中古マンションの探し方のコツ12選を紹介!不動産会社の選び方やよくある質問を解説

中古マンションの探し方のコツ12選を紹介!不動産会社の選び方やよくある質問を解説
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中古マンションってどうやって探せばいいの?

このように中古マンションを購入する際に、探し方が分からず悩んでいませんか?

中古マンションの探し方は、不動産会社に依頼したり自分でネット検索したりとさまざまな方法があります。

中古マンションの探し方で重要なポイントは、自分が求める条件を整理しておくことです。
自分が求める条件を整理した上で、中古マンションを探すと理想の物件を見つけて購入できます。

中古マンション購入を検討している方は、中古マンション探しのコツと不動産会社の選び方を把握しておきましょう

この記事では、中古マンションの探し方のコツを12個ご紹介します。

不動産会社の選び方や中古マンション購入でよくある質問を併せて解説しますので、最後まで読んでマンション購入の参考にしてください。

この記事でわかること

  • 中古マンションを探す前に条件を整理することが大切
  • 中古マンションの周辺情報や管理情報は事前にチェックしておく
  • 中古マンション購入前に対象物件の口コミやハザードマップを確認しておく
  • 不動産会社を通して中古マンションを購入する際は、信頼できる業者を見極める

記事の目次

  1. 1中古マンションの探し方のコツ12選
  2. 1.1①中古マンションを探す前に条件を整理する
  3. 1.2②マンション周辺の環境をチェックする
  4. 1.3③マンションの管理状況を確認する
  5. 1.4④間取りや内装は条件に合っているか確認する
  6. 1.5⑤リノベーションができる中古マンションかチェックする
  7. 1.6⑥メンテナンス費用をチェックする
  8. 1.7⑦騒音や住民トラブルがないか口コミサイトで確認する
  9. 1.8⑧新耐震基準を満たしているか確認する
  10. 1.9⑨洪水や土砂崩れなど自然災害で損傷を負うリスクを確認する
  11. 1.10⑩資産価値が落ちる可能性がないかチェックする
  12. 1.11⑪大手不動産会社と地域密着型の不動産会社を使い分ける
  13. 1.12⑫物件検索サイトはこまめにチェックする
  14. 2中古マンションを購入するメリット
  15. 2.1新築マンションより価格が安い
  16. 2.2希望エリアを選択できる
  17. 2.3周辺環境を確認できる
  18. 2.4実際の物件を見学できる
  19. 2.5入居までの時間を短くできる
  20. 3中古マンションを探す際の「よくある質問」
  21. 3.1Q1:不動産会社に依頼すべき?
  22. 3.2Q2:不動産会社を選ぶポイントは?
  23. 3.3Q3:買ってはいけないマンションは?
  24. 3.4Q4:管理費・修繕積立金が「安すぎる」「高すぎる」物件は問題ない?
  25. 4中古マンションの探し方を理解いて理想のマンションを見つけよう

中古マンションの探し方のコツ12選

中古マンション購入を検討している方は、理想の物件を探すためのコツを押さえておくことが大切です。

不動産購入で失敗しないために、中古マンションの探し方のコツを確認しておきましょう。
中古マンションの探し方のコツは、次の12個です。

中古マンションの探し方のコツ12選

  • ①中古マンションを探す前に条件を整理する
  • ②マンション周辺の環境をチェックする
  • ③マンションの管理状況を確認する
  • ④間取りや内装は条件に合っているか確認する
  • ⑤リノベーションができる中古マンションかチェックする
  • ⑥メンテナンス費用をチェックする
  • ⑦騒音や住民トラブルがないか口コミサイトで確認する
  • ⑧新耐震基準を満たしているか確認する
  • ⑨洪水や土砂崩れなど自然災害で損傷を負うリスクを確認する
  • ⑩資産価値が落ちる可能性がないかチェックする
  • ⑪大手不動産会社と地域密着型の不動産会社を使い分ける
  • ⑫物件検索サイトはこまめにチェックする

それぞれのコツを押さえて中古マンションを探せば、物件購入後に後悔するリスクを軽減できます

理想の中古マンションを購入するために、12個のコツを押さえて実践しましょう。

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①中古マンションを探す前に条件を整理する

Photo byStockSnap

中古マンションの探し方のコツとして、まずは条件を整理することが大切です。

中古マンションと一口に言ってもさまざまな物件があるため、自分が購入したい中古マンションの条件を整理する必要があります。

物件の条件を整理する際には、次のポイントを確認しておきましょう。

中古マンションの条件を整理する際の確認ポイント

  • 中古マンション購入の予算を決める
  • 中古マンションの築年数を決める
  • 住みたいエリアを決める
  • 物件の間取り・広さを決める

それぞれのポイントを重視して、中古マンション購入前に条件を整理しておきましょう。

中古マンション購入の予算を決める

物件の条件を整理する際には、中古マンション購入の予算を決めましょう。

中古マンション購入の予算には、初期費用とランニングコストの2種類があります。

初期費用は物件価格を含めた、仲介手数料やローン手数料などの諸費用が当てはまります。

中古マンション購入時に支払う初期費用の目安は、年収の5倍程度がおすすめです。

ランニングコストは、中古マンション購入後に発生する「ローン返済額」「管理費」「修繕積立金」を指します。

マンション購入時に貯蓄をすべて使い切ってしまえば、ランニングコストを支払えずに生活が困窮するリスクがあるため注意しましょう。

中古マンションを購入するために、「いくら程度の物件を購入するのか」予算を決めて、頭金額の設定や住宅ローン返済計画を立てておいてください。

中古マンションの築年数を決める

物件の条件を整理する際は、中古マンションの築年数を決めておきましょう。

中古マンションは築年数が経過するほど購入価格が低くなりますが、資産価値も減少します。

不動産流通機構のREINSが公表した「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)」によると、中古マンションの平均成約価格は次のように変化しました。

築年数 平均成約価格
築0〜5年 6,638万円
築6〜10年 6,193万円
築11〜15年 5,543万円
築16〜20年 5,250万円
築21〜25年 4,290万円
築26〜30年 2,832万円
築31〜 2,193万円
築年数が古くなるほど資産価値が減少していき、築25年を超えると大幅に下落していきます。

将来、中古マンションを売却する予定があるなら、資産価値が下がりにくい築年数の物件を探すことが大切です。

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住みたいエリアを決める

中古マンションの条件を整理する際には、住みたいエリアを決めておくことも重要です。

通勤距離や周辺環境・施設の有無、治安の良さなどは、住むエリアによって異なります。

特に子どもがいる家庭では、生活の利便性の他に幼稚園や学校の有無、病院や公園までの距離などを考慮しておきましょう。

実際に住んでからの生活を考えて、住みたいエリアを決めておくことをおすすめします。

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物件の間取り・広さを決める

マンションの条件を整理する際には、物件の間取りや広さを決めておくことも重要です。

中古マンションを購入する際には、「世帯人数に合った間取りか?」「生活する上で不自由のない広さか?」など、自分の生活に合った間取り・広さの物件を探してください

国土交通省が公表している「住生活基本計画における水準について」によると、世帯人数ごとの快適に暮らせる広さは、次の通りです。

世帯人数 最低居住面積水準 誘導居住面積水準(都市型) 誘導居住面積水準(一般型型)
1人 25㎡ 40㎡ 55㎡
2人 30㎡(35㎡) 55㎡(55㎡) 75㎡(75㎡)
3人 40㎡(35㎡) 75㎡(65㎡) 100㎡(87.5㎡)
4人 50㎡(45㎡) 95㎡(85㎡) 125㎡(112.5㎡)
※カッコ内は5歳以下の児童が1名いる場合の面積

「最低居住面積水準」とは最低限健康で文化的な生活を送れる面積を指し、「誘導居住面積水準」とは各世帯住人が快適に豊かな生活ができる面積です。

将来的なことを見据えて、家族が増えることを考慮して物件の間取りや広さを決めると、中古マンション購入で失敗しにくいです。

②マンション周辺の環境をチェックする

中古マンションの探し方のコツとして、周辺環境をチェックしておくことが大切です。

中古マンションを購入した後に、どのようなエリアで暮らすのか周辺の環境によって生活が左右されます。

周辺環境をチェックする際には、次のポイントを確認しておきましょう。

チェックしておくべきマンション周囲の環境

  • 生活の利便性:買い物のしやすさ、病院の有無や距離など
  • 交通環境:最寄り駅までの距離、最寄り路線の数、自宅周辺道路の交通量など
  • 育児環境:幼稚園や保育園などの保育施設の有無、学校・塾などの教育施設の有無、子どもが遊べる公園までの距離など
  • 地域環境:治安の良さや騒音・悪臭トラブルの可能性、エリアの雰囲気など

自分や家族のライフスタイルを考慮して、生活に適した環境がマンション周辺に整っているか確認しておきましょう。

③マンションの管理状況を確認する

中古マンションの探し方のコツとして、マンションの管理状況を確認しておきましょう。

管理状況の良いマンションは、清掃が行き届いて常に綺麗で快適な生活を実現できます。反対に管理状況の悪いマンションは、住み心地が悪くなりマンション住民が減少するリスクがあります。

マンションの住民が減ると修繕積立金が不足して、十分にメンテナンスができなくなる可能性があるため要注意です。

マンションの管理状況を確認する際は、次のポイントをチェックしておきましょう。

チェックしておくべきマンションの管理状況を項目

  • 駐車場・駐輪場は管理が行き届いているか
  • エントランスはきれいに掃除されているか
  • ゴミ置き場は散乱していないか

それぞれの項目が満たされている中古マンションであれば、適切に管理されている可能性が高いです。

駐車場・駐輪場は管理が行き届いているか

マンションの管理状況を確認するために、駐車場・駐輪場の管理が行き届いているかチェックしておきましょう。

駐輪場に自転車が散乱していたり駐車場にゴミや汚れが目立っていたりする場合は、マンションの管理が行き届いていない可能性が高いです。

あまりにも駐車場や駐輪場が荒れているマンションは、住民の民度が低い可能性があるため注意しましょう。

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エントランスはきれいに掃除されているか

マンションの管理状況をチェックするために、エントランスがきれいに掃除されているか確認しておきましょう。

エントランスにホコリやゴミが溜まっていたり、電球が切れたり古い張り紙が放置されていたりする場合は、マンションの管理が行き届いていません。

反対にエントランスがきれいなマンションは、管理が行き届いている可能性が高いです。

ゴミ置き場は散乱していないか

マンションの管理状況を確認する際は、ゴミ置き場が散乱していないかチェックしておきましょう。

ゴミ置き場はある程度の匂いや散乱は仕方がありませんが、エントランスまで悪臭が臭ったりゴミが処理されず山積みになっていたりする場合は管理が行き届いていません。

内覧の際にはゴミ置き場とエントランスの状態をチェックして、マンションの管理状況を確認しておいてください。

④間取りや内装は条件に合っているか確認する

Photo byStockSnap

中古マンションの選び方のコツとして、間取りや内装は条件に合っているか確認しておきましょう。

世帯人数やライフスタイル・趣味嗜好に合わせて、理想の間取りや内装を兼ね備えたマンションを探すことが大切です。

新築であれば内装が理想通りのマンションでも、中古マンションの場合は経年劣化で設備の劣化している可能性があります。

中古マンションを選ぶ際には、故障・破損した設備は修繕されているのか確認しておきましょう

⑤リノベーションができる中古マンションかチェックする

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中古マンションの選び方のコツとして、リノベーションの可否をチェックしておきましょう。

中古マンションを安い価格で購入してリノベーションする方がいますが、その場合は購入する物件がリノベーションできるか事前に確認しておかなければなりません。

マンションは規約や構造によって、リノベーションができない物件もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

マンション購入後にリノベーションを検討している方は、対象物件がリノベーションのできる中古マンションかチェックしておきましょう。

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⑥メンテナンス費用をチェックする

中古マンションの探し方のコツとして、メンテナンス費用をチェックしておいてください。

メンテナンス費用をチェックするために、次のポイントを押さえておきましょう。

中古マンションのメンテナンス費用を確認するチェック項目

  • 共用設備のメンテナンス費用
  • 管理費の値上げ計画をチェック
  • 水回りのリフォームの有無

それぞれの項目をチェックして、メンテナンス費用が高額になるマンションか確認してから購入を検討してください。

共用設備のメンテナンス費用

中古マンション購入後のランニングコストを推測するため、共用設備のメンテナンス費用を確認しておくことが大切です。

機械式駐車場やフィットネスジム・バーや温泉など、豪華な共用設備が充実しているマンションもあります。

住民にとって嬉しい設備ですが、共用設備が劣化して修理・交換する際には、高額なメンテナンスが必要です。

共用設備のメンテナンス費用がどの程度発生するのか、長期的に暮らすことをふまえて確認しておきましょう。

管理費の値上げ計画をチェック

管理費の値上げ計画をチェックしておけば、マンション購入後のランニングコストを推測できます。

現状の管理費だけでなく将来的に値上げする計画があるのか、確認しておくことが大切です。

管理費の値上げ計画は、管理会社や不動産会社に問い合わせて確認しておきましょう。

水回りのリフォームの有無

マンションのメンテナンス費用が発生する箇所として、水回りが多いです。トイレやお風呂場・キッチンなどの水回りは、マンションの構造部分より劣化が早い特徴があります。

マンションの寿命は鉄筋コンクリート造であれば120年以上持つと言われていますが、水回りの寿命は10〜30年ほどと短いです。

過去に水回りがリフォームされている中古マンションであれば、しばらくはメンテナンスの必要がありません。

しかし築年数が古くて水回りのリフォームがされていない物件は、マンション購入後に水回りのメンテナンス費用が発生する可能性があります。

メンテナンス費用を抑えるために、購入を検討している物件が過去に水回りのリフォームを行っているかチェックしておいてください。

⑦騒音や住民トラブルがないか口コミサイトで確認する

中古マンションの探し方のコツとして、騒音や住民トラブルがないか口コミサイトで確認することをおすすめします。

マンション住民間のトラブルは、住んでみないと分からないことが多いです。せっかく購入したマンションで、騒音や住民トラブルは避けたいものでしょう。

中古マンション購入前に、口コミサイトで騒音や住民トラブル発展がないかチェックしておくと、トラブルに巻き込まれるリスクを軽減できます。

また内見時に、マンション住民の様子や壁の薄さをチェックしておけば、騒音トラブルや住民トラブルを未然に回避できます。

⑧新耐震基準を満たしているか確認する

地震大国の日本では、マンション購入前に物件の耐震性能を確認しておくことが大切です。

中古マンションの選び方のコツとして、新耐震基準を満たしているか確認しましょう。

建築基準法の耐震基準は1981年6月1日に改正されており、それ以前に建てられた中古マンションは現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。

中古マンションを購入する際には、新耐震基準を満たしているか確認してから購入を検討してください。

⑨洪水や土砂崩れなど自然災害で損傷を負うリスクを確認する

日本で起きる自然災害は、地震だけではありません。中古マンションを選ぶ際には、洪水や土砂崩れなど自然災害で損傷を負うリスクを確認しておきましょう。

水辺や山に近い物件は、洪水や土砂崩れなど自然災害に巻き込まれるリスクがあります。

自然災害のリスクを確認するために、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」で中古マンション周辺のリスクをチェックしておいてください。

⑩資産価値が落ちる可能性がないかチェックする

中古マンションを探す際には、資産価値が落ちる可能性がないかチェックしておきましょう。

資産価値が高いマンションは、売却して運用することもできます。

投資用マンションとして不動産購入を検討している方や、将来的に売却を検討している方は、購入する中古マンションの資産価値の推移を確認しておいてください。

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東京23区の中古マンションは資産性が高い

東京23区の中古マンションは資産性が高い傾向があります。なぜなら、不動産の資産価値は需要によって変動するため、主要都市である東京23区内の中古マンションは資産性が高くなるからです。

公益財団法人東日本不動産流通機構が公表した「首都圏不動産流通市場の動向(2022年)」によると、首都圏の都道府県別の中古マンション平均成約価格は次の通りでした。

エリア 平均成約価格
首都圏 4,276万円
東京都 5,333万円
埼玉県 2,743万円
千葉県 2,603万円
神奈川県 3,477万円
首都圏の中でも東京都の平均成約価格が圧倒的に高額です。資産運用の目的で中古マンションを購入するなら、東京23区の資産性が高い物件を検討しましょう。

ieyasu(イエヤス)では、売却を考慮した資産価値の高い中古マンション購入のご提案を得意としています。

都内23区人気エリアからおすすめ物件のご案内を行っています。さらに、金利の低い住宅ローンのご案内と無理のない返済計画のサポートもお任せください。

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⑪大手不動産会社と地域密着型の不動産会社を使い分ける

中古マンションの探し方のコツは、大手不動産会社と地域密着型の不動産会社を使い分けることです。

大手不動産会社と地域密着型の不動産会社では、それぞれ強みや特徴が異なります。

それぞれの特徴を理解して、自分に合った理想の中古マンションを探しましょう。

大手不動産会社の特徴

大手不動産会社の特徴は、膨大な物件数を持っていることです。

特に全国展開している大手不動産会社の場合は、全国各地に物件を所有しており、希望エリアの中古マンションを紹介してくれます

ただし大手不動産会社は担当者の転勤もあるため、希望エリアに精通していない人材が担当者として対応する可能性もあります。

さらに物件数は多いものの、一つひとつの物件の詳細を把握していない可能性があるので要注意です。

地域密着型の不動産会社の特徴

地域密着型の不動産会社の特徴は、対応エリアの詳細を熟知していることです。

対象の物件だけでなく、周辺環境・施設の有無やおすすめポイントなど地元民しか知らないような情報を保有しています。

そのため中古マンションの周辺情報をリサーチして、物件選びをする際に心強いです。

しかし、地域密着型の不動産会社は保有している物件数が少なく、エリア外の中古マンションは取り扱っていません

広範囲で中古マンションを探したい方には、地域密着型より全国展開している大手不動産会社が向いています。

⑫物件検索サイトはこまめにチェックする

中古マンションの探し方のコツとして、物件検索サイトはこまめにチェックしておきましょう。

物件検索サイトは毎週更新されるケースも多く、日々情報が変化していきます。昨日まで掲載されていなかった物件が、今日は載っている可能性もあるので、こまめにチェックしておいてください。

条件の良い物件は他の購入希望者に先を越される可能性があるため、スピーディーな対応が求められます。

理想の中古マンションを購入するために、条件を整理してこまめに物件をチェックしておくことが大切です。

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中古マンションを購入するメリット

中古マンションを購入することで、次のようなメリットが得られます。

中古マンションを購入するメリット

  • 新築マンションより価格が安い
  • 希望エリアを選択できる
  • 周辺環境を確認できる
  • 実際の物件を見学できる
  • 入居までの時間を短くできる

どれも新築マンションでは得られないメリットばかりです。中古マンション購入を検討している方は、それぞれのメリットを確認しておきましょう。

新築マンションより価格が安い

Photo bynattanan23

中古マンションを購入するメリットは、新築マンションより価格が安いことです。

不動産は築年数が経過するほど、資産価値が下がる傾向があり、新築より中古の方が価格が安くなります。

住宅金融支援機構のフラット35の利用者調査によると、2022年度の全国平均所要資金は次の通りでした。

マンション種別 平均所要資金
新築マンション 4,848万円
中古マンション 3,157万円
新築と中古では、約1,700万円も平均所要資金に差が生じました

初期費用を抑えてマンション購入をしたい方は、新築より中古マンションがおすすめです。

希望エリアを選択できる

中古マンションを購入するメリットは、希望エリアを選択できることです。

新築マンションの場合は、今広告が出ていない限り、2年ほどは建築する予定がありません

いつ建つか分からない新築マンションを待っていては、不動産購入のタイミングを逃します。

中古マンションであれば、希望エリアの中から空きのある物件を探せば、すぐに購入できます

会社への通勤や子どもの通学を考えて、希望エリア内で物件を購入したい方は中古マンション購入を検討してください。

周辺環境を確認できる

中古マンションを購入するメリットは、周辺環境を確認できることです。

すでに建築された中古マンションを購入するため、購入前に周辺施設や環境を徹底的にリサーチできます。

周辺環境はエリアによって異なるため、新築マンションより希望エリアを選びやすい中古マンションの方が、理想の環境で物件を購入しやすいです。

実際の物件を見学できる

中古マンションを購入するメリットは、実際の物件を見学できることです。

新築マンションではモデルルームを見学して、建築される物件の内装や間取りをチェックします。

しかし中古マンションでは、実際の物件を見学して内装や間取り・雰囲気をチェックできるため、より確実性を持って購入に踏み切れます。

自分の目で住む部屋を見て購入を検討できることが、中古マンションを購入するメリットです。

入居までの時間を短くできる

Photo bytigerlily713

中古マンションを購入するメリットは、入居までの時間を短くできることです。

一般的に新築マンションの場合は、広告を掲載してから2〜4年ほど建築作業に時間がかかります。
そのため広告を見て応募して入居するまでに、2〜4年経過するケースもあります。

しかし中古マンションの場合は、購入を決断してから入居するまでに半年もかかりません。
住宅ローン審査などスムーズに進めば、1〜2ヶ月ほどで入居できるケースもあり、スピードが早いです。

中古マンションを探す際の「よくある質問」

中古マンションを探す際には、さまざまな疑問が生じるでしょう。中古マンションを探す際の「よくある質問」をまとめましたので、参考にしてください。

中古マンションを探す際の「よくある質問」

  • Q1:不動産会社に依頼すべき?
  • Q2:不動産会社を選ぶポイントは?
  • Q3:買ってはいけないマンションは?
  • Q4:管理費・修繕積立金が「安すぎる」「高すぎる」物件は問題ない?

それぞれの質問の回答を確認して、中古マンション購入に役立てましょう。

Q1:不動産会社に依頼すべき?

Photo byTumisu


中古マンションは不動産会社に依頼せず、自分で不動産ポータルサイトで検索して探せます。

「仲介手数料も発生するし、自分で探したい」と考えている方は、不動産会社に依頼した場合と自分で検索サイトで探した場合のメリット・デメリットを比較検討してください。

不動産会社にサポートしてもらうのがおすすめ

結論から言うと、中古マンション探しは不動産会社にサポートしてもらうことをおすすめします

なぜなら自分で不動産ポータルサイトから検索するより、不動産会社にサポートしてもらった方が疑問や不安を解消しながら物件を購入できるからです。

不動産会社は、マンション購入に関する専門知識を持った担当者が、不動産購入をサポートしてくれます。

まずは、不動産会社に依頼する場合のメリット・デメリットを確認しておきましょう。

不動産会社に依頼する場合のメリット

不動産会社に中古マンション探しを依頼する場合のメリットは、次の通りです。

不動産会社に依頼する場合のメリット

  • 検索サイトにない不動産情報を紹介してくれる
  • 物件や不動産取引に関する注意点を教えてくれる
  • 不動産取引のプロに相談できる

不動産会社はREINSと呼ばれる不動産情報サイトにアクセスできるため、一般人より多くの物件情報を保有しています。

中古マンション探しを不動産会社に依頼するメリットは、自分で検索してヒットする物件情報の他に、非公開で保有している物件情報を紹介してもらえることです。

さらに専門知識が多く疑問や不安点が生じる不動産取引において、不動産のプロが相談・注意しながらサポートしてくれます

不動産取引のプロにいろいろと相談ができるため、意思決定がしやすくなります。

不動産会社に依頼する場合のデメリット

不動産会社に依頼する場合のデメリットは、次の通りです。

不動産会社に依頼する場合のデメリット

  • 一度に提案される物件数が少ない
  • 再提案に時間がかかる
  • 仲介手数料が発生する
  • 悪徳業者も存在する

不動産会社に中古マンション探しを依頼すると、担当者を通して物件を探してもらうため、一度に紹介される物件が2〜5件ほどと少ないです。

さらに他の物件を紹介してもらいたい時には、再提案のためマッチする物件を探す時間がかかります

不動産会社を通して中古マンションを購入した場合は、仲介手数料が発生するためコストがかかります
なお仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円 ×消費税」ですが、中には法外な手数料を請求したり売りつけたい物件を無理に紹介したりする悪徳業者も紛れています。

不動産会社に依頼する際は、悪徳業者に騙されないよう注意しましょう。

自分で検索サイトで探すメリット

不動産会社に依頼するメリット・デメリットの次は、自分でポータルサイトから物件を探すメリット・デメリットを確認しておきましょう。

自分で検索サイトで探すメリットは、次の通りです。

自分で検索サイトで探すメリット

  • 手軽に情報収集ができる
  • 仲介手数料を削減できる

自分で中古マンションを探す際は、スマートフォンやパソコンから不動産ポータルサイトにアクセスして検索するだけです。
そのため、移動中や自宅など場所を選ばずに手軽に中古マンションを探せます

さらに自分で探し出した物件を購入した場合は、不動産会社に依頼していないため仲介手数料が発生しません

仲介手数料は数十万単位になる高額な出費なので、費用を抑えられる点は大きなメリットです。

自分で検索サイトで探すデメリット

自分で検索サイトで探すデメリットは、次の通りです。

自分で検索サイトで探すデメリット

  • 物件の注意点が分かりにくい
  • 疑問点を相談できない
  • いつまでも情報収集ができるので決めにくい

不動産会社に依頼すれば物件の注意点を教えてくれますが、自分一人で中古マンション探しを行っている場合は、注意喚起してくれる担当者がいません

また何か疑問が生じた際に相談することもできず、専門知識を自分で勉強する必要があります

さらに不動産ポータルサイトは常に更新されて、いつまでも情報収集ができるため、ダラダラとマンション探しを行ってしまう可能性があります。

Q2:不動産会社を選ぶポイントは?

中古マンションの探し方のコツを理解しても、不動産会社を選ぶ際に悩んでしまう方もいるでしょう。

不動産会社を選ぶポイントとして、信頼できる担当者を見極めることが大切です。

不動産会社を選ぶ際のコツを把握して、中古マンション探しをサポートしてくれるパートナーを見つけましょう。

担当者の信頼性で選ぶ

まず不動産会社を選ぶポイントとして、担当者の信頼性で選ぶことが重要です。

売れ残っている物件を強引に売りつける悪徳業者や、希望条件に合う物件をなかなか紹介してくれない相性の悪い担当者に、中古マンション探しを依頼してもマンション購入が失敗してしまいます。

大切なことは会社のネームバリューではなく、担当者の実績やスキルなどから「この人に中古マンション探しを任せてもいい」と思える方と一緒にマンション購入を行うことです。

信頼できる仲介担当者を選ぶコツ

信頼できる仲介担当者を選ぶコツは、次の質問を投げかけてみましょう。

女性

女性

危険な中古マンションはどんなマンションですか?それを判断してくれますか?

この質問に答えられる担当者であれば、信頼できる人材でしょう。

危険な中古マンションを答えられなかったり判断できなかったりする担当者は、スキルや知識が不足しているため要注意です。

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リフォームをワンストップで依頼できる

中古マンションを購入してリノベーションしたい場合は、リフォームをワンストップで依頼できる業者を選びましょう。

リノベーション・リフォームをワンストップで依頼できる業者を選ぶと、不動産会社と別にリフォーム会社を探す手間を軽減できます

さらにリフォーム金額を含めて住宅ローンを借りたい場合、ワンストップの会社に依頼しておくと必要書類をスムーズに用意してくれるため、審査までの時間を短縮できます。

中古マンションのリノベーションを希望している方は、仲介業務とリフォームをワンストップで依頼できる会社を探してください。

Q3:買ってはいけないマンションは?

中古マンションを探す際には「買ってはいけないマンションの特徴」を把握しておきましょう。

買ってはいけないマンションの特徴は、次の通りです。

買ってはいけないマンションの特徴

  • 管理費・修繕積立金の滞納者がいる
  • 将来売却が難しい
  • 周辺相場より割高な物件
  • 災害リスクが高い
  • 事故物件
  • 既存不適格物件

それぞれの理由を解説しますので、上記の特徴に当てはまる物件は注意してください。

管理費・修繕積立金の滞納者がいる

管理費・修繕積立金の滞納者がいる中古マンションは、おすすめできません。

なぜなら、管理費・修繕積立金の滞納者がいる場合は、マンションのメンテナンス費用が不足する可能性が高いからです。

管理費・修繕積立金によって、マンションの管理・メンテナンスの費用を賄っています。しかし、管理費・修繕積立金の滞納者がいる場合は、十分な費用を集められずマンションの手入れや管理・メンテナンスができません

不動産会社に管理費・修繕積立金の滞納者がいるか確認してもらってから、購入を検討しましょう。

将来売却が難しい

将来売却が難しい中古マンションも、購入をおすすめできません。

将来、マンションが不要となり売却したい時に、買い手が見つからないような物件は避けましょう

具体的には、都市部から離れた郊外や駅から徒歩10分以上歩いたエリアのマンションは、買い手がつきにくく将来売却が難しいです。

他にも築年数が古かったり周辺環境が悪かったりすると、買い手が見つからないため、いざという時に売却ができません。

周辺相場より割高な物件

周辺相場より割高な物件は、購入費用が高額になるためおすすめできません。

中古マンションを探す際には、周辺相場を確認して適切な価格で売りに出されているか、確認してから購入しましょう

災害リスクが高い

せっかく購入した物件が、地震や洪水・土砂崩れなどの災害で損壊する事態は避けたいものです。

中古マンションを選ぶ際は、災害リスクが高い物件はやめておきましょう。

ハザードマップを確認して、災害リスクの低いマンションを探してください。

事故物件

事故物件は、おすすめできない物件です。事故物件とは過去に人が亡くなっている物件だけでなく、次のような物件も該当します。

事故物件の条件

  • 火災や事故・事件で人が亡くなっている物件
  • 物件の周辺で事件・事故があった物件
  • 騒音や悪臭など問題がある物件
  • 大気・土壌汚染が発生する物件
  • 墓地や宗教団体が近くにある物件
  • 暴力団事務所が近くにある物件

事故物件は「事故・事件の後に誰かが一人住めば告知事項がなくなる」ため、事前に知らされずに住んでしまう可能性があります。

そのため、中古マンションを選ぶ際には不動産会社に訪ねるだけでなく、インターネットでも対象物件で事故や事件が起きていないか確認しておきましょう。

既存不適格物件

既存不適格物件を見つけても、購入しないようにしましょう。

既存不適格物件とは、建設当初は問題なくとも現在の建築基準法に違反する物件です。そのため、建て替えた場合は現在の間取り・敷地面積で建て直せないケースが多いです。

既存不適格物件は、購入してもリスクしかないため、選んではいけません。

Q4:管理費・修繕積立金が「安すぎる」「高すぎる」物件は問題ない?

中古マンションを選ぶ際には、物件価格だけでなく管理費や修繕積立金を確認しておく必要があります

管理費・修繕積立金が「安すぎる」「高すぎる」物件は、あまりおすすめできません。

適切な管理費・修繕積立金で運営しているマンションを選ぶために、適正価格を把握しておきましょう。

管理費・修繕積立金の平均金額は2〜3万円

管理費・修繕積立金の平均金額は2〜3万円です。

マンションによって条件は違いますが、国土交通省が公表した「マンション総合調査」によると管理費・修繕積立金の平均金額は次の通りでした。

項目 平均月額(一戸あたり)
管理費 10,862円
修繕積立金 12,268円
そのため、管理費・修繕積立金あわせて2〜3万円より、大幅に安い・高い物件は要注意です。

大幅に安い物件は...

大幅に安い物件は、管理費・修繕積立金が集まっていない可能性が高いです。

住民から管理費・修繕積立金を収集できず、金額を相場より下げているケースが多いです。

そのため管理費・修繕積立金が大幅に安い物件を購入すると、将来的に十分な管理・メンテナンスができず、長く住めないかもしれません。

大幅に高い物件は...

管理費・修繕積立金が大幅に高い物件は、不必要な設備がマンションにある可能性が高いです。他にも管理組合の決定によって、急激な値上げをした可能性もあります。

管理費・修繕積立金が大幅に高い物件を購入してしまうと、毎月余分なランニングコストを支払わなければなりません

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この記事のまとめ

  • マンションは築年数が古くなるほど資産価値が落ちる
  • 郊外や駅から遠いマンションは売却が難しい
  • マンションの管理費・修繕積立金の相場は2万〜3万円程度
  • 不動産会社に依頼する際は信頼できる担当者がいる会社を選ぶ
  • リノベーション可否や水道リフォームの有無を事前に確認しておく

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