年収1,000万円のマンション購入の住宅ローンの相場は?返済するポイントを解説
女性
結論、年収1,000万円で購入できる中です。 古マンションの適正 価格は「5,000万〜6,000万円」
年収に見合った物件を選ばなければ、住宅ローンの返済で生活が困窮するリスクがあります。
中古マンション購入を検討している年収1000万の方は、住宅ローンの相場や無理なく返済するポイントを把握しておきましょう。
この記事では、年収1000万が購入できる中古マンションの適正相場について、詳しく解説します。
住宅ローン相場や無理なく返済するポイントも併せて解説しますので、最後まで読んで中古マンション購入の参考にしましょう。
この記事でわかること
- 年収1,000万円で購入できる中 古マンションの適正 価格は「5,000万〜6,000万円」
- 年収1,000万円の手取り収入は「750万〜850万円」程度
- 年収1,000万円の住宅ローンの相場は「月々16.5万~21万円程度」
- 頭金を増やして住宅ローンを組めば、月々の返済負担を軽くできる
- 借入金額・期間は定年までに完済できるよう設定する
記事の目次
- 1年収1,000万円で購入できる中古マンションの価格は「5,000万〜6,000万円」
- 1.1住宅購入の適正倍率は年収の「5〜6倍」
- 1.2住宅ローンの返済負担率は「20〜25%」が理想
- 2年収1,000万円の生活レベル
- 2.1年収1,000万円の手取り収入は「750万〜850万円」
- 2.2年収1,000万円以上の世帯は15%未満
- 2.3手取り収入と生活費のバランス
- 2.4年収1,000万円世帯の貯蓄額の中央値は「1,000万円」
- 3年収1,000万円の住宅ローンの相場は「月々16.5万~21万円程度」
- 4年収1,000万円の住宅ローンシミュレーション
- 4.1【返済負担率別】住宅ローンシミュレーション
- 4.2【返済期間別】住宅ローンシミュレーション
- 4.3【金利タイプ別】住宅ローンシミュレーション
- 5年収1,000万円で購入できる中古マンションの特徴
- 5.1東京23区の場合
- 5.2大阪府大阪市の場合
- 5.3福岡県福岡市の場合
- 6年収1,000万円で無理なく返済するポイント
- 6.1①頭金を増やせば月々の返済負担を軽くできる
- 6.2②ペアローンや収入合算の特徴を理解する
- 6.3③住宅ローン控除を活用する
- 6.4④生活費から逆算して無理のない返済額を決める
- 6.5⑤管理費・修繕積立金など毎月の維持費を考慮する
- 6.6⑥定年までに完済できる借入金額にする
- 6.7⑦将来的な利息の上昇リスクに備えた返済計画を立てる
- 6.8⑧将来的に収入が減少するリスクを考慮する
- 6.9⑨繰上返済を検討する
- 7年収1,000万円でも無理のない返済計画を立てよう
年収1,000万円で購入できる中古マンションの価格は「5,000万〜6,000万円」
結論から言うと、年収1,000万円で購入できる中古マンションの価格は「5,000万〜6,000万円」です。
年収1000万円に限らず、中古マンションを購入する際は自分の年収に合った適正価格の見極める必要があります。
中古マンション購入の際には、次のポイントを押さえて物件を選びましょう。
年収に対する物件の適正相場を把握するポイント
- 住宅購入の適正倍率は年収の「5〜6倍」
- 住宅ローンの返済負担率は「20〜25%」が理想
それぞれのポイントを押さえて、年収1000万円が購入できる物件価格を確認しておきましょう。
住宅購入の適正倍率は年収の「5〜6倍」
住宅購入の適正倍率は年収の「5〜6倍」が相場です。
つまり年収1000万円の場合は、5000万〜6000万円程度の物件を選びましょう。
実際、住宅金融支援機構であるフラット35の「2022年度利用者調査」によると、融資種別別の平均年収倍率は次の通りでした。
融資種別 | 平均年収倍率 |
土地付き注文住宅 | 7.7倍 |
新築マンション | 7.2倍 |
建売住宅 | 6.9倍 |
注文住宅 | 6.9倍 |
中古マンション | 5.9倍 |
中古戸建て住宅 | 5.7倍 |
中古マンション購入の場合は、平均で年収の5.9倍の住宅ローンを組んでいます。中古マンションを購入する際には、年収の5〜6倍を目安に物件を探しましょう。
住宅ローンの返済負担率は「20〜25%」が理想
住宅ローンの返済負担率は「20〜25%」が理想です。
返済負担率とは、収入に対する住宅ローンの返済額を示した割合を意味します。フラット35の「2022年度利用者調査」によると、中古マンション購入者の平均返済負担率は次の通りでした。
返済負担率 | 割合 |
30%以上 | 8.3% |
25〜30% | 21.0% |
20〜25% | 18.7% |
15〜20% | 21.6% |
10〜15% | 18.7% |
10%未満 | 11% |
最も多い年収倍率は15〜20%で、全体の21.6%でした。年収倍率20%未満であれば、毎月住宅ローンを返済しても生活に余裕が生まれます。
年収倍率20〜25%であれば、住宅ローンを返済しても生活が困窮することなく、ある程度豊かな生活を維持できます。
しかし年収倍率25%を超えた場合は、住宅ローンの返済で生活が困窮するリスクがあり、おすすめできません。反対に年収倍率が低すぎると、返済期間が長くなり利息によって総返済額が割高になるため注意が必要です。
住宅ローンを組む場合は年収の20〜25%を目安に、返済計画を立てましょう。
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年収1,000万円の生活レベル
年収1000万で中古マンションを購入するためには、まず年収1000万の生活レベルを正確に把握しておく必要があります。
「年収1000万は高給取り」のイメージがある方もいるでしょうが、実際はどの程度の生活を送れるのか知らないケースが多いです。
「年収1000万になったら中古マンションを購入しよう」「年収1000万はどの程度の生活ができる?」など疑問に思っている方は、年収1000万の生活レベルを確認しておきましょう。
年収1,000万円の手取り収入は「750万〜850万円」
年収1000万円の手取り収入は「750万〜850万円」程度が相場です。
年収1000万は総支給額が1000万なので、社会保険料やもろもろの税金を差し引いた手取り額は750万〜850万円程度に下がります。
年収1000万あっても税金で150万〜250万円ほど差し引かれることを考慮して、中古マンション購入計画を立てましょう。
手取り月収は「63万〜71万円程度」
年収1000万の手取り収入は750万〜850万円ほどなので、手取り月収は「63万〜71万円」程度です。
国税庁が実施した「令和4年度民間給与実態統計調査 」によると、給与所得者の平均給与は458万円でした。
年間ボーナスが月収3ヶ月分だと仮定した場合、年収458万円の平均月収は約30万円です。
さらに社会保険料や各種税金を差し引かれた後の手取り額は、約24万円ほどになります。
以上のことをふまえても、手取り月収「63万〜71万円」ほどになる年収1000万は、高給取りと言えるでしょう。
年収900万円を超えると所得税率が33%になるため注意
年収900万円を超えると所得税率が33%になるため注意が必要です。
日本の所得税は、累進課税制度が導入されているため、年収が高いほど納税額が高くなります。
累進課税制度とは、課税価格が一定額を超えると税率が上がる制度です。
年収から各種所得控除や経費を引いた「課税所得」が、900万円を超えた場合、所得税の税率が23%から33%へ引き上げられます。
そのため、年収900万円を超えると一気に手取り収入が減少してしまうため、注意しなければなりません。
賃貸なら20万円台に住める
年収1000万あれば、賃貸で家賃20万円台の物件に住めます。
全国賃貸管理ビジネス教会が公表しているデータによると、2023年10月度の全国平均家賃は次の通りでした。
賃貸間取り | 1部屋の物件 | 2部屋の物件 | 3部屋の物件 |
北海道 | 43,399円 | 52,152円 | 63,374円 |
東京都 | 68,422円 | 85,078円 | 94,281円 |
大阪府 | 55,482円 | 67,970円 | 72,445円 |
広島県 | 48,505円 | 60,324円 | 67,152円 |
福岡県 | 47,124円 | 62,170円 | 69,933円 |
合計 | 50,871円 | 58,922円 | 66,745円 |
東京都で3部屋の物件でも、平均10万円以下で借りられます。
そのため、家賃20万円台は都市部のタワーマンションなど豪華な物件が多いです。
年収1,000万円以上の世帯は15%未満
年収1000万は高給取りのイメージがありますが、全国的に見ても年収1000万円以上の世帯は15%未満です。
厚生労働省が公表した「2022年度国民生活基礎調査」によると、所得金額階級別の世帯数割合は次の通りでした。
所得金額 | 割合 |
100万円未満 | 6.7% |
100万〜200万円 | 13.0% |
200〜300万円 | 14.6% |
300〜400万円 | 12.7% |
400〜500万円 | 10.3% |
500〜600万円 | 8.4% |
600〜700万円 | 7.3% |
700〜800万円 | 6.2% |
800〜900万円 | 4.9% |
900〜1000万円 | 3.6% |
1000万円以上 | 12.6% |
年収1000万を超える世帯は全体の12.6%しか存在しません。
そのため、年収1000万以上の世帯はかなり高収入であり、余裕を持った生活を送れます。
手取り収入と生活費のバランス
年収に対する中古マンションの適正価格相場を把握するために、手取り収入と生活費のバランスを知っておくことが大切です。
住宅ローンを組む際には、収入と支出のバランスを考慮して計画的な返済計画を立てる必要があります。
総務省統計局が公表した「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、月々の生活費のバランスは次の通りでした。
生活費項目 | 全国平均 | 年収1,000万円想定 |
食費 | 81,888円 | 97,141円 |
住居費 | 18,652円 | 42,899円 |
水道光熱費 | 24,524円 | 27,154円 |
家具・家事用品費 | 12,390円 | 16,473円 |
被服費 | 9,493円 | 15,711円 |
保険医療費 | 14,797円 | 19,134円 |
交通・通信費 | 41,535円 | 68,998円 |
教育費 | 11,439円 | 28,433円 |
教養・娯楽費 | 27,619円 | 41,054円 |
その他 | 48,529円 | 86,501円 |
合計支出額 | 272,213円 | 400,599円 |
年収1000万の手取り月収は、63万〜71万円が平均なので、生活費を差し引いても23万〜31万円ほどは貯蓄に回せます。
年収1,000万円世帯の貯蓄額の中央値は「1,000万円」
年収1,000万円世帯の貯蓄額の中央値は「1,000万円」です。
金融広報中央委員が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、年収1000万〜1200万円世帯の貯蓄率・貯蓄中央値は、次の通りでした。
項目 | 年収1000万〜1200万円世帯 |
貯蓄率 | 85.8% |
中央値 | 1,000万円 |
年収1000万の世帯の貯蓄中央値は、ちょうど1000万でした。
そのため、年収1000万の世帯が中古マンションを購入する際には、十分な頭金を用意して住宅ローンを組めるでしょう。
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年収1,000万円の住宅ローンの相場は「月々16.5万~21万円程度」
年収1000万円の住宅ローンの相場は「月々16.5万~21万円程度」です。
年収1000万の手取り月収は、63万〜71万円程度・生活費はおおよそ40万円ほどが相場です。そのため、月々16.5万〜21万円ほど住宅ローンを支払っても、生活が困窮することなく無理のないペースでローンを返済していけます。
また、住宅ローンの年収負担率は20〜25%が理想なので、手取り収入750万〜850万円の理想の返済額は150万〜210万円ほどです。
月々16.5万~21万円程度の返済額であれば、年収負担率20%ほどで住宅ローンを組めます。
年収1,000万円の住宅ローンシミュレーション
中古マンションを購入する際には、住宅ローンの返済計画を慎重に立てる必要があります。
中古マンション購入後に、住宅ローン返済で、生活が困窮しないように無理のない返済計画を立てることが大切です。
年収1000万で中古マンションを購入する際に住宅ローン返済計画を、シミュレーションで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【返済負担率別】住宅ローンシミュレーション
年収1000万で中古マンションを購入する際の、住宅ローン返済シミュレーションを返済負担率別に紹介します。
返済負担率によって、月々の返済額・総返済額がどの程度変わるのか、把握しておきましょう。
シミュレーション条件は、次の通りです。
【返済負担率別】住宅ローンシミュレーション条件
- 金利:2.050%
- 借入期間:35年
- 返済負担率:20%
- 金利タイプ:全期固定・10年固定(11年目から変動)・変動の3条件
なお、金利はフラット35で融資率9割以上の場合に最も多い年2.50%を採用しています。
返済負担率別の住宅ローンシミュレーションは、次の通りです。
返済負担率 | 月間返済額 | 年間返済額 | 借入可能額 |
20% | 16万7,000円 | 200万円 | 5,002万円 |
25% | 20万8,000円 | 250万円 | 6,230万円 |
30% | 25万円 | 300万円 | 7,488万円 |
35% | 29万2,000円 | 350万円 | 8,000万円 |
そのため、借入上限額が8,000万円に設定されているため、返済負担率35%の場合は上限いっぱいの借入可能額が算出されました。
返済負担率が高いほど借入可能額が多くなります。しかし住宅ローン返済で生活が困窮しないように、無理のない借入金額で住宅ローンを組みましょう。
【返済期間別】住宅ローンシミュレーション
返済期間によっても、借入可能額や毎月の返済額が変動します。なぜなら、借入期間が長いほど余裕を持ってローンを返済できますが、短い借入金額では月々の返済額が高くなるからです。
次の条件で、住宅ローンシミュレーションを行います。
【返済期間別】住宅ローンシミュレーション条件
- 金利:2.050%
- 借入期間:35年
- 返済負担率:20%
- 金利タイプ:全期固定・10年固定(11年目から変動)・変動の3条件
なお、金利はフラット35で融資率9割以上の場合に最も多い年2.50%を採用しています。
返済期間別の住宅ローンシミュレーションは、次の通りです。
返済期間 | 月間返済額 | 年間返済額 | 借入可能額 |
25年 | 16万7,000円 | 200万円 | 3,917万円 |
30年 | 16万7,000円 | 200万円 | 4,487万円 |
35年 | 16万7,000円 | 200万円 | 5,002万円 |
【金利タイプ別】住宅ローンシミュレーション
金利によって、住宅ローンの総返済額は大きく変動します。固定金利が変動金利のどちらを採用するかで、総返済額に大きく影響するため慎重に選びましょう。
金利別の住宅ローンシミュレーションを、次の条件を行います。
【金利タイプ別】住宅ローンシミュレーション条件
- 金利タイプ:全期固定・10年固定(11年目から変動)・変動の3条件
- 借入期間:35年
- 返済負担率:20%
金利タイプ別の住宅ローンシミュレーションは、次の通りです。
金利タイプ | 月間返済額 | 年間返済額 | 総返済額 |
全期固定 (2.05%) |
16万6,917円 | 200万3,004円 | 7,010万5,007円 |
10年固定 (0〜10年目:2.5% →11年目〜:1.5%) |
0〜10年目:17万8,747円 11年目〜:15万9,351円 |
0〜10年目:213万4,964円 11年目〜:191万2,212円 |
6,925万4,880万円 |
変動
|
0〜10年目:17万8,747円 11〜20年目:16万8,881円 21年目〜:16万2,906円 |
0〜10年目:214万4,964円 11〜20年目:202万6,572円 21年目〜:195万4,872円 |
7,103万8,443円 |
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さらに、金利の低い住宅ローンや無理のない返済計画のサポートも行っております。
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年収1,000万円で購入できる中古マンションの特徴
不動産価格はエリアによって大きく変動します。
エリア別の年収1000万円で購入できる中古マンションの特徴を把握しておけば、どこで物件を購入するべきか判断できます。
「東京」「大阪「福岡」の3大都市部別に、年収1000万円で購入できる中古マンションの特徴を紹介しますので、物件選びの参考にしてください。
東京23区の場合
年収1000万あれば5,000万円台の中古マンションを購入できます。東京23区の場合は、広々としたリビングがある3LDKの物件などを購入できます。
他にも年収1000万あれば、東京23区で築年数の浅い1LDKや2LDKの物件も購入対象です。
東京23区は不動産価格が最も高いエリアなので、中古マンション価格が高騰しています。
大阪府大阪市の場合
大阪府大阪市の場合、年収1000万あれば4LDKの広々とした中古マンションを購入できます。
年収1000万は大阪府大阪市で、1世帯が暮らすのに十分な中古マンションを購入できる年収です。
福岡県福岡市の場合
福岡県福岡市の場合、年収1000万あれば3LDKのタワーマンションを購入できます。
地方都市である福岡県福岡市の場合、年収1000万あれば広々とした4LDKの築浅マンションも購入可能です。
年収1,000万円で無理なく返済するポイント
年収1000万あっても、計画的に住宅ローンを組まなければ返済が苦しくなる可能性があります。
無理なく住宅ローンを返済するために、次のポイントを押さえておきましょう。
年収1,000万円で無理なく返済するポイント
- ①頭金を増やせば月々の返済負担を軽くできる
- ②ペアローンや収入合算の特徴を理解する
- ③住宅ローン控除を活用する
- ④生活費から逆算して無理のない返済額を決める
- ⑤管理費・修繕積立金など毎月の維持費を考慮する
- ⑥定年までに完済できる借入金額にする
- ⑦将来的な利息の上昇リスクに備えた返済計画を立てる
- ⑧将来的に収入が減少するリスクを考慮する
- ⑨繰上返済を検討する
それぞれのポイントを押さえて、無理のない住宅ローン返済計画を立ててください。
①頭金を増やせば月々の返済負担を軽くできる
住宅ローンを無理なく返済するポイントとして、頭金を多く支払っておくことが大切です。
頭金を増やせば月々の返済負担を軽くできます。
なぜなら、頭金が増えれば借入金額・借入期間を減少させて、少ない利息で住宅ローンを完済できるからです。
住宅ローンを組む際には、できるだけ頭金を多く支払っておくと、中古マンション購入後の返済が楽になります。
頭金の目安は住宅購入代金の「1〜2割程度」
頭金の目安は住宅購入代金の「1〜2割程度」が目安です。
例えば、5000万円の中古マンションを購入する際には、頭金を500〜1000万円程度支払っておくと、余裕を持って住宅ローンを返済できます。
無理にして頭金を多く支払いすぎると、住宅購入後の急遽の出費に対応できなくなる可能性があるため注意しましょう。
②ペアローンや収入合算の特徴を理解する
住宅ローンを無理なく返済するポイントとして、ペアローンや収入合算の特徴を理解することが大切です。
ペアローンや収入合算は、夫婦が共同で住宅購入をする際に使用できます。それぞれの特徴を把握しておけば、世帯収入を合算して融資を受けやすくなります。
ペアローン
ペアローンとは、夫婦や親子で住宅ローンを2つ契約する方法です。
それぞれが債務者となり、お互いに連帯保証人となることで、1世帯で2つの住宅ローンを組めます。
ペアローンの特徴は、2人とも住宅ローン控除を受けられて、団体信用生命保険に加入できることです。
世帯収入が1000万円の場合は、2人でペアローンを組めば高額融資を実現できます。
ただし、それぞれが住宅ローンを組むため、事務手数料などの諸費用が2倍かかってしまうため注意しましょう。
収入合算の連帯債務型
収入合算は、夫婦や親子の収入を合算させて住宅ローンを受ける方法です。
収入合算には「連帯債務型」と「連帯保証型」の2種類があります。連帯債務型とは、収入合算を行った2人ともが債務者となり、返済義務が生じる制度です。
連帯債務型は、住宅ローン控除を受けられる特徴があります。
収入合算の連帯保証型
収入合算の連帯保証型とは、収入合算を行った1人が債務者となり、もう1人が連帯保証人となる制度です。
債務者が住宅ローンを返済できなくなった場合は、連帯保証人に返済義務が生じます。
多くの金融機関では、収入合算を連帯保証型で取り扱っていますが、住宅ローン控除を利用できない特徴があります。
③住宅ローン控除を活用する
無理なく住宅ローンを返済するために、住宅ローン控除を活用しましょう。
住宅ローン控除とは、「年末時点での住宅ローンの残高の0.7%」を住宅購入後の一定期間、所得税・住民税に控除できる制度です。
中古マンション購入を行った年に、確定申告を行うことで住宅ローン控除を申請できます。詳しくは、下記の国税庁のサイトで住宅ローン控除の方法を紹介していますので、中古マンション購入の前に確認しておきましょう。
参照元|国税庁「住宅ローン控除を受ける方へ」
④生活費から逆算して無理のない返済額を決める
中古マンションを購入する際には、生活費から逆算して無理のない返済額を決めましょう。
月々の出費と収入を計算して、毎月手元に残る貯蓄を算出してください。例えば、手取り月収70万円で毎月の出費が40万円の場合は、30万円が貯蓄として残ります。
30万円のうち15万〜20万円ほどを住宅ローン返済に充てても、貯蓄をしながらローンを支払っていけます。
生活が困窮するような住宅ローン返済計画を立てないように、普段の出費と収入から逆算して借入金額を設定してください。
⑤管理費・修繕積立金など毎月の維持費を考慮する
中古マンションを購入する際には、管理費・修繕積立金など毎月の維持費を考慮することが大切です。
マンションを購入すると、管理費・修繕積立金などのランニングコストが発生します。
住宅ローンの返済だけでなく、他に生じるランニングコストを想定して、月々の返済可能額を算出しましょう。
⑥定年までに完済できる借入金額にする
中古マンション購入で無理なく住宅ローンを返済するポイントとして、定年までに完済できる借入金額にすることが重要です。
定年後は現役時代より収入が一気に減少し、月々の住宅ローン返済が苦しくなる可能性があります。
また定年後は、病院や介護施設などに通う可能性が高くなるため、できるだけ余分な出費を減らしておく方がいいでしょう。
住宅ローンを組む際には、安定した収入がある現役時代にローンを完済できるよう、借入金額を設定してください。
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都内を中心に売却しやすい資産価値の高い中古マンション購入のご提案をしています。
さらに、金利の低い住宅ローンや無理のない返済計画のサポートも行っております。
今ならご面談でAmazonギフトカードを10,000円分プレゼントしているので、気になる人はぜひお気軽にご相談ください!
⑦将来的な利息の上昇リスクに備えた返済計画を立てる
住宅ローンを無理なく返済するポイントとして、将来的な利息の上昇リスクに備えた返済計画を立てることが大切です。
変動金利で住宅ローンを組む場合は、5年に1度金利が見直されます。金利が上昇した際に、利息が増えて計画よりも総返済額が高くなるリスクがあるため、注意が必要です。
⑧将来的に収入が減少するリスクを考慮する
住宅ローンを組む際には、将来的に収入が減少するリスクを考慮しておきましょう。
現在年収が1000万円あったとしても、将来会社が倒産したり怪我や事故によって働けなくなったり、収入が減少する可能性があります。
現在の年収1000万円に合わせて住宅ローンを組んだ場合、収入が減少してからローン返済が難しくなるでしょう。
借入可能額いっぱいまでローンを組むのではなく、収入がなくなっても貯蓄で半年は返済できる借入金額に設定することをおすすめします。
⑨繰上返済を検討する
住宅ローンを無理なく返済するポイントとして、繰上返済を検討しましょう。
繰上返済とは、通常の返済に加えて余剰でローンを返済する方法です。ボーナスや急な収入があった際に、繰上返済でローンの元金を減らしておくと、今後の生活が楽になります。
なお、繰上返済には返済期間を短くする「返済期間短縮型」と、月々の返済額を減らす「返済額軽減型」の2種類があります。
ライフスタイルと今後の収入・出費をふまえて、どちらの方法で繰上返済するべきか検討しましょう。
年収1,000万円でも無理のない返済計画を立てよう
この記事では、年収1000万が購入できる中古マンションの適正相場について、詳しく解説しました。
年収に合った物件選びのコツと住宅ローンを無理なく返済するポイントを押さえておくことが、中古マンション購入において大切です。
この記事のまとめ
- 年収負担率20〜25%で住宅ローンを組むと返済しやすい
- 年収倍率5〜6倍程度の物件が適正相場
- 中古マンション購入前に住宅ローンシミュレーションを実施する
- 利息の変動リスクを理解して、住宅ローンの金利タイプを選ぶ
- 年収1000万あっても将来収入が減少するリスクを考慮しておく
年収1000万あれば、地方都市のタワーマンションや都市部の広々とした3LDKなど、豪華な中古マンションを購入できます。
しかし計画的な住宅ローン返済計画を立てなければ、将来ローン返済に苦しむかもしれません。
中古マンション購入の際には、住宅ローンを無理なく返済するポイントを押さえて、年収に合った物件を選んでください。
ieyasu(イエヤス)では、予算設定やエリアの選定からサポートしています。
都内を中心に売却しやすい資産価値の高い中古マンション購入のご提案をしています。
さらに、金利の低い住宅ローンや無理のない返済計画のサポートも行っております。
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20代でもローンが通りやすいサービス「ieyasu」
20代・一人暮らしでの住宅ローンは投資に関する懸念や、勤続年数や年収が安定していないという理由から、審査に通過できないことが多いです。
しかし、ieyasuでは、20代の一人暮らしの方でも住宅ローンの審査通過率が95%以上となっています。また、審査通過率だけでなく、金利の低さや保証内容など、あなたにとってベストな金融機関の提案に優れています。
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ieyasuはなんで住宅ローンに強いの?
ieyasuが20代でも住宅ローンが通りやすい理由
- 投資懸念され通りにくい20代・単身でもieyasuからならOKと金融機関と提携している
- 一般的には提携銀行のみ、ieyasuは全国の金融機関にヒアリング
- 一般的には金融機関申込1件に対してieyasuは最低でも4社以上
- 一般的には頭金10~20%に対してieyasuはフルローンが可能
- 一般的にローン代行手数料11万かかるところ、ieyasuでは正規仲介手数料のみ
購入後は住宅ローンがあなたのパートナーになる。
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審査に通過するのはもちろんですが、自分にとって最適な金融機関でないと意味がありません。
ieyasuでは、30~50の金融機関にヒアリングをしてあなたにとってベストな金融機関を探します。
一般的には提携銀行1社のみの紹介、かつ利用条件が厳しい中、ieyasuでは、
「頭金を入れることができない」「低金利で組みたい」などお客様のご要望に添える金融機関をご提案します。
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