購入できるマンションもあるので、手を出しやすいのではないでしょうか。

このような人に1LDKのマンションはおすすめです。

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2LDKのマンションは独身なら全く問題ない広さがあります。

広さは約50~70㎡ほどのサイズ。キッチンや居住スペース、寝室を分けられるのはもちろん、もう一つ部屋が余るので、自分のプライベート部屋として使うことも可能です。

また、自分が将来的に結婚して同居するパートナーが現れた場合も、スペースに問題なく住み続けることが可能な広さとなっています。

2LDKの物件は広さがあることから、売却を検討してからすぐに買い手が見つかるケースが多くなっています。老夫婦や新婚生活をする夫婦にも非常に人気があるためです。

マンション自体の価格は少し高くなってしまいます。3,000万円ほど出せば購入できるでしょう。ただし、都心の場合はより費用がかかってしまうので、潤沢な資金がないと、住宅ローンを組むのは難しいかもしれません。

このような人に2LDKのマンションはおすすめです。

3LDKは家族向けのマンションですが、一人暮らしで購入しておけば、将来的に家族暮らしも十分可能です。

広さは60~80㎡程度。キッチンや居住スペース、寝室を分けられるのはもちろん、加えて2つ部屋があるので、自分のプライベート部屋として使ったり、ゲストルームとして利用したりすることも可能です。

また、余った部屋をAirbnbなどの部屋を貸すサービスとして使うことも可能でしょう。

都心部では6,000万円ほど。地方でも4,000万円ほどの資金が必要ですが、使い方によって大きなメリットを受けることが可能です。経済的な余裕があるなら購入を検討してみても良いでしょう。

このような人に3LDKのマンションはおすすめです。

最後に、一人暮らしマンションの選び方を考えてみましょう。購入後満足できる物件を選ぶためのポイントを紹介します。

独身の場合、将来的にライフスタイルが変わることもあります。そのため、売却することも考えてマンションを選んだ方がいいです。

たとえば、駅が近い、買い物がしやすいなど、自分が住みやすいと感じる利便性の高いマンションを購入しておけば、売却もしやすいでしょう。

資金計画に関してもしっかりと考慮してマンションを購入しておいた方がいいです。

返済負担率が自分の年収の25〜35%程度のラインを守って、マンションを購入すれば、無理なく返済できると考えられます。返済のこともしっかりと考えてマンション購入しましょう。

広さと間取りにおいてもしっかりとイメージして購入することをおすすめします。

購入してから広すぎる・狭すぎると感じてしまったり、生活しづらい間取りの物件を購入してしまったりすると、ローンを返済するまで住みづらい物件で生活することを強いられてしまうからです。

広さや間取りはしっかりと考慮した上で、入念に選びましょう。

一人暮らしのマンションを選ぶ際に新築か中古かを迷う方も多いことでしょう。もちろん、新築の方が価格は高く、中古の方がお手頃価格で購入できます。

新築の場合は設備が全て新しく質の高い生活を送れる可能性が高いです。

一方、中古の場合は選べる物件が多いというメリットがあります。また資産価値を重視するなら中古マンションの方が価格の下落が緩やかというメリットもあります。

このようなそれぞれのメリット・デメリットを考えて購入を決めた方が良いでしょう。

いざ購入するマンションを選ぶときは、生活に便利な設備の付いた物件を選ぶことで、日々の利便性や生活水準にも影響しますし、売却するときに買い手が決まりやすくなるケースもあります。

例えば、「宅配ボックス」があれば一人暮らしでも宅配物を受け取りやすいですし、「24時間ゴミ出し可」なら好きな時にゴミを捨てられます。

高齢の方や女性の一人暮らしなどは「防犯カメラ」や「オートロック」で全方位きちんとカメラのあるマンションであれば、一人暮らしでもより安心した生活が送れるはずです。

単身者がマンションを購入する際には「結婚した際にどうするのか」考えておく必要があるでしょう。

結婚が決まりマンション購入を後悔しないように単身者のマンション購入で抑えるべきポイントを紹介していきます。

単身者のマンション購入で抑えるべきポイントは以下の3つです。

単身者がマンションを購入する場合、資産価値が下がりにくい物件を選択するようにしましょう。
結婚して住み替えが必要になった場合でも賃貸や売りに出しても借り主や買い手が見つかりやすいメリットがあります。

資産価値の下がりにくい物件は、住みやすい間取りであることはもちろん、交通や生活の利便性が高い物件であることがポイントです。

例えば「駅から徒歩10分以内に位置している」「最寄駅が複数の沿線が交わる駅」「近隣に商業施設がある」などの物件は需要が高く資産価値が下がりにくい物件の条件になります。

マンションを購入する際には、周辺の住環境にも目を向けるといいでしょう。

住宅ローン控除とは10年以上の住宅ローンを組んで不動産の購入や増改築をおこなった場合に適用される所得控除です。

住宅ローン控除が使えない物件の場合、売りに出した際に資産価値が下がったり購入希望者が現れにくかったりする可能性があります。
なお、住宅ローン控除には適用条件があるため該当する物件なのか確認が必要です。

一人暮らしの単身者向けの物件の場合、住宅ローン控除の床面積50㎡以上の条件を満たさない可能性があるので購入する際には注意するようにしましょう。

マンションは、誰でも使いやすい「使い勝手の良い間取り」を選ぶことをおすすめします。

結婚してライフスタイルが変わった際や賃貸・売りに出した場合に好まれるのはスタンダードな間取りです。
とくに、好みに特化した奇抜な間取りは賃貸や売りに出す際に借り主や買い手が見つからず負債になるリスクが高まります。

マンションを購入する際は、ご自身の好みの間取りであることも大切ですが「誰しもが使いやすい間取りかどうか」も視野に入れて購入するといいでしょう。

本記事では一人暮らしのマンション購入について紹介してきました。結論としては、自分の目的やプランに合わせてマンションを購入することが大切です。

たとえば、将来的に売却するビジョンがあるのなら1LDK、将来的に長く暮らすなら3LDKと言ったように選ぶことが大切でしょう。

また、一人暮らし用マンションを購入する際の注意点も紹介してきました。注意点を踏まえて、自身に合ったマンションを選ぶことが大切です。

あとは、年収負担率25%〜35%以内の物件で、購入後に無理なく返済できるマンションを購入しましょう。

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